「バンテージ・ポイント」

映画「Vantage Point」のロケ撮影が行われる - メキシコ

【メキシコシティ/メキシコ 23日 AFP】大統領暗殺をテーマにし、黒澤明監督の名作「羅生門」的手法でストーリーが展開していくスリラー映画「Vantage Point」の撮影が22日、メキシコシティの街中で行われた。写真は撮影中に握手をする出演アメリカ人俳優のデニス・クエイド(Dennis Quaid、右)と出演アメリカ人俳優のマシュー・フォックス(Matthew Fox)。同映画には個性派俳優のフォレスト・ウィッテカー(Forest Whitaker)も出演する。(c)AFP/Getty Images Susana GONZALEZ

AFPBB News


ドラマ「24」シリーズと映画「ジェイソン・ボーン」シリーズを足して「羅生門」で割ったような予告の印象からのずれはあまりない。怪しい動きをした人物は確かに怪しかったし、同じ事件を何度も見ても多少印象は違うものの証言が食い違うわけではないので安心して見ることができる。その反面あの場面を巻戻したいとは思わなかった。つまり親切と言えば親切な展開だが、意外な方向へ行かないという意味ではつまらない。まあデニス・クエイドが上の方でクレジットされる映画なので最後は体力勝負(正確にはカーチェイス)になることは予告の段階で分かってしまう。

この映画がだめなの「羅生門」的な味付けというアイディアに頼りすぎな点と、デニス・クエイド演じるバーンズのキャラクター付けに失敗している点にある。「24」のジャック・バウワーだったら彼がどんなに変なことをしても視聴者は付いてゆける。それに対してこの映画はバーンズをわりと早くからヒーローとして描いているので、広がりが無い。彼が大統領の盾となって被弾した過去もうまく生かされていない。

監督は爆弾事件を題材にした作品を撮っているらしいが、テロ組織の背景やアメリカとテロの関係(この首脳会談の裏にあるもの)などを深く突っ込まなかったのは良かったと思う。フォレスト・ウィッテカーの良い人役は作品を救っている。

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登録日:2008年 03月 10日 00:34:25

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