2008年 04月 01日

「悲しみが乾くまで」

映画『Things We Lost In The Fire』プレミア上映会にハル・ベリーら登場

【10月6日 AFP】ニューヨークのトライベッカ・グランド・ホテル(Tribeca Grand Hotel)で6日、映画『Things We Lost In The Fire』のプレミア上映会がシネマ・ソサエティ(Cinema Society)主催により開催され、女優ハル・ベリー(Halle Berry)をはじめ出演者らが出席した。(c)AFP/Getty Images

AFPBB News


悲しみが乾くまで/Things We Lost In The Fire

スサンネ・ビア監督のアメリカ進出映画。オードリー(ハル・ベリー)の夫ブライアン(デヴィッド・ドゥカヴニー)が殺害されると言う、いつものように陳腐な悲劇からはじまり、相変わらずだと思ったが、実はこれは彼女のオリジナル脚本ではなく、ありものの脚本から彼女が自分にあったものを選んだ作品だとのこと。なるほど微妙な男女関係や、カメラワークなどで持ち味は健在なものの印象はかなり違う(とくにアフリカ系と設定されていなかった配役をハル・ベリーにしたのは独自色を出したい監督の意地か)。回想シーンが思ったより多く、ここで夫がたびたび登場するが、彼に大きな秘密があるわけではない。終盤で舞台がシアトルと気付いたが、夫は先端企業で働いていたのだろう。

葬式で元弁護士、今はジャンキーのジェリー(ベニチオ・デル・トロ)が子供たちとうまく付き合っていたことを見たオードリーは彼に共同生活を申し入れ、その生活が始まる。彼が子供たちとうまくやれたのは夫がオードリーも知らない子供たちのことをジェリーに話していたからで、ジェリーが息子に対して良かれと思ってやったことがオードリーの反感を買うがこのあたりはいい感じだ。ジェリーは娘が起こしたトラブルに関してもブライアンが教えてくれたことを参考にして解決するのだが、その行為は観ている側も「それを知っていても、そういう行動をしちゃいかんだろ」と言いたくなるほどに空気が読めてない。案の定オードリーは怒り、家を出てゆくように言う。この辺はいかにも物語を進めて、ジェリーをまた薬に溺れさせるための道具としてか感じられず、やや雑に感じられる。

ハル・ベリーはオスカー受賞後ではベスト、ベニチオ・デル・トロのジャンキー演技は悪くないが、うまければうまいほど元弁護士に見えないのが難。彼のベストは今後の作品の中にあるだろう。アリソン・ローマンの使い方は中途半端。オードリーの母親は「チトル・ミス・サンシャイン」の病院の人かな。

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登録日:2008年 04月 01日 23:31:43

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