「きつねと私の12か月」

キツネも駆け回る、雪のブリュッセル

【3月27日 AFP】ベルギーのブリュッセル(Brussels)では25日、前日から降り続いた雪で町が一面雪景色となった。(c)AFP

AFPBB News


きつねと私の12ヶ月/Le Renard et L’Enfant/The Fox & the Child

少し時間が空いたのでなにか軽いものをと考えてスケジュールを見て候補になったのが「ミーア キャット」とこの「きつね」。前にも言ったが最近のドキュメンタリーは演出過剰なものが多く飽き飽きしていたので、いかにもそれに当てはまりそうな「ミーア キャット」ではなく「きつね」にした。しかしこちらは「皇帝ペンギン」リュック・ジャケ監督の最新作である。「ペンギン」ではナレーションで盛り上げるのではなく、出てくる親子ペンギンを擬人化しそれぞれのペンギンの心情を勝手に語らせてしまった、あの監督だ。それでも演出があざといドキュメンタリーよりはきちんと演出されたドキュメンタリーの方が気楽に見ることができると思い鑑賞。

物語は主に3つのパートからなっている。
(1)少女リラときつねと出会い、触れ合うまで
(2)テトゥと名づけたきつねがなつき、森の中の冒険するまで
(3)ハプニングと別れ

(1)に関してはドキュメンタリーもフィクションも無く、きつねと触れ合うまでは演技をつける必要がないからだ。多くの時間をかけられて撮られたであろう映像からおいしい所をつまめばいい。そこに映るきつねの自然な動きも楽しめる。アルプスの美しい風景とそこに住むきつね以外の動物も色々と出てくるが、それは主に(2)で展開される。ここの素晴らしさは強調しておきたい。(3)におけるリラのきつねに対する行為はあまりにも愚かで、不自然なほど非現実的でもある。そこで(2)の出来事はきつねに化かされたのではないかと考えると(3)の出来事も現実ではないかと思えてくる。映画の構成自体大人になったリラが息子にきつねの話を聞かせると言うスタイルなのですべてが本当でなくても構わないのだ(というよりそう考えないとかなり酷い話に感じられ、最後のエピソードも陳腐にしか映らない)。さて(3)でのポイントは野生動物を所有しようとする人間のわがままとそれに対するしっぺ返しだがこれはある程度は予想がつくかもしれない。

最後にエキノコックス北海道のきつねに触れてはいけないと注意が出るが、これは最初の方が良かった。

写真は無理やりきつねの写真。

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登録日:2009年 01月 18日 17:30:33

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