2008年 05月 23日

「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」

映画『Charlie Wilson’s War』のプレミア上映会にトム・ハンクス、ジュリア・ロバーツら登場

【12月12日 AFP】ロサンゼルスで10日、ユニバーサル・ピクチャーズ(Universal Pictures)配給の映画『Charlie Wilson’s War』のプレミア上映会が開催され、出演俳優のトム・ハンクス(Tom Hanks)、出演女優のジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)をはじめ、多くの著名人が姿を見せた。(c)AFP/Getty Images

AFPBB News


チャーリー・ウィルソンズ・ウォー/CHARLIE WILSON'S WAR

ソ連をアフガニスタンから撤退させたのはレーガン、ブッシュ大統領ではなく、トム・ハンクス演じる一人の下院議員だったという政治を扱った映画だが、ゴールデン・グローブのコメディ/ミュージカル部門にノミネートされていることからも分かるように、コメディタッチでテンポ良く話は進む。ジュリア・ロバーツがいまいちという噂を聞いていてが、この程度の出番なら気にならない。物語はフィリップ・シーモア・ホフマン演じるCIAエージェントが登場するあたりから面白くなる。ちなみに登場人物の1980年当時の年齢と、演じた役者の昨年の年齢は以下の通り。
チャーリー・ウィルソン47 ジョアン・ヘリング51 ガスト・アブラコトス42
トム・ハンクス51 ジュリア・ロバーツ40 フィリップ・シーモア・ホフマン40
役作りをあまりしてない人が二人います。

ガスト絡みの話が興味深いは政治の裏側が見られるから。チャーリーを主人公にするより彼を中心にした物語のほうが良かったかもしれない。とくにギリシア移民であるガストが一世、二世はCIAから信用されなくて辛いというのが面白い。この辺はロバート・デ・ニーロ監督の「グッド・シェパード」を併せて見るといいかもしれない。そういえばトム・ハンクス夫人のリタ・ウィルソンはギリシア系で「MY BIG FAT GREEK WEDDING」という映画も作っているから、息子のコリン・ハンクすにガストをやらせればいいと思ったが、彼は前妻との子供だった。

アフガニスタンは秘密裏に支援するために様々な国にアプローチをかけて武器や資金を調達するが、敵の敵は見方理論(イスラエルからソ連製の武器を買う)で利用できるものは何でも利用する。ここはやや展開が早すぎるのが気になった、テンポがいいのは良いのだが、ここはじっくり見せてほしかった。

映画はアメリカはアフガニスタンからソ連を追い出したが、その後のケアをしなかった(チャーリーは学校建設を主張するが、受け入れられない)から911が起きたということになっているが、それは単純過ぎる意見かもしれない。映画にはクリスマス時期の公共施設にキリスト像か何かを設置するのが宗教色が出すぎて反対が出ているのでどうにかしてくれとチャーリーに陳情に来る男が登場する。ジュリア・ロバーツが演じた富豪は熱心なキリスト教徒(キネマ旬報の監督のインタビューによるとボーン・アゲイン・クリスチャン)だが、彼女はおせっかいだと感じる。何事もやり過ぎはよくない、バランスが重要だ。冷戦は微妙なバランスの上に成り立っていたのだろう。チャーリーたちはそのバランスを崩してしまったのだ。冷戦時代の方が一定の重石があっただけに構造は単純だったが、今はそうは行かない。どちらがいいとは簡単には言えそうにない。

「魔法にかけられて」のエイミー・アダムス、「ジェイン・オースティンの読書会 」のエミリー・ブラント、「P2」のレイチェル・ニコルズ(背が高い!)と最近見た映画のヒロインたちをまた見られるのは嬉しかったが、彼女たちがまったく印象に残らないのはどうしたことか。ジュリア・ロバーツを目立たせるため?エイミー・アダムスも出番が多いだけだった。

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登録日:2008年 05月 23日 21:21:38

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