2008年 12月 07日

「バンク・ジョブ」

NYで映画『ハイウェイ・バトル』の上映会開催

【3月5日 AFP】ニューヨーク(New York)のブライアント・パーク・ホテル(Bryant Park Hotel)で3日、映画『ハイウェイ・バトル(The Bank Job)』の上映会が開催され、監督・出演者らが登場した。(c)AFP

AFPBB News


映画は英国王室のヤバイ写真が撮られる場面に始まり、モデルのマルティーヌ(サフロン・バロウズ)が中古車屋のテリー・レザー(ジェイソン・ステイサム)に銀行強盗を働きかける場面となる。彼は仲間を集めてそれを実行することになる。しかし税関で捕まって困っていたマルティーヌは助かるためにMI-5の知り合いからその銀行の貸金庫にある例の写真を奪うように頼まれていた。

実話がベースになっているこの映画だが、イギリスの強盗で有名なのは犯人のその後の人生もよく知られる大列車強盗だろう。これはそれに負けないくらいの事件だったらしいが一般的に知られていないのは事件発生後にD通告〈国防機密報道禁止令〉が出されて揉み消されだからという。上流階級のヤバイ写真、アングラ資金源、公務員不正の証拠、日本人からすると"そんなもんを同じ場所に置いておかないで、愛人の家にでもしまっておけ!"と言いたくなる。

この映画のテイストを日本人に説明しようとするなら、数々の強盗映画を持ち出すより、アニメの「ルパン三世」の世界観だと説明するのが分かりやすいだろう。古典的な穴掘り強盗や、裏の意図がある美女などいい感じだ。強盗グループの無線でのやり取りはアマチュア無線家に傍受され、地元警察に通報されたが警察では銀行を特定できず、その裏ではMI-5がなんとか強盗が成功するように祈っているところなどはとても良いし、(個人的には創作だと思う)トランシーバーに関するエピソードも映画的で楽しめる。

しかし面白いのは貸金庫にあったもののせいで各方面から命やブツを狙われて、自分たちはとんでもないものに手を出してしまったと気付く辺りまで、複数の組織/団体がテリーたちを追う様子や、最後にテリーが危機を乗り切る様子など一流の監督が手掛けたらもっとスリリングなものになったはずだ(「世界最速のインディアン」も一部では評判がよかったようだが、個人的には退屈だった)。最後の場面でふつうのパパだったテリーがやけに強くなっているのも興ざめした。それでも、そこまでの話が面白いのでそれなりに楽しめる。

ドラマ版ポワロでお馴染みデヴィッド・スーシェの悪役ぶりは良い。しかし黒人活動家マイケルⅩのパトロンにジョン・レノンとオノ・ヨーコがいたのは苦笑した。ミック・ジャガーもカメオ出演しているらしい(海外予告40秒の銀行員)。音楽は「世界最速のインディアン」に続き、ブランドX~フィル・コリンズのピーター・ロビンソン。

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登録日:2008年 12月 07日 00:17:29

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