「帰らない日々」

映画『Reservation Road』 ニューヨークプレミア上映会開催

【10月6日 AFP】ニューヨーク市内で4日、映画『Reservation Road』のプレミア上映会が開催され、出演者をはじめ関係者らが登場した。(c)AFP/Getty Images

AFPBB News


帰らない日々/Reservation Road

「ホテル・ルワンダ」のテリー・ジョージ監督新作は予告を見ただけでラスト15分前までの展開が予想できるストーリー、しかもラストもある程度は予想の範囲内だ。別にそれが悪いわけではないが、それで通すならもう少し印象に残るセリフがあるとか、俳優の力を引き出すような演出が必要なのだがそこまでの作品ではなかった。オスカー女優二人(ジェニファー・コネリー、ミラ・ソルヴィノ)にホアキン・フェニックやマーク・ラファロと言った実力派でも映画を救うことは出来なかった。加害者側の心理がよく描かれていると言う評もあるようだが、それほどではない。逆に言えばこれはとても真面目な映画で、マーク・ラファロが自首しようとして警察に行くのに勘違いされて結局やめるあたりの描写がそれを象徴している。

息子を殺された被害者夫婦はホアキン・フェニックス(大学教授)とジェニファー・コネリー、見る前にはホアキンとジェニファーはあわないと感じたが、見てみるとひげを生やしたホアキンは貫禄があってそう相性は悪くはない。ただし二人ともダークヘアーなのに金髪のエル・ファニングなのはどうしたものか。この点はもっと気を使うべきだった。一方加害者を演じるのはマーク・ラファロ、元妻の音楽教師にミラ・ソルヴィノという組み合わせも悪くない。親権問題で不利になっているマーク・ラファロは弁護士と言っても恐らくは一流ではなく、彼のだらしなさもよく出ていた。

さてマーク・ラファロ父子が好きなのはボストン・レッドソックス。そこで思い出したのがボストンを舞台にした「ミスティック・リバー」だった。被害者側の父親が実力行使に出る「ミスティック」とそうは出来ない「帰らない日々」、何が二人を分けたかと言うと階級と言うことになる。結局”教育は大事”こんな結論でいいのだろうか。

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登録日:2008年 08月 17日 23:27:37

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