「ハンコック」

映画『ハンコック』ドイツプレミア上映会、レッドカーペットにウィル・スミスら登場

【6月19日 AFP】映画『ハンコック(Hancock)』のドイツプレミア上映会が17日、ベルリン(Berlin)で開催され、レッドカーペットに出演俳優のウィル・スミス(Will Smith)らが登場した。(c)AFP


AFPBB News


ハンコック/Hancock

ウィル・スミスがのんだくれのスーパー・ヒーローを演じる映画。疎まれるヒーローというのはアニメの「Mr.インクレディブル」ほかいくつかあるが。前半はそんなハンコックの嫌われぶりと、その原因であるわがままぶりが描かれる。「キングダム/見えざる敵」の監督ピーター・バーグはそのアクションを早すぎて何をやっているか分からない映像で表現する。それはハンコックが嫌われていることを表しているのかもしれない。

話はPRマンのレイとハンコックが知り合ってから動き出す。レイを演じるのはジェイソン・ベイトマン、バーグ監督の前作「キングダム/見えざる敵」ではテロ組織の捜査に行ったのに拉致されるFBI情報分析官を演じ、「ジュノ」ではバンド・デビューの夢を捨てきれないCM音楽家を演じた。つまり観客にとっては彼が出てきた瞬間に優秀だとしても認められていない人間だとすぐに分かる仕組みになっている。そんなレイの妻がメアリー(シャーリーズ・セロン)、セロンがPRマンの妻で終わるわけがなく、後半でハンコックと同類だと分かる。

そしてレイを信用してハンコックが更正しようとする姿がこの映画の見所の一つになっている。まずは刑務所に入ってもらうのがおかしい(戸籍等はどうなっているのだろう)。ハンコックに反省してもらうと同時に彼がいないことで治安が悪くなり、彼の必要性に気付かせるという手だ。やがて出所してからは(オカマみたいでいやだと言っていた)コスチュームを身に付け、言葉遣いを気をつけながら事件を処理してゆく。ここはけがをしている人とのやり取りが必要以上に丁寧でおかしいのだが、これだけでは映画にならないので、最後にはもう一つの展開が待っている。

要するにハンコックとメアリーがパートナーなのだ。ここは話が急すぎると言う声もあるようだが、でもシャーリーズ・セロンがウィル・スミスの脇で終わるよりは対等なパートナーか敵の方がずっと面白い。磁石の極のようにあるときは引き合い、あるときは離れようとするパラドックスは意外性があって良かった。この映画の敵は弱すぎるので(ハンコックの同類をもう一人出すという手もあるが、やらない方がいいだろう)この設定は少し面白いのだが、話があまり膨らまないのも事実だ。

しかしあれだけ長い間生きていれば何か記録はないのかね。二人は神が遣わし者とのことだが確かにラストは受難劇だ、彼女の名前はMaryだ。そういえばスティーヴィー・ワンダーの曲は今回なしか?

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登録日:2008年 09月 18日 23:03:57

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