2008年 10月
「イーグル・アイ」
【9月18日 AFP】米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)で16日、ドリームワークス(Dreamworks)製作の映画『イーグル・アイ(Eagle Eye)』のプレミア上映会が開催され、出演俳優のシャイア・ラブーフ(Shia LaBeouf)らが登場した。(c)AFP/Getty Images
イーグル・アイ/EAGLE EYE
ディスタービアの、D.J.カルーソ監督とシャイア・ラブーフ主演による新作。そのディスタービアは今頃になって裏窓の盗作だと訴えられたが、今作は北北西に進路を取れを始めとしたヒッチコック作品のアイディアを頂いている。しかし映画を見て連想したのはエネミー・オブ・アメリカ、アイ,ロボットというSF的な作品だった(後者にはシャイア君も出演)。むしろマイノリティ・リポートのようにSF仕立ての方が良かったかもしれない。
ということでこれがよく出来ているかというとかなり怪しく、訳も分からずアリアと言う女性の声に命令されるままに行動するという基本設定はいいとして女性をパートナーにした点が生きていない。シャイアの設定はダメな双子の弟というものだが、これもあまり生きていない、彼ならではの特技などもなく、最後の方で彼がスーパーマンになってしまい芸がない。
とくにダメなのがカー・アクション、これが何やっているか分からない状態。例えばクリストファー・ノーランは"俺はアクションは苦手だけど、こうやれば多分いいのが出来る"というような照れがあって、出来上がったものが良くなくても好感が持てる。これに対してこの監督やマイケル・ベイは自分がアクションがうまいと勘違いしていて、頭の中で動いている画はカッコいいのだろうが、それを具体化できるテクニックを持っていないので何かが素早く動いているだけのつまらない画にしかならない。スピルバーグでも誰でもいいから忠告してやってくれ。
他の出演者では、マイケル・チクリスとビリー・ボブ・ソーントンの配役は逆だと思う。マイケル・チクリスはかなり健闘しているが思うが、ネチネチやるのが得意なはずのビリー・ボブ・ソーントンは見せ場があまりなく、彼には役不足。空軍の捜査官を演じたロザリオ・ドーソンには影があり、秘密がありそうな感じがあっていい。
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登録日:2008年 10月 27日 21:00:43
「ゲット スマート」
【6月27日 AFP】メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)で25日、米女優のアン・ハサウェイ(Anne Hathaway)が最新作『ゲットスマート(Get Smart)』のプロモーションを行った。(c)AFP
ゲット スマート/Get Smart
オリジナルのテレビドラマ「それ行けスマート」は名前しか知らない。お笑いエージェントにスティーヴ・カレル。「リトル・ミス・サンシャイン」でもそうだったように真面目な男を演じるのがよく似合う。当然真面目な男が起こすミスがこの映画の笑い所だ。ヒロインにはアン・ハサウェイ、お姫様/お嬢様時代を経て大人の女優へと移行中の彼女だが、ここでは本格的なアクションを疲労するだけでなく、セクシーな衣装でも楽しませてくれる。もっとも全体的にセクシー度が高いのはいいのだが、どれか一つインパクトの強い衣装があった方が印象に残ったと思う。
脇を固めるの面々も豪華だ。まずはザ・ロックことドゥエイン・ジョンソン、少ないながらもアクション・シーンではきちんと見せるし、コメディ俳優としてもなかなかいける。所長にアラン・アーキン、前半は悪くないと思ったが、後半のヘリコプターはやりすぎか。「ボラット」のプロデューサーでお馴染みのケン・ダヴィティアンはまたホモと間違われる役で笑った。他にはメカ担当にマシ・オカ、カメオでビル・マーレーなど。ちょっとハンス・ジマーっぽい音楽を担当したのは「ドラゴンボール」のブライアン・タイラー。
最初のミッションでの飛行機内でのやりとりから脱出にかけてがコメディとしては頂点、その後のロシアでのミッションはアクションとコメディの割合がいい感じなのだが、その後はわりと普通のアクション映画になり、単調で後半に向けて失速するのが残念。とはいっても映画館にいる間は十分に楽しませてくれる一本。
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登録日:2008年 10月 27日 20:30:36
「American Teen/アメリカン・ティーン」
American Teen/アメリカン・ティーン
アメリカ地方都市の高校生活最後の年を追ったドキュメンタリー。向こうのポスターは何パターンかあって、ひとつは「ブレックファスト・クラブ」のパロディ(イケメン、アート志向女子、オタク、ジョック、女王蜂)なのだが、パロディにするのにはジャンルが近すぎるように思う(「悪魔のいけにえ2」くらい離れていていないと面白くない)。こうした描写は型にはめてしまう危険があるが(別ポスターではイケメンがいない4人になっている)、映画の中に入りやすいという利点がある。映画も型通りに始まるが、女王が家族からのプレッシャーに悩むエピソードが早い段階から出てくるのは失敗している。この5人で日本人が一番共感できるのはアート志向の女子ハンナだろう。というか日本人から見たら彼女が一番まともに見える。もっとも彼女は映画制作を目指しているので監督のお気に入りなのかもしれない。彼女が彼にふられてしばらく落ち込む様子はヒリヒリとした感情をさらけ出すこの映画の見所の一つとなっている。
さてドキュメンタリーである本作はかなりのフィルムを使用し、普通のフィクションの方法論で編集したらしい。しかし見ていて気になる点がある。日本のドキュメンタリー番組と違いカメラマンやその後ろにいる人たちを感じさせない(彼等に向かって話しかけない)スタイルは別にいいのだが、映画の中で反社会的行為が行われるのが映っているのを見るとやはり嫌な気持ちになる。これがヤラセだと言うつもりはない。それでも別撮りならきちんと提示すべきだし、本当の出来事ならこれをフィルムに収める神経を疑う。あそこは何度が出てくるアニメを使うか、事件前事件後の映像のみを使用し他人に事件を語らせるスタイルの方がいい。
と言った問題点があるとしてもこの映画は面白い。親からのプレッシャーはアート志向女子、女王蜂、ジョックの3人に共通するのだが、一見正反対に見えるアート志向女子と女王蜂が家族の一員が抱えたある症状を自分にもあるのではと悩むところが最も印象に残る(「旅するジーンズ」のブリジットを思い出す)。この時期は自分が家族の一員であることを認識しながら、家族の誰かとは違う一個人として巣立ちをしなければならない瞬間なのだ。それからゲーム好きなのに現実の女性に対するアタックを忘れないアメリカのオタクの実行力は凄い(彼が特別だという可能性もかなりある)。この3人と比べるとスポーツ選手の2人はあまり印象に残らない、大学のスカウトを期待して試合ではメロメロになるとは言え、最終的には立ち直る。贅沢を言えば失敗をした選手の物語のほうが気になるが、そこまで言うのは酷か。ところでストレスからか女王蜂の体型が微妙に増減しているように見えるがそこに焦点を当てないのは女性監督ならではか?
ナネット・バースタイン監督インタビュー
http://www.cinematopics.com/cinema/topics/topics.php?number=1163
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登録日:2008年 10月 22日 21:30:57
「僕らのミライへ逆回転」
映画『Be Kind Rewind』プレミア上映会開催 イライジャ・ウッド登場
【2月20日 AFP】映画『Be Kind Rewind』のプレミア上映会が19日、ニューヨークのトライベッカ・シネマ(Tribeca Cinemas)で開催され、俳優のイライジャ・ウッド(Elijah Woodry)らが会場に姿を見せた。(c)AFP/Getty Images
僕らのミライへ逆回転/Be Kind Rewind
ジャック・ブラックのコメディと言えばパターンは決まっている。JBがトラブルを起こして、それを取り繕うとするが事態はさらに悪化してさあ大変、根本から問題を解決しなければいけないというもの。この映画もそのパターンには違いないのだが、取り繕った結果がわりとあっさり受け入れられてしまうのがやや意外か、ミア・ファローはJBとモス・デフが作った自家製映画を簡単に面白がるがこれは良くない。ここはまず"なにこれ!"と怒るが、脇で見ていた甥っ子がそれを面白がるなど何かを挟まないと不自然だ。そういった点も含めてやや話は甘い。それでもJBの相棒が(「テネイシャスD」にも実は密かに出ていたコリン・ハンクスではなく)アフリカ系のMDというのがフランス人監督ミシェル・ゴンドリーらしいところか。MDは「16ブロック」でもそうだったが受けの演技がうまい。そんな彼が「ドライビング Miss デイジー」のリメイクに怒り出すのは見所の一つだ(いや一本の映画としては「ドライビング Miss デイジー」も「南部の唄」も嫌いではない)。
劇中のリメイク作品としては「ロボコップ」のJBがベスト。次々にリメイク作品を見せる場面はワンショットで撮ったらしい。しかしこの映画で一番笑えて、しかもホラーなのは、嫌味な役をシガーニー・ウィーヴァーに譲り、最初から最後までいい人なミア・ファロー。ダニー・グローヴァー周辺の話がうまく転ばないのを含めて着地点に難ありだが、これはこれでいいか。
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登録日:2008年 10月 21日 00:37:42
「第5回ハリウッド・スタイル・アワード」エミー・ロッサム登場
「第5回ハリウッド・スタイル・アワード」エミー・ロッサムら登場
【10月14日 MODE PRESS】米カリフォルニア州ウエストハリウッドのパシフィック・デザイン・センター(Pacific Design Center)で12日、ハリウッド・ライフ・マガジン(Hollywood Life Magazine)主催の「第5回ハリウッド・スタイル・アワード(Hollywood Style Awards)」が開かれた。
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最近目元がキツイなあと思いますが、赤いドレスはいいですね。
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登録日:2008年 10月 14日 23:08:34
「落下の王国」
映像が主の映画だが、物語もそんなに悪くない。いや、欲を言えばもう少し整合性を持たせるか短くする方がいいとは思う。パンフレットによると時間をかけて少しずつ撮影したらしく、話全体は後付けらしいのでこの辺が限界ではある。
時代は1915年、スタントマンのロイ(リー・ペイス)は映画撮影中に事故を起こす。オープニングのモノクロ・フィルムがそれなのだが、これがうまい具合にすーっと流れるので内容を記憶しようとしないと思い出しにくい、フラッシュバックを使うのでも手だろう。この事故で彼は仕事も恋人も失い自殺願望が生まれる。動けない状況に置かれている彼は偶然知り合った5才の少女・アレクサンドリア(カティンカ・アンタルー)にお話を聞かせることで彼女を信頼させ、自分の思うとおりにさせようとする。この作り話が幻想的な映像で展開されるわけだが、初めは総督に虐げられた人々の復讐物語が語り手の自殺願望のために次第に暗い話になる。これが実生活の少女との交流を経てバッド・エンディングも徐々に変わってゆく(作り話なのであらかじめ結末が決まっているわけではない)。それを支えるのがアレクサンドリアをカティンカ・アンタルーである。少し太っていてパッと見はかわいくないのでが、片腕を吊って演じる姿は迫力があり、その大きな目が信じることの大切さを力説している。実は彼女はリー・ペイスが動けなくなったと信じて、スタッフもそれを利用して演技をさせたと言う。
モルヒネ(MORPHINE)の最後のEを3と読み違えて、3粒しか持ってこないなどのユーモアもあるが、やはり最後は映像美と石岡瑛子との衣装だ。独善的で映画として弱い場面もあるが、それを補うだけのものはある。とくに印象に残ったは以下の通り「ダーウィンの蝶のような衣装」「サル」「血の色に染まる布」「格子のような城」「エヴリン姫の衣装」。
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登録日:2008年 10月 05日 21:04:46
9月に紹介した映画
『アイアンマン』2008/09/27公開
『宮廷画家ゴヤは見た』2008/10/04公開
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登録日:2008年 10月 01日 20:12:02
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