「迷子の警察音楽隊」

第20回ヨーロッパ映画祭 各部門賞が発表される

【12月3日 AFP】第20回ヨーロッパ映画賞(20th European Film Awards)の授賞式が1日、ベルリン(Berlin)で開催され、15部門の表彰が行われた。
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(c)AFP

AFPBB News


迷子の警察音楽隊/Bikur Ha-Tizmoret/The Band's Visit/La Visite de la fanfare

タイトルの通りにエジプトの警察音楽隊がイスラエルに来て迷子になるお話。
冒頭からヘブライ語とアラビア語によるクレジットがあるこの映画は、アカデミー賞の
外国語映画部門にエントリーしたが、映画の使用率の問題で資格を失った。
どうせならこの二つの言語の使用割合も調べてほしい。予備知識なしにこの映画を
見てイスラエル、エジプトどちらの映画と分かる人は少ないのではないか。普通なら
製作国の言語には字幕は付かず一方の国の言語には字幕がつくはずだが、
今回は英語も含めてすべての言語に字幕が付く(フランスではどうだったのだろう?
ひそひそ話のときに片方の言語が括弧付きの字幕になっているが、それが、
それがどちらかの言語に固定されていたかどうかは覚えていない)。
それが「さっきはあっちの視点で見ていたが、今度はこっちの視点で見ている」
のような面白い効果を生んでいる。

政治色はあまり前に出すこともなく、両国の文化ギャップ的なギャグに逃げることも
あまりなく、国という枠を外して個人対個人で人を見るということを静かに主張している。
もちろんそんなに単純な話ではないが、パンフを読むとアラブ系イスラエル人というのが
かなりいることを知った。物語の核は堅物の団長とナンパ師の若手団員の対比あり、
同じエジプト人でありながらこうも違うのかと思わせるのだが、もしかするとどちらかが
イスラエル的だったりするのかもしれない。

惜しいのは楽団を三つに分けて地元に泊めてもらうことにする点、8人という人数を
考えれば当然なのだが、三つ目の話が弱い。音楽隊でありながら音楽に関する
エピソードが有効に使われないのも少々残念。

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登録日:2008年 02月 05日 00:08:31

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