「ブラックサイト」

映画『Untraceable』プレミア上映会開催 女優ダイアン・レインらが登場

【1月23日 AFP】映画『Untraceable』のプレミア上映会が22日、ウエストハリウッド(West Hollywood)のパシフィック・デザイン・センター(Pacific Design Center)で開催され、出演女優のダイアン・レイン(Diane Lane)らが出席した。(c)AFP/Getty Images



AFPBB News


ブラックサイト/Untraceable

ダイアン・レイン演じるFBI特別捜査官ジェニファー・マーシュがネットを利用した犯罪に巻き込まれるこの映画は、観客を引っ張る手法がなかなかうまい。予告では処刑サイトをジェニファーが操作し、彼女の家族が巻き込まれる様子がうまく描かれている。モールス信号には少々萎えたが伏線もわりと丁寧に張られている(それでも「羊たちの沈黙」の何番煎じには違いないが)。そのわりには犯人の特定と最後の対決が型通りなのと、犯人の姿を早めに見せるのは大きなマイナスだが、短い上映時間に収めるのには有効と判断したのだろう。その犯人が「羊たちの沈黙」のレクターのようにモンスターでないのはネットに潜む狂気がいわゆる普通の人によって作り出されていると言いたいのだろうが、これもある意味では型通りか。

問題のサイトはなんだかんだ理屈をつけてFBIに潰すことはできないとという設定になっているが、どうにかなる気がするし、サーバーダウンしそうだ。いやダウンしたほうが健全だろう。

個人的には惜しいと思ったのは、ネコで始まるこの映画がクライマックスでもネコをうまく使えたのに使わなかった点。犯人に拉致されるときにネコを気にして捕まってしまったとか、ラストでネコのアシストがあったとかいくらでも方法はある。

この手の映画のお約束として処刑方法はどんどんエスカレートするが、「SAW」シリーズとは違ってグロにポイントを置いているわけではないので、わりとマイルドな表現で目を背けるほどではない(それはそれで倫理的にはまずいのかもしれない)。処刑の対象がFBIのメンバーにまで及ぶことによる恐怖はまずまず。

ジェニファーは娘と母親と暮らすシングルマザー役、FBI勤めで子育てには苦労しているが、夫とは離婚ではなく死別、地元の刑事ボックスはその夫と知り合いだったらしいが、夫の死因が彼女のトラウマになっている等の絡みはほとんどなし。ダイアン・レインのお姿はお疲れというよりは地味、それによって出ている生活感が映画の助けにはなっていないが、郊外の主婦の姿としては悪くないかもしれない。

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登録日:2008年 05月 12日 23:29:53

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