「ハプニング」
映画『ハプニング』プレミア上映会、出演俳優マーク・ウォールバーグら登場
【6月11日 AFP】20世紀フォックス(20th Century Fox)配給の映画『ハプニング(The Happening)』のプレミア上映会が10日、ニューヨーク(New York)のジーグフェルド・シアター(Ziegfeld Theater)で開催され、出演俳優のマーク・ウォールバーグ(Mark Wahlberg)らが登場した。(c)AFP/Getty Images
ハプニング
ネットで多様な意見を見ながら書いているとつい他人の意見を(引用もしないで)前提にして書いてしまい、意味が通じにくくなることがある。同様につい他人の意見に影響を受けすぎてそれを自分の意見として発信してしまうこともある。人は後者をパクリと言う。なぜこんな出だしかというと"M・ナイト・シャマランの特徴はどんでん返しではなく、使命を与えられた人物がそれを次第に自覚し、遂行するというものだ"ということを、映画を見て自分で思いついたのか、どこかで読んだのか記憶があやふやだからだ。パクリかどうかはともかくこのように考えるとあまり評判のよろしくない「アンブレイカブル」や「サイン」もその考え方で見ると納得できるものになっている。しかし監督の演出力が落ちているのも事実で「ヴィレッジ」でのヒロインが盲目と言う設定はやはりオチを意識したものであり、「レディ・イン・ザ・ウォーター」はあまりに未整理なために使命を果たしたところで感動はない。
この「ハプニング」はヒッチコックをスピルバーグ手法で料理したと言う趣、もっと簡単に言えば「鳥」ミーツ「宇宙戦争」となっている。敵が襲ってくる様は「鳥」、家族と行動するというのは"お家に帰ろう"スピルバーグ映画の基本だ。出演は科学教師エリオットにマーク・ウォールバーグ、似合わないと思いつつも教室にいるのは数分だけなので次第に慣れてくる。彼と少し関係がギクシャクしている妻にズーイー・デシャネル、今回は歌はなし。エリオットの同僚教師にジョン・レグイザモ、彼よりも娘ジェス役のアシュリー・サンチェスの方が印象的だ。
さて、今回この夫婦に与えられた使命はというと、はっきりとしたものはない。では何で彼らが災難から逃れられたかと言うと、(こう書くのは恥ずかしいのだが)愛である。はじめは浮気問題があっていい状態でなかった二人がこの事件の中、ジェスを守りながら関係は修復されてゆく。途中偏屈な婆さんの住む家に寄ったときにエリオットの仮説"人数が多いと奴らに狙われる"はあっさりと覆される。感情で色が変わるムード・リングも出てくるし最後には妊娠するので、恋愛感情があるときに人間から出る物質が奴らの攻撃を防いでくれたと思うのだが、他の人のときはどうだったかは当然説明できない。しかし、それを表現にするのにはきれいな映像が必要だと思うのだが、ズーイー・デシャネルが5回に1回くらいしかきれいに見えないのは困りもの。ちなみに撮影監督は『シックス・センス』『サイン』のタク・フジモト。映画の性格上、音響がわりと面白かった。それから例の婆さんの家にいるときのゴシック調の世界観にも注目。
シャマランの法則として役者が続けて出ると言うのがあるが、この次の映画から出るのは誰だろう。ハーレイ・ジョエル・オスメントにアビゲイル・ブレスリンと子役をうまく起用したシャマランだけに意外にアシュリー・サンチェスかもしれない。
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登録日:2008年 07月 29日 20:32:14
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