ステイシー・オリコとエビちゃんの関係は?

ステイシー・オリコ。覚えてます?
今から3年前、2003年にアルバム『ステイシー・オリコ』が日本で90万枚も売れた、あの女の子シンガー(当時17歳)ですよ。そうそう。ブリちゃんより、ビヨンセより、アギレラよりも日本じゃスターのオリコちゃん。ドウスンノヨ、オレ?なんて迷わず、大ヒット街道を走ったオリコちゃんと、あのモデルのエビちゃんには実は関係が・・・。
オリコちゃん、実は3年ぶりに来日してます。たった今。木曜日には東京・恵比寿の「ガーデンホール」でショーケースを開いて(業界&応募して集まったファンが集まりました)アコースティック・ライブを披露。10代~20代の女の子にとっての3年間って大きいんですねぇ。大人っぽくなってました。とは言ってもどっか少女っぽく。どっかピュアっぽく。どっか『おとなしく』。アメリカ人なのにアメリカ人アイドル(←ブリちゃんとかね)っぽくなくて、日本人のアイドルというより、ごく普通の20才の日本人に近い感じ。
写真はここhttp://blogs.yahoo.co.jp/emiintl/folder/1445200.html
さて肝心のオリコちゃんの歌。新曲は「アイム・ノット・ミッシング・ユー」といって、すでに着うた配信始まってます。 詳細はここhttp://www.toshiba-emi.co.jp/intl/stacie/news/
それも含めた曲をショーケース(←あ。業界向けプレゼンライブをこう呼びます)では5曲披露したわけですが。ふ~~む。日ごろあんまり彼女みたいな「アイドルちゃん」の歌を聴かない私には「へ~、アイドルちゃんて言っても最近はみんなそこそこうまいんだなぁ」とか、そんなイヤらし~~~~業界オババな感想を抱きながら見ていたわけですが・・・。
ふと。気がつくとオリコちゃんたら、すごいんです! なにがって? んもう。すごい「コブシ」まわし。♪アイムなんたらなんたら~~なんて英語の歌詞なのに、まるで「演歌」のようにコブシが回る回る。グルングルン。効いてる効いてる。ぐるんぐるん。驚くほどのコブシまわし。特に今回はアコースティック・バージョンでスロウタッチだったからでしょうか、全曲この調子でした。
で。驚いて、帰ってきてからレコード会社担当者のSちゃんに「あのコブシにはおそれいった」とメールをしたら、実はオリコちゃん人気の秘密は「その声」そのものなのだとか! ほら、よくCD買うとアンケート葉書が入ってるでしょう? あれのバックを読むと(←あれ、ちゃんとみんな読んでるんですよぉ。大切なマーケティング材料です)多くの人が「ステイシーの声が好き」と言ってて、実はそのコブシの効いた声こそが、日本でステイシーを、洋楽にしては破格な、超破格な「90万枚」というお化けセールスに結びつけたのだとか! う~む。やっぱり日本人にとってコブシこそ心のふるさと。みんなステイシー・オリコという1アメリカ人の少女に演歌の心、日本のふるさとを知らぬうちに見出して、愛していたということを知りました。
ええっと。それからオリコちゃん。歌の合間のインタビューで「この3年間はふつうの暮らしをしてた」と言ってて、「音楽以外になんも出来ないのかな?」と思ったら怖くなって、ためしに「近所のシーフード・レストランでウエイトレスのアルバイトしてました」なんて言ってました。90万枚のセールスをあげた大金持ちのはずっすが、アルバイトですよぉ、みなさん! ごくごく普通の19歳、20歳の女の子と変わらないんですね~。
で。ふと思ったんです。この「特別じゃない」感ってエビちゃんと同じじゃない?って。
というのも。評論家の小倉千加子先生が東京新聞(5月28日付け)で書かれていらしたのですが、エビちゃんがエビちゃんである所以は
「人並みはずれた才能とか人と違う何かを持たないこと」らしい。そして「エビちゃんは『エビちゃんという作品』を売るライフ・スタイル・モデルである」が、
「しかし、エビちゃんは『自分固有の型』とか、ましてや自分でそれを選ぶ『意志』そのものを最初から持たない。それを持っていたとしても、持たないように見せる。女性が何かしら隠し持っていることを敏感に嗅ぎつけるのは女性なので、エビちゃんは男性ではなく女性に嫌われないように、上手に『自分』を殺す術を知っている」のだとか。
さらに「周囲から浮かないように絶えず気を配りながら、『上品』と『かわいい』という純クラシック路線は押さえている」そうなんです。
これ、ふむふむなるほど~と読みました。そして小倉先生は「どんな状況でも敵をつくらない『かわいい』志向」へとエビちゃんは微妙に、うまく、シフトしてきていると言っている。すごい。なんて洞察力。
て。そうなんですよ。そうなんです(感心してちゃいけませんね)。
この、エビちゃんの、「人とは違う何か」を持たない感とか、「人とは違う何かを見せないように見せる」とか、「上品とかかわいい純クラシック路線を押さえてる」とか「うまくかわいいへシフトしてる」とか、ま~~んまオリコちゃんにあてはまるな?と思ったんです。「シーフード・レストランでアルバイトしてました」とかね。 えっ?イヤらしい~見方するな!って。ごめんごめん。ついつい、そんな風に若い女の子を見ちゃうのがオバさんなのよ~~。
で。オリコちゃんが日本で特別に――実はアメリカではほとんど売れてなくて、私がNYでTVを見ていたら「日本で大人気のオリコちゃん」と紹介されていたくらい――とてつもない人気を得ているのは、この、実に日本文化、日本女性的な、エビちゃん的あり方を、実践しているからでは?と思うのです。
いえ。実践してるという言い方は間違ってますね。もっと自然です。彼女たちアイドルとして成功する女性、そしてもっと言えば一般世間でも人気を得てる女性は皆、自分に求められるあり方を敏感に感じ取って、半歩先でそれを体現できます。ごくごく当たり前に。スッと。小倉先生はエビちゃんを「水のように生きる」とおっしゃっていますが、オリコちゃんも、そしてほかの同様な女性たちもみな、水のように生きる女、なのだと思うのです。
カテゴリー[ 音楽 ], コメント[1], トラックバック[0]
登録日:2006年 06月 17日 14:20:21
コメント
馬鹿じゃねーーのおまえ
オリコ @ 2007年 09月 23日 09:18:37
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