2008年 02月 13日
「ぜんぶ、フィデルのせい」
<第1回ローマ映画祭>フランス映画『La Faute a Fidel』上映会 - イタリア
【ローマ/イタリア 15日 AFP】13日に開幕した第1回ローマ映画祭(1st RomaFilmFest 正式名称:Cinema Festa Internazionale di Roma)で14日、エクストラ部門に出品されているフランス映画『La Faute a Fidel(原題)』の上映会が開催された。写真は上映会場に姿をみせる(左から)イタリア俳優のステファノ・アッコルシ(Stefano Accorsi)、フランス人女優のNina Kervel-Bay、監督のジュリア・ガヴラス(Julie Gavras)。(c)AFP ALBERTO PIZZOLI
ぜんぶ、フィデルのせい/La Faute à Fidel
予告でお馴染みの仏頂面のアンナが、家が貧乏になる前からあの顔をしていて笑った。
オープニングで母方の親戚の華やかな結婚式の様子を見せておきながら、父方の
親戚の悲しい出来事をさらりと描いて。この映画が思ったよりシリアスな映画だと
分からせてくれる。次第に左翼運動に傾倒してゆく両親を横目に見ながらアンナが
"キョーサンシュギってなに!!"となる過程は予想通りながらも面白い。
両親はやがてチリのアジェンダ政権に肩入れする。原作のことは知らないので
これが原作通りかは不明だが、ややチリに対する思い入れが強い気がする
(どこかにマグレブやアフリカ移民の話が少しでもあったら現代に通じる話として
成立したのではないだろうか)。この辺が左翼にかぶれたインテリのひ弱さが
出ているところだが、これも監督の計算のうちなのかもしれない。
見逃せないのはまだ幼い弟の存在で、彼はアンナと違って自我出る前なので
物事をニュートラルに見ていて、アンナとは別の視点を観客に提供している。
9歳の少女が主人公なので、最終的にベッキョやリコンという風にはならず、
家族というお決まりのところに収まるが、一応アンナ本人がそれを選んでいる
ことに成長が見て取れる。彼女の将来はどんなものだろう?数々の衣装が
印象的な映画なので左翼マインドを持ったデザイナーなんていいかもしれない。
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登録日:2008年 02月 13日 21:43:00
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