2008年 02月 24日

「ライラの冒険 黄金の羅針盤」

ニューヨークで映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』プレミア上映会開催

【12月3日 AFP】ニューヨークのジーグフェルド劇場(Ziegfeld Theatre)で2日、ニューライン・シネマ(New Line Cinema)配給の映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤(The Golden Compass)』のプレミア上映会が開催され、出演者らが姿を見せた。(c)AFP/Getty Images

AFPBB News


最近はネットなどを通して映画の情報が公開前から耳に入ってくる。「インベージョン」の追加撮影に、「アイ・アム・レジェンド」のラスト撮り直し。そういった情報を知っていると"あー、ここは追加撮影だな"などと思ってしまう。そうした前情報が無くてもこの「ライラの冒険 黄金の羅針盤」のラストには"え、ここで終わるの?"と思う人が多いだろう。監督はあと30分くらいはやりたかったのだと思うが、製作会社のからのプレッシャーがあったに違いない。

ここで問題なのは上からの無理な要求だけでなく、対処法にある。後半の構成はもっと工夫しなくてはいけなかった。終盤にあるの二つの戦いで映画を終わらせるなら二つ目が生きるようにしなくてはだめだ。さらに終盤で鍵になる人物の前半での印象が薄すぎるのも欠点。小説なら有効かもしれないが、この映画では失敗している。

物語としてはパラレル・ワールドが存在する必然性や、ダストに関する説明が不足しているのはいいとしても、主人公が羅針盤を使いこなせるようになるのが早すぎる。苦労する様子を入れていた方が効果的だっただろう。全体的にも登場人物が悩んだり葛藤したりすることなく話が進み物語に入り込むことができない。距離的にはかなり移動しているはずだが、それを感じることができない。ワイツ兄弟といえば脚本家としても知られているだけに残念だ。ダニエル・クレイグ演じるアスリエル卿などは出番が少ないだけではなく後半の行動が消化不良だ(たしかクレジットはAND)。ニコール・キッドマンはあっている役のはずなのに今ひとつノリが悪い。一番印象に残ったのは西部劇から飛び出したような気球乗りを演じるサム・エリオット、ってそれでいいのだろうか。CGクマはまあまあだったがもう少しがんばってほしかった。

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登録日:2008年 02月 24日 19:49:33

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