2008年 08月
「コレラの時代の愛」
AFIロサンゼルス国際映画祭 クロージング作品『Love In The Time Of Cholera』上映会開催
【11月12日 AFP】1日から11日まで開催された「AFIロサンゼルス国際映画祭(AFI Fest 2007:AFI Los Angeles Film Festival)」で11日、クロージング作品『Love In The Time Of Cholera』の上映会が、ハリウッドのシネマ・ドーム(Cinerama Dome)で開催され、著名人らが出席した。(c)AFP/Getty Images
コレラの時代の愛/Love in the Time of Cholera
コロンビアの文豪ガルシア=マルケスの小説原作。監督は英国人でセリフは英語。主役はスペイン人とイタリア人。脇にはフェルナンダ・モンテネグロ(ブラジル)、カタリーナ・サンディノ・モレノ(コロンビア)といった南米出身のアカデミー賞ノミネート俳優。挿入歌はコロンビアのシャキーラ。なにかカリフォルニア巻を現地で食べたら握ったのは日本生まれの日系米国人だったみたいな感じだ。すでにアメリカ産の「君のためなら千回でも」や「硫黄島からの手紙」の作品もあるだけに見る前はそこが気になった(あれ「モーターサイクル・ダイアリーズ」はどこ資本だっけ?)。ちなみに一番ラテン・アメリカっぽいと感じるのはオープニングの動く画。
しかし実際に見ると、思ったよりも良かった。まずは文芸調にも大河ドラマにもしなかったのが成功している。決してコメディ演出ではないのだが、ある種のホラ話というべきこの話を真面目に撮っていたら失敗していただろうし、なにより最後のアレがギャグにしかならかっただろう。この位の調子の方がすんなり入ってくる。
コロンビアを舞台にした格差愛は手紙によって妄想が加速される。ヒロインのフェルミナは同じ女優が演じているが、フロレンティーノは若い俳優からハビエル・バルデムに変わる。二人がしばらく彼女の親によって引き裂かれたあとで再会したときに、このときヒロインは"あれ、この人冷静に見るとブサイクだしそんなに熱をあげるような男じゃないわ"と感じる(個人的にはハビエル・バルデムがブサイクだとは思わないが、ここではその様に機能しないと話しが前に進まない)。熱が冷めた彼女は医者と結婚するわけだが、親戚役のカタリーナ・サンディノ・モレノの方がきれいなのは気になる。少女から老女まで演じることを想定しての人選なのだろう。ジョン・レグイザモは憎まれ役を楽しそうに演じている。
ヒロインの夫が医者と言う社会的地位が高い人物である一方で、フロレンティーノも親戚の海運会社で出世する(ラブレターの達人である彼にかかるとビジネス・レターもラブレターになってしまうのが笑える)。それによってフェルミナの選択はやや揺らぐが、資産で追いついても社会的地位だけは適わないが、むしろ社会的地位は死後の砦になっている。
フロレンティーノは50年以上フェルミナを待ち続けた一方で、何人もの女性と関係を持ったことになっているが、他人にはそうは見えないと思われていると言うから、これはもしかしてフロレンティーノの幻想?と思わせるのがこの物語の面白いところで、そのように解釈するとフロレンティーノ側から見た物語だけでなく、フェルミナ側からの物語も見たくなる。
写真はジョヴァンナ・メッツォジョルノ、こちらの方が映画より良いかな。アカデミー賞のときはこちら
http://www.afpbb.com/article/entertainment/movie/2032325/374446
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登録日:2008年 08月 27日 00:11:44
「帰らない日々」
映画『Reservation Road』 ニューヨークプレミア上映会開催
【10月6日 AFP】ニューヨーク市内で4日、映画『Reservation Road』のプレミア上映会が開催され、出演者をはじめ関係者らが登場した。(c)AFP/Getty Images
帰らない日々/Reservation Road
「ホテル・ルワンダ」のテリー・ジョージ監督新作は予告を見ただけでラスト15分前までの展開が予想できるストーリー、しかもラストもある程度は予想の範囲内だ。別にそれが悪いわけではないが、それで通すならもう少し印象に残るセリフがあるとか、俳優の力を引き出すような演出が必要なのだがそこまでの作品ではなかった。オスカー女優二人(ジェニファー・コネリー、ミラ・ソルヴィノ)にホアキン・フェニックやマーク・ラファロと言った実力派でも映画を救うことは出来なかった。加害者側の心理がよく描かれていると言う評もあるようだが、それほどではない。逆に言えばこれはとても真面目な映画で、マーク・ラファロが自首しようとして警察に行くのに勘違いされて結局やめるあたりの描写がそれを象徴している。
息子を殺された被害者夫婦はホアキン・フェニックス(大学教授)とジェニファー・コネリー、見る前にはホアキンとジェニファーはあわないと感じたが、見てみるとひげを生やしたホアキンは貫禄があってそう相性は悪くはない。ただし二人ともダークヘアーなのに金髪のエル・ファニングなのはどうしたものか。この点はもっと気を使うべきだった。一方加害者を演じるのはマーク・ラファロ、元妻の音楽教師にミラ・ソルヴィノという組み合わせも悪くない。親権問題で不利になっているマーク・ラファロは弁護士と言っても恐らくは一流ではなく、彼のだらしなさもよく出ていた。
さてマーク・ラファロ父子が好きなのはボストン・レッドソックス。そこで思い出したのがボストンを舞台にした「ミスティック・リバー」だった。被害者側の父親が実力行使に出る「ミスティック」とそうは出来ない「帰らない日々」、何が二人を分けたかと言うと階級と言うことになる。結局”教育は大事”こんな結論でいいのだろうか。
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登録日:2008年 08月 17日 23:27:37
ピアジェの新作発表パーティー、エミー・ロッサム出席
【8月11日 MODE PRESS】米ニューヨーク市内のロックフェラー・センター(Rockefeller Center) で7日、ピアジェ(PIAGET)の新作ジュエリー&時計コレクション「ライムライト パリ-ニューヨーク(Limelight Paris-New York)」の発表パーティーが開かれた。
≫続きを読む…
エミー・ロッサムが選んだのは、ネックレス「ライムライト パーティー」と、バラを模したイヤリング「マジックガーデン」。「今日のジュエリーは、ネット上で自分で選んだのよ。ピアジェが新作のテーマに、ニューヨークの12の高層ビルを選んだのはすてきなアイディアね。でも私自身は、高い所は苦手なんだけど」と語った。
CEOもいいkど個人的にはレイトン・ メーステルとのショットが好きです。
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登録日:2008年 08月 11日 23:55:20
「白い馬/赤い風船」
白い馬/CRIN BLANC: LE CHEVAL SAUVAGE(1952)
赤い風船/LE BALLON ROUGE(1956)
一応「赤い風船」をメーンにしたアルベール・ラモリス監督作品の短編二本立てなのだが、公開順はこの通り。この順で見ると白黒からカラーという変化を感じられる一方で、「白い馬」が少年期の終わりを描き、「赤」は(深読みはいくらでも出来るが)少年期そのものを描いているので少し違和感があるかもしれない。で、実際にはどうだったかと言うと「白」でやや眠たくなり、気合を入れなおしたて「赤」を見たのでこの順番でよかったのだろう。
「白い馬」
この白黒による、叙情的な映像(我ながら陳腐な表現だと思うが許してほしい)は少年から青年へ脱皮する男の話と言うべきか。牧童たちが大人の象徴だとすればラストは高尚な現実逃避と言える。文章だと共感できないかもしれないが、映像にすることによって成り立った美しいエンディングである。
「赤い風船」
主人公が少年と風船と言うこともあって親しみやすいこの映画は、まずは単純に赤い風船の色と見事な動きを眺めていたい。当時のパリ下町とそこに映える赤のコントラストがなんと見事なことか。と言ってもどうしても撮影方法が気になる。出演している監督の息子によると単純な仕組みと言うから細い糸かなにかなのだろうか、青空市場のような場所での鏡に映りこむところや青い風船に気を引かれるところ、そしてあのラストなどが実に見事だ。考えてみると二作品のラストは似ているわけだが受ける印象はかなり違い、そこがまた良い。
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登録日:2008年 08月 07日 21:52:11
「ダークナイト」
【11月5日 AFP】映画「バットマン(Batman)」シリーズ最新作『The Dark Knight』で、バットマンが飛行機から香港(Hong Kong)のビクトリア湾(Victoria Harbour)に飛び降りるシーンがカットされることになりそうだ。
≫続きを読む…
(c)AFP
ダークナイト/The Dark Knight
「バットマン ビギンズ」を見ていて感じたもやもやがm@stervisionの評を読んで"そうそう、あの何やっているか分からないアクションはダメだよなあ"とスッキリしたことを思い出す。この監督はリアリティが分かってないのだ。問題はその自分の弱点を自覚しているかで、自覚していればその弱点を他人に任せるなどの工夫ができる。ところが今作ではそうした形跡はない。これはそれを指摘できない製作者側の問題でもある。
オープニングは銀行強盗、警報装置はチックするがガラスをぶち破る古典的な手法。"今は20世紀ですか?"と言いたくなるようなネタを平気でやってしまう無神経さにげんなりする。もちろんこれが「インサイド・マン」のような映画なら問題ないし、映画的なむちゃな演出としてならアリだが、あんたリアル志向じゃないの?と言いたくなる。
次に困ったのはマフィアのボスたちの顔つき、さんピンクラスかと思うくらいに信じられない安っぽさ。こんな連中ならジョーカーと勝負にならない。さらに物語を転がすための役割を果たす裏社会と通じている中国だか香港企業の社長の名前がラウで「インファナル・アフェア」シリーズのキョンことチャップマン・トーに似て苦笑していたら、逃げた先の香港で引退したエディソン・チャンが出ていてさらに笑った。
何やっているか分からないアクションは相変わらず。カー・アクション単調、カー・クラッシュはマイケル・ベイよりましな程度。アクションにも緩急が必要なのだ。「インクレディブル・ハルク」のほうがうまい。
色々なことを言っても最終的な話の核はジョーカー、これにも大きな問題がある。ジョーカーの背景をなくして怖い存在にしようとしているのだが、もちろんこれは逆効果でまったく怖くない。生い立ちを語る場面は当然ジョーク、手下もどこに引かれたのかも分からない。だいたい絶対悪が通用するのはホラーだけなのだ。「ノーカントリー」のアントン・シガーは映画の中では確かに絶対悪なのだが、時代設定が1980年とはっきりしているので、今から振り返ればその後アメリカの負の部分を象徴していると分かる。それに対してジョーカーはどうだろう、何も象徴していない。ゴッサム・シティだか構わないというものではない。パンフレットにはジョーカーが社会から阻害されて無差別殺人を行うような人間とダブるとあるが、(失礼な言い方になるが)そんなにスケールが小さくてどうするのだ。ネタはいくらでも転がっている。今の世の中なら金融だ。"大きな金額を動かしているうちにおかしくなった男"程度の説得力がほしい。実存するモノを売らなくなり、空虚なモノを売るようになった社会では精神が破綻しかねない恐ろしさがある。ところが脚本家が考え付くのは銀行強盗やマネー・ロンダリング止まりなのだ。何と発想が貧困なことか、正義側の盗聴もどどこかで見たことのある内容で新鮮味がない。「バットマン ビギンズ」では911後の世界観やアンチ・グローバリズムを思い起こすようなことが描かれていたのに、今回はとくに言いたいことはないらしい、またはそんな現代の空虚感を訴えている?冗談でしょ。
善から悪へ裏返ってしまったトゥー・フェイスだけでなく主要登場人物のほとんどがどちらに転ぶか分からないような状況に落ち込むが、監督の頭の中も同様だったのだろう。残念ながら整理は出来ていないようで、出来上がったのは非常に中途半端な映画となった。俳優に関してはメーンの3人は悪くない。世間で言われるほどにヒース・レジャーが目立ちすぎてクリスチャン・ベールが(バットマン時は声色つかわなければいけないのは相変わらず不利だが)損しているとは思わない。マイケル・ケインとモーガン・フリーマンは二人ともに出番が減ったが、どちらかの出番を多くした方が良かったかもしれない。その二人の出番が減ったことによってゲイリー・オールドマンの出番が相対的に増え、今回一番得をしたのではないかと思う。
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登録日:2008年 08月 05日 23:08:21
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