2008年 04月 27日
「大いなる陰謀」
第2回ローマ国際映画祭、レッドフォード監督『大いなる陰謀』を上映
【10月24日 AFP】(一部更新)現在開催中の第2回ローマ国際映画祭(2nd Rome Film Festival)で23日、米映画監督ロバート・レッドフォード(Robert Redford、71)の反戦映画『大いなる陰謀(Lions for Lambs)』が公開された。
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(c)AFP
予告編を見てこんなストーリーを妄想した。上院議員(トム・クルーズ)はわざと失敗する作戦を立てて、それを口実にアフガニスタン情勢を打開しようとしていた。上院議員にインタビュー中のジャーナリスト(メリル・ストリープ)は胡散臭さを感じながらも何もできない。一方犠牲になった兵士たちの大学時代の教授(ロバート・レッドフォード)には工作員という裏の顔があった。上院議員の動きに気付いた彼は、これが国家に損失をもたらすと考え、大学にいながらにしてあらゆる手を尽くして問題を解決しようとするのであった。まあ、そんな映画はトニー・スコットにでも作ってもらいましょう。
これは映画というよりは舞台劇と感じてしまう。それを一番強く感じるのは意外にもアフガニスタン山中の志願兵(マイケル・ペーニャ、デレク・ルーク)のパートである。ヘリコプターや司令部以外は二人芝居で、いかにもといった感じのセットで演じている。一方トム・クルーズ対メリル・ストリープでは、クルーズが共和党のホープを演じているが、キラキラとした誠意のない笑顔がなんとも似合っている。問題があるとすればクルーズのセリフが長くて、ここまでは切れ者ではないだろうと段々リアリティを感じなくなる点にある。メリル・ストリープが負けたという声もあるようだが、上院議員のほうが権力者なのだから一概にそうは言えないだろう。ただし最後のホワイトハウスからアーリントンへという流れはセンチメンタル過ぎて、ジャーナリストらしくない。
しかしこの映画の真のテーマは教授と学生(アンドリュー・ガーフィールド)の会話にある。欠席が多いとは言え実は優秀な学生である彼は、他の5人の誰にもなれる可能性がある。入隊しそうは無いが、自分探しの旅をして旅先で死ぬかもしれない。もしかしたら上院議員のように世間をうまく渡り歩くかもしれない。あるいは教授や記者のように苦い思いをしながらも一定の成功を収めるかもしれないのだ。すべては本人の選択にかかっている。
上院議員は次の次のを狙っているのかもしれないし、大統領ではなく大統領を操る役割も狙っているのもしれない。8年しかできない大統領よりおいしい。その辺は日本が得意分野か。
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登録日:2008年 04月 27日 23:41:37
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