2007年 12月 19日

「アイ・アム・レジェンド」

映画『アイ・アム・レジェンド』ニューヨークでプレミア上映会開催

【12月12日 AFP】映画『アイ・アム・レジェンド(I Am Legend)』のプレミア上映会が11日、ワーナー・ブラザーズ(Warner Brothers)主催により、ニューヨーク(New York)のマジソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)にあるワム・シアター(Wamu Theater)で開催され、出演者らが登場した。(c)AFP/Getty Images


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同名小説3度目の映画化。パンフレットには前2作の世界観について書いてあって、
一つ目がベトナム戦争、二つ目がブラックパワーとある。ジョリティーが感じる
マイノリティ勢力拡大の恐怖がこの映画のであるとすれば、アフリカ系アメリカ人という
マイノリティのウィル・スミス主演の今度の映画はなに対する恐怖なのか、パンフレットの
ライターは911だと言うがそれは対象が違う。確かに911を髣髴とさせる前半の荒涼とした
街の風景や、サバイバル要素は悪くない。ところが後半から出てくるダーク・シーカーズは
基本的には単なる敵であり、そこに深い意味を見出すことはできない。途中で出合う
生き残りも何か意味ありげにブラジルと言う単語が出てくるがほぼ同様だ。
この映画が中途半端に終わった原因はそこにある。アフリカ系が主人公だからと言って
ラテンやアジアという新たなマイノリティを持ってきても意味がないので、組織内の敵が
恐怖の対象と思っていたが肩透かしをくらった。この災いの元となる女性科学者は
エマ・トンプソン、捕まえたダーク・シーカーも生き残りの一人も女性だが、
こちらも何の意味もない。

さてウィル・スミスの映画としては、前作の息子との共演に続き、娘との共演。
お約束の肉体美は当然あるが、今回はスティーヴィー・ワンダーではなく
ボブ・マーリーだった。

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登録日:2007年 12月 19日 23:19:53

妄想女「エンジェル」の一生?

<第57回ベルリン国際映画祭>「Angel」上映会開催 - ドイツ

【ベルリン/ドイツ 18日 AFP】8日から18日まで開催される、第57回ベルリン国際映画祭(The 57th Berlin International Film Festival、Berlinale)で17日、「Angel」の上映会とフォトコールが行われた。
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(c)AFP/JOHN MACDOUGALL

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まずはタイトル・ロールを演じたロモーラ・ガライについて、映画とIMDBでの写真では
印象が違う。IMDBの一枚目はケイト・ブランシェットに似ている。ということはエラが
少し気になるということだ。この映画の中では赤いドレスのときが一番きれい。
最近の映画ではスカーレット・ヨハンソンの『タロットカード殺人事件』に主人公の
居候先の友人役で、キーラ・ナイトレイの『つぐない』ではキーラの妹役を演じる
女優の一人として出演している。

この映画は大傑作だと言うつもりはないが、とても興味深い。ヒロインのエンジェルは
本を読むより書くことが好き。それも取材もせずに自分の想像力に任せて書く。
それを出版社に送りつけ、出版の話が出たときに明らかな間違いを指摘されても、
一文字一句変えるつもりはないと言い張り出版させる。出来上がったのは低俗な
恋愛小説、それが人気を呼び舞台化されるといかにも陳腐な内容の劇となる。
もうこれだけで現代日本の携帯小説やその映画化作品のようで笑ってしまう。
しかもこれがオリジナル脚本ではなく、監督が発掘してきた50年代の小説で、
その作者名がエリザベス・テイラーというのだから出来すぎた話だ。

パンフレットによるとエンジェルに対して原作は最後まで辛辣で、映画はそれに比べると
同情的とのことだが、映画から受ける印象としてはエンジェルがかつて憧れていた豪邸
パラダイスと夫を手に入れるまでのエンジェルに対する監督の視線はシニカルで、
テクニカラーを屈指した黄金時代のハリウッド・オマージュで語られる様子はコメディの
領域に達している。終盤、時代やパートナーに取り残されることになるエンジェルに
関しては不幸を畳み掛けることなくゆっくりと描くことで不幸の度合いを和らげ、
彼女が堕ちてゆく様子を少し離れた視点から描く、これを同情的と見るかどうかは
ともかく(シャーロット・ランプリング演じるハーマイオニーに彼女の人生を
肯定させるのはやや違和感が残る)、映画としてはうまく物語を締めている。
やはり無意味に派手な衣装や言動等の彼女の勘違いぶりが印象に残る。

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登録日:2007年 12月 19日 23:10:34

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