2008年 07月
「テネイシャスD 運命のピックをさがせ!」
テネイシャスD映画のプレミアにジャック・ブラック登場 - 米国
【カリフォルニア/米国 11日 AFP】ニュー・ライン・シネマ(New Line Cinema)配給の新作映画「Tenacious D in: The Pick of Destiny」のプレミア上映会が9日、グローマンズ・チャイニーズ・シアター(Grauman’s Chinese Theatre)で開催され、出演者をはじめ多くの有名人が登場した。
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(c)AFP/Getty Images Stephen Shugerman
テネイシャスD 運命のピックをさがせ!/TENACIOUS D IN THE PICK OF DESTINY
「カンフー・パンダ」と同日公開のジャック・ブラック(JB)出演作はカイル・ガス(KG)とのアコースティック・メタル・デュオ、ネイシャスDの映画版。どこかのHPでオープニングの10分間は最高と言う記事を見かけたが、その10分は映画館で配っていたDVDで見ることができた。スタートはJBの子供時代、ここで子JBを演じるのは「ナチョ・リブレ」でもJBの子供時代を演じていた子役なので激似。父親はミート・ローフ、憧れのロッカーはロニー・ジェイムス・ディオ。この二人に関しては前者のことを知らないと楽しめないかもしれない、後者は後で知識を入れておけばどうにかなる。この後はディオにハリウッドに行けと言われて、全国のハリウッドを巡った後でカリフォルニアに到着して、タイトル・クレジット。そしてKGとの出会い。とここまでで10分。
この後はとても役に立つロック・トリビアが満載……されることはなく、小学生並の下ネタが続き、アホらしくて屁が出る。さらにその後は"お前ら本当にハッパ好きだなあ"(キノコもあり)という話が続く。ハッパどころかタバコすら苦手な人間はどう反応したら良いか困るが、音楽や映像ならトリップを疑似体験は出来る(本では無理だ)。それでもサタンと化したデイヴ・グロールとの対決場面は大いに楽しめた。特別出演の方々ではベン・スティラーは短め、ティム・ロビンスも同様かと思ったら多い。ちょうど「ミスティック・リバー」の原作本を読んでいたので、デイブの姿を重ね合わせながら苦笑していた。「魔法にかけられて」のエイミー・アダムスの出番は数秒。コリン・ハンクスはどこ?
映画とは直接関係ないがJBの歌声は喋るときの声と差が少なく、こうしたキャラクター勝負の作品ではそれが生きてくる。
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登録日:2008年 07月 30日 22:10:38
「ハプニング」
映画『ハプニング』プレミア上映会、出演俳優マーク・ウォールバーグら登場
【6月11日 AFP】20世紀フォックス(20th Century Fox)配給の映画『ハプニング(The Happening)』のプレミア上映会が10日、ニューヨーク(New York)のジーグフェルド・シアター(Ziegfeld Theater)で開催され、出演俳優のマーク・ウォールバーグ(Mark Wahlberg)らが登場した。(c)AFP/Getty Images
ハプニング
ネットで多様な意見を見ながら書いているとつい他人の意見を(引用もしないで)前提にして書いてしまい、意味が通じにくくなることがある。同様につい他人の意見に影響を受けすぎてそれを自分の意見として発信してしまうこともある。人は後者をパクリと言う。なぜこんな出だしかというと"M・ナイト・シャマランの特徴はどんでん返しではなく、使命を与えられた人物がそれを次第に自覚し、遂行するというものだ"ということを、映画を見て自分で思いついたのか、どこかで読んだのか記憶があやふやだからだ。パクリかどうかはともかくこのように考えるとあまり評判のよろしくない「アンブレイカブル」や「サイン」もその考え方で見ると納得できるものになっている。しかし監督の演出力が落ちているのも事実で「ヴィレッジ」でのヒロインが盲目と言う設定はやはりオチを意識したものであり、「レディ・イン・ザ・ウォーター」はあまりに未整理なために使命を果たしたところで感動はない。
この「ハプニング」はヒッチコックをスピルバーグ手法で料理したと言う趣、もっと簡単に言えば「鳥」ミーツ「宇宙戦争」となっている。敵が襲ってくる様は「鳥」、家族と行動するというのは"お家に帰ろう"スピルバーグ映画の基本だ。出演は科学教師エリオットにマーク・ウォールバーグ、似合わないと思いつつも教室にいるのは数分だけなので次第に慣れてくる。彼と少し関係がギクシャクしている妻にズーイー・デシャネル、今回は歌はなし。エリオットの同僚教師にジョン・レグイザモ、彼よりも娘ジェス役のアシュリー・サンチェスの方が印象的だ。
さて、今回この夫婦に与えられた使命はというと、はっきりとしたものはない。では何で彼らが災難から逃れられたかと言うと、(こう書くのは恥ずかしいのだが)愛である。はじめは浮気問題があっていい状態でなかった二人がこの事件の中、ジェスを守りながら関係は修復されてゆく。途中偏屈な婆さんの住む家に寄ったときにエリオットの仮説"人数が多いと奴らに狙われる"はあっさりと覆される。感情で色が変わるムード・リングも出てくるし最後には妊娠するので、恋愛感情があるときに人間から出る物質が奴らの攻撃を防いでくれたと思うのだが、他の人のときはどうだったかは当然説明できない。しかし、それを表現にするのにはきれいな映像が必要だと思うのだが、ズーイー・デシャネルが5回に1回くらいしかきれいに見えないのは困りもの。ちなみに撮影監督は『シックス・センス』『サイン』のタク・フジモト。映画の性格上、音響がわりと面白かった。それから例の婆さんの家にいるときのゴシック調の世界観にも注目。
シャマランの法則として役者が続けて出ると言うのがあるが、この次の映画から出るのは誰だろう。ハーレイ・ジョエル・オスメントにアビゲイル・ブレスリンと子役をうまく起用したシャマランだけに意外にアシュリー・サンチェスかもしれない。
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登録日:2008年 07月 29日 20:32:14
「庭から昇ったロケット雲」シャンテシネ
宇宙を目指す男を描いた「The Astronaut Farmer」プレミア上映会開催 - 米国
【ロサンゼルス/米国 22日 AFP】ワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズ(Warner Bros. Pictures)配給作品「The Astronaut Farmer」のプレミア上映会が20日、ハリウッドのシネラマ・ドーム(Cinerama Dome)で開催された。
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(c)AFP/Getty Images Kevin Winter
いわゆるシネコンだけでなく東宝系の全劇場がTOHOシネマズの名の下に統合されたのは知っているし、シャンテシネのHPがTOHOシネマズのHP内に移動するのもいい。しかし数段レベルダウンしているので困る。スケジュールを調べるのすら数回クリックしないといけない。しかも上映終了時間も混雑状況もないのだ。一日も早い改善を望む。
庭から昇ったロケット雲/THE ASTRONAUT FARMER
俳優には警官、教師、軍人といった得意とする役のほかに、実生活のイメージというものがある。ビリー・ボブ・ソーントンと言えば女好きとして知られ、アンジェリーナ・ジョリーとの結婚していた男でもある。そんな彼がこの映画では自家製ロケットで宇宙を目指すよき父親を演じている。もちろん彼の演技力でエロ親父オーラは消すことは出来る。しかし今作では妻役がヴァージニア・マドセンなのだ。「サイドウェイ」で復活するまではセクシー路線で行くしかなかった女優との組み合わせと言うのはいかがなものか、オーラ消し合戦されても困る。
民間人がロケットを打ち上げるというのは夢があっていいと思うが(お笑い事務所が作った日本映画にそういうのがあった)、実話ベースでなければ成功してはダメだろう。しかも二回目で成功だなんてバカらしい。一回目の失敗のざまは酷いもので、劇中でロケットは兵器だと言うセリフ通りに、あの失敗で死人が出ないの方がよっぽど奇跡だろう。せめて一回目の失敗で諦めて息子がNASAに入るとかにしてほしかった。ということで後半の展開が気に喰わない人にはここの部分は死ぬ直前の夢か死後の世界と考えるとスッキリする。
二人の娘を演じるのは監督・脚本のマイケル・ポーリッシュ&マーク・ポーリッシュの実の娘たち、彼女たちはかわいらしくこの映画のいいアクセントになっている。
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登録日:2008年 07月 28日 00:19:18
「スピード・レーサー」
【4月30日 AFP】アンディ・ウォシャウスキー(Andy Wachowski)と、ラリー・ウォシャウスキー(Larry Wachowski)監督の映画『スピード・レーサー(Speed Racer)』のプレミア上映会が29日、ロンドン(London)中心部のトラファルガー広場(Trafalgar Square)で開催された。
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(c)AFP
スピード・レーサー/Speed Racer
「マトリックス」ウォシャウスキー兄弟 の新作。原作は「マッハGo Go Go」、さすがに同時代では体験していないが再放送では見たような気がする。でもそれよりは懐かしのアニメ(あるいは主題歌)特集だったかもしれない。前評判がよろしくなかったが、目標の達成度はある程度高い、しかし方向性そのものが恐らく間違っていると思われる。
簡単に言うと子供向けすぎる。まずはその色彩感覚よりスピードが書いた絵が動く場面で、椅子からずれ落ちそうになった。それに加えてギャグ部門を担当するレーサー家(これが名前で両親がパパ&ママ・レーサーというのもどうにかしてほしかった)の末っ子とチンパンジー、これがウンコにカンフーもどきにトンデモニッポンと見事に低俗なのだ。それなのに物語に出てくる大手企業の裏取引は妙に複雑で、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」を思い出した。あれにもナントカ・レースが出てきたっけ。
色彩感覚に関してはもっとドラッギーなものを想像していたら単に派手なだけで健全。しかしあの世界観を観客に受け入れさせるためにはワン・クッションが必要なのにそれがないのはいかがなものか。「マトリックス」でヴァーチャル・リアリティという前提を作り出すためにあれだけ力を入れた監督とは思えない。どうせならスピードが世界を見るとあのように見えるという設定にしたらいいのに。
俳優ではエミール・ハーシュが中途半端、「イントゥ・ザ・ワイルド」の予告ではかっこよく見えるのにここではずいぶん角張って見える。というか早い話がおっさんっぽい、過渡期なのだろう。クリスティナ・リッチははまっているが出番が少ないので映えない。途中で運転する場面は良かった。マシュー・フォックスは顔を隠しているのに「バンテージ・ポイント」より良い。残りの家族もいい意味で漫画チック。謎なのはRAIN(ピ)、真田広之がいるのが武者モーターズなのだから、彼の親がやっているトゴカーンは韓日合弁企業?妹はハルコなので後妻が日本人?謎のままである。
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登録日:2008年 07月 18日 00:08:42
「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」
映画「Hot Fuzz」の全米公開に先駆け上映会開催 - 米国
【ニューヨーク/米国 11日 AFP】英国のコメディー映画「Hot Fuzz」の上映会が10日、ウォルター・リード・シアター(Walter Reade Theater)で開催され、出演者や関係者が出席した。同映画の全米一般公開は今月20日から始まる。写真は上映会に姿を見せる同映画の脚本家で主演俳優のサイモン・ペグ(Simon Pegg)。(c)AFP/Getty Images Scott Gries
ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!/Hot Fuzz
公開署名活動や各種映画のパロディが話題になっていることに少し引いてしまうかもしれないが、「JUNO/ジュノ」の台詞回しと同じように全部分からなくても雰囲気で楽しめるので、やはり面白い。そう思わせるのはギャグの感覚が優れていると言うよりは、冒頭からのテンポの良さと音楽の入れ方のうまさにあるように思う。007シリーズのデヴィッド・アーノルドによるスコアもいいが、既発曲の使い方がまた絶妙。キンクスの曲で田舎の風景を演出するのは誰でも考え付くが、そこに加わるのがグラム・ロック系の曲、それもドンドコ・リズム(グリッター・ロックってやつですか)ばかり、これが緩い田舎の情景とぴったり合うとは新発見だった。なるほどこれはアメリカ人には気付きにくいかもしれないし、外見ばかりが話題になるグラム・ロックを音楽的に考察する際に有効かもしれない。60年代のビート・バンドも80年代のニュー・ウェイヴ曲でも、それを意識した選曲になっていて統一感がある。
物語としては仕事が出来すぎてロンドンから左遷される警官ニコラス・エンジェル(サイモン・ペッグ)が赴任先の署長のバカ息子ダニー・バターマン(ニック・フロスト)とコンビを組み、初めはロンドンとのギャップに悩み、次第に村に隠された秘密を暴いてゆくことになる。主役のサイモン・ペッグもいいのだが、デブのニック・フロストは写るだけで笑える。ロンドンでチラッと出てくるマーティン・フリーマンも同様。そしてだめ押しは署長役のジム・ブロードベント、前半は出てくるだけで心が和みほんわかする、後半になると一転して(以下自粛)のも最高。この手の英国俳優が好きな人にはたまらないはず。ビル・ナイも少し出てくるが、カメオではLOTRでお馴染みの二人も登場、オスカー女優は気付きやすいだろうが、オスカー監督は言われないと気付かないかもしれない。
前半のゆったりとした空気からハードな展開となる場面では銃撃戦もいいが、その前の豪邸の大爆発が規模と物語のタイミング上で予想外なのでインパクトがある。この辺はパロディとかいう次元を超えている。白い鳩ならぬ白鳥の活躍もお見事。今年一番の映画とは思わないが、大いに楽しめた一本。「慰めの報酬」が成功しなかったら次の007はこのエドガー・ライト監督にやらせるといい。
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登録日:2008年 07月 08日 23:05:52
「告発のとき」
映画『エラの谷』ハリウッドのプレミア上映会にシャーリズ・セロンら登場
【9月15日 AFP】ハリウッドのアークライト・シネマ(Arclight Cinema)で13日、映画『エラの谷(仮題、In the Valley of Elah)』のプレミア上映会が開催され、出演者らが姿を見せた。(c)AFP/Getty Images
「クラッシュ」のポール・ハギス監督最新作、実はこの人の脚本についてはやや不満を感じていた。「ミリオンダラー・ベイビー」の甘ったるさ、「クラッシュ」の都合の良い展開と詰めの甘さ、「父親たちの星条旗」のいじりすぎた時間軸と、その辺が改善されれば完成度が高くなっていたはずなのに、そうならない居心地の悪さ。映画としてはある程度の出来だと思っても、その辺が気になってしまう。で、この「告発のとき」はどうかと言うと、あざとさは薄まったがその分面白さも失われてしまった。この手の推理物にありがちなフラッシュバックはハンク(トミー・リー・ジョーンズ)の死んだ息子マイクのケータイに残された映像として使われる(業者に復元を頼んだので徐々に判明する)。この映像は同時に生きている時のマイクが見る悪夢でもある。
この映画が残念なのは俳優たちがお決まりの役を演じている点。トミー・リー・ジョーンズは「ノーカントリー」や自身の監督作「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」で演じた時代遅れではあるが、自分の仕事ややってきたことには誇りを持ち、やるべきことは淡々とこなす男を演じている。ジョシュ・ブローリンが演じる不正が好きそうな署長は、最近どこかで見たばかり。ダメ押しはスーザン・サランドンの良き妻。惜しいのは地味目のシングル・マザーを演じるシャーリーズ・セロンで、「スタンドアップ」がなければ新境地と思ったかもしれない。意外性があったのはフランシス・フィッシャーのヌードくらいだ。
また軍にジェームズ・フランコがいたが息子がいた隊には元軍人を含む比較的無名の俳優にしたことでリアリティは出ている。彼らのイラクでの悪行や帰国してからの不祥事を描く割合も適切だ。ハンクは自分が信じてきたものに裏切られた。それは息子でもあり、軍でもある。彼らは自らの恐怖に打ち勝つために一線を越えた。この映画の主旨からするとそれを時代のせいにはしていない。ハンクにとって事件の一応の解決は新たな悪夢の始まりでもある。
最後はお馴染みのエミー・ロッサムで相関図遊び。フランシス・フィッシャーといえば「オードリー・ヘプバーン物語」の母親役、オードリーは3人いるのに母親は彼女1人。彼女の娘の父親と言えばクリント・イーストウッド、イーストウッドとエミー・ロッサムと言えば「ミスティック・リバー」、そこに出ていたティム・ロビンス、彼の私生活のパートナーと言えばスーザン・サランドン、いつか彼女と共演してほしいものだ。彼女の娘エヴァ・アムリと「スピード・レーサー」のプレミアで顔をあわせていた。
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登録日:2008年 07月 01日 23:10:24
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