とりあえず「デス・プルーフ」の勝ち

ロバート・ロドリゲス/クエンティン・タランティーノ競作映画『The Grindhouse』、LAでプレミア - 米国

【ロサンゼルス/米国 27日 AFP】ロバート・ロドリゲス(Robert Rodriguez)とクエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)競作ホラー映画『The Grindhouse』のプレミアが26日にロサンゼルスで開催された。
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(c)AFP/HECTOR MATA

AFPBB News


グラインドハウス/GRINDHOUSE
クエンティン・タランティーノ、ロバート・ロドリゲス両監督による
グラインドハウス・プロジェクト、アメリカ版での上映。
事前の期待値の高かった「プラネット・テラー」より
(事前に見ているとは言え)「デス・プルーフ」のほうが面白かった。
http://emfanjp.blog18.fc2.com/blog-entry-337.html

恐らくロドリゲス監督はグラインドハウス映画を研究し、その再現に熱心になったのだろう。
リールの紛失や画質の加工など苦労の跡がうかがえる。
しかし結局は皮肉にも優等生的な映画に仕上がってしまった。
それに対してタランティーノ監督はグラインドハウス映画を単純に踏襲することはせずに
自らの頭をグラインドハウス化し、作り上げたものが
グラインドハウス映画になったという感じだ。ただしそれはそれで弱点はある。
結局は両監督の年齢や資質が微妙に影響している。

それから一本目がゾンビ映画、二本目がそれを引きずって湿度の高い空気で始まり、
ラストはからりと終わる。やはりこの順番がいいので単独公開も公開順を逆がよかった。

ところでこの映画は「ポセイドン」組がなぜか多い。
「プラネット・テラー」にフレディ・ロドリゲスとファーギー。
「デス・プルーフ」にはもちろんカート・ラッセル。
そしてスタント・ウーマンのゾーイ・ベルも
「ポセイドン」に参加していたのだとか。
フレディ・ロドリゲスは監督の親戚でもなんでもないがラテンの結束は固いのだ。

「プラネット・テラー」
これは惜しい。残念ながらキャラが立っていない。
ローズ・マッゴーワンの足機関銃で押すべきなのに、
終わり近くならないと装着しないとはどうしたことか。
エル・レイの無駄な強さなどは悪くないがこちらも物足りない。
マリー・シェルトンもポスターでの印象が強すぎて
立場が弱そうに見えない。ただ彼女が子供への忠告する場面は面白かった。

「デス・プルーフ」
前半がダラダラしていると評判の本作だが、
カットされているパートは後半の方が多い。
つまり映画人タランティーノとって重要なのは
新しいおもちゃを使って撮った脚でも
テーマにしたはずの車でもなく、おしゃべりなのだ。
スラッシャー映画のはずが最後にはガールズ・ムービーになってしまった脚本といい、
ある意味では彼の限界も感じるのだが、今回もラストでは笑いと拍手が起こった。
これはこれでいいのである。

写真はローズ・マッゴーワンと迷った結果、マーリー・シェルトンに。

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登録日:2007年 08月 26日 22:00:45

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