2007年 10月

RAIKKONEN:清々しいチャンピオン

ライコネン ブラジルGPを制し初の年間王者

【10月22日 AFP】F1第17戦・ブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2007)、決勝。
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(c)AFP

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政治にまみれた現代F1で、"最も政治に関わらないドライバー"が、大逆転で初のタイトルを獲得した。

FOM(バーニー)とマクラーレン以外の誰にとっても、そしてF1というスポーツ自体にとっても最良の結末ではないだろうか。

ファン・マヌエル・ファンジオ、ジョディ・シェクター以来3人目の、フェラーリ移籍1年目でのタイトル獲得である。

清々しい新チャンピオンに拍手!!

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登録日:2007年 10月 31日 18:12:10

偉業

アロンソ ブラジルGPで4番グリッドを獲得

【10月21日 AFP】F1第17戦・ブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2007)、予選。
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ルイス・ハミルトンがタイトル獲得なら、F1史上初のルーキー・チャンピオンに。

フェルナンド・アロンソがタイトル獲得なら、56〜57年のファン・マヌエル・ファンジオ(フェラーリ→マセラティ)以来の、チームを移籍しながらの連覇に。

キミ・ライコネンがタイトル獲得なら、56年ファンジオ、79年ジョディ・シェクター以来の、フェラーリ移籍1年目でのチャンピオンに。






いずれが勝っても歴史に残る偉業に違いない。

さぁ結末は・・・・・・??

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登録日:2007年 10月 21日 19:55:36

15年連続なるか??

マッサとバリチェロ カートで疾走

【10月11日 AFP】F1第17戦・ブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2007)の開幕を10月19日に控え、母国での開催となるフェラーリ(Ferrari)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)とホンダ(Honda)のルーベンス・バリチェロ(Rubens Barrichello)がサンパウロ(Sao Paulo)郊外にあるグランハ・ビアナ・カートトラック(Granja Viana karting track)で、カートでの走行を楽しんだ。(c)AFP

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21年ぶりの3人のドライバーによるタイトル争い、中嶋一貴のF1レースデビュー(3rdドライバーのFP出走が可能になって以降、単純に"F1デビュー"ではなく”レースデビュー"と記さなければならないのが、ちと面倒)など話題の豊富な最終戦ブラジルGPだが、個人的には地味ぃ〜〜〜に、R.バリチェッロが入賞できるかどうかに注目している。

というのもバリチェッロは93年のデビュー以来、毎年ポイントを獲得し続けているのだが、今シーズンは未だノーポイント。このままでは連続ポイント記録が14年でストップしてしまう。

今シーズン、10年以上のキャリアを誇るドライバーはD.クルサード、G.フィジケラ、J.トゥルーリ、R.シューマッハーにバリチェッロの計5人(6年のブランクがあるA.ヴルツは除外)そのうちフィジケラを除く4人が、これまで毎年ポイントを獲得してきている(フィジケラは96年のデビューイヤーのみノーポイント)。クルサード、ラルフ、トゥルーリの3人は既に今年も連続記録を更新しており、あとはバリチェッロを残すのみ。

M.シューマッハーや前述のクルサード、ラルフのように、最初から競争力のあるクルマに乗れているならともかく、ジョーダンやスチュワートといった中堅〜弱小チームを渡り歩きながらの14年連続ポイント獲得は、もっと評価されて然るべきと思う。それでなくとも競争の激しいF1の世界だ。F.アロンソでさえ、ミナルディでのデビューイヤーはノーポイントに終わっていることを鑑みれば、毎年ポイントを穫り続けることがいかに大変なことかわかるだろう。

ただ、まさかホンダ・ワークスの今年ノーポイントの危機に晒されるとは予想外だった。もちろんRA107が完全な失敗作ということもあるが、それでも同僚のJ.バトンが3度入賞しているのを踏まえると、バリチェッロ自身の衰えも指摘せざるを得ない。だからと言ってすぐに琢磨を再起用すべきなどとは言わないが、来季の契約延長がホンダにとって本当に最良の選択だったのかどうかは微妙なところではないだろうか。

さて肝心のブラジルGPだが、なぜかバリチェッロとインテルラゴスはすこぶる相性が悪い。これまで14回の出走で優勝はゼロ。入賞・完走もわずか4回のみ(表彰台は04年の1度きり)という惨憺たる成績。特に95年から03年にかけては9年連続リタイアと、これほど地元GPで結果が出ないドライバーも珍しい。A.セナ以来の地元優勝を果たしたF.マッサとは嫌でも比較されてしまうのも仕方ない。

とはいえこの3年に限れば地味に連続入賞しており、今年最後に地元で記録更新なるか、やっぱり地味ぃ〜〜〜に注目したいと思う。



R.バリチェッロのブラジルGP成績

93年リタイア、94年4位、95年〜03年全てリタイア、04年3位、05年6位、06年7位

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登録日:2007年 10月 17日 18:24:20

18年ぶりのダブル入賞

ライコネン 中国GPを制しシーズン5勝目

【10月7日 AFP】F1第16戦・中国GP(Chinese Grand Prix 2007)、決勝。
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いちばん最初にこんなエントリーを書いた手前、上海でのトロ・ロッソ (STR) の活躍に触れないわけにはいかない。

中国GP決勝でS.ベッテルが4位、V.リウッツィが6位のダブル入賞!! STRにとっては、昨年のチーム発足以来最高の成績である。また旧ミナルディ時代を含めても、4位入賞は93年南アフリカGPでのC.フィッティパルディ以来14年ぶり。更にダブル入賞となると89年イギリスGP、P-L.マルティニ5位&L-P.サーラ6位にまで遡る。1レース8ポイント獲得は勿論チーム初だ。

これによりコンストラクターズでもホンダ、スーパーアグリ、スパイカーを一気にぶち抜いて、今度こそ正真正銘の7位に浮上。FIAからの分配金を考えると、大きな大きなポイントだ。

それにしてもS.ベッテルには底知れない可能性を感じる。一人のドライバーがチームに与えた影響という点では、M.シューマッハーやF.アロンソにも匹敵するのではないだろうか。移籍直後こそ予選20位前後をうろつき(それまでSTRのクルマに乗ったことがなかったのだから、当然でもあるけど)「ベッテルもSTRではこんなものか」と思ったものだが、あっという間にSTR2を乗りこなし、富士では3位を快走、そして上海でついに4位入賞とまさに右肩上がり。まだ20歳そこそこであることを考えれば、末恐ろしいドライバーである。

またベッテルの加入によって、リウッツィも蘇った。それ以前はチームとの関係が悪化→来季の契約延長もなくなり、すっかりモチベーションを失ってしまったかのようだったが、ベッテルに刺激を受けたか、予選・決勝ともにパフォーマンスが向上。”最後の国際F3000チャンピオン”の実力がようやく発揮され始めた。それは同じ大雨でありながら、つまらないミスであっけなくリタイアしたニュルブルクリンクと、粘って幻の8位入賞を果たした富士の走りを較べれば、一目瞭然である。

さて、そんなベッテルに来季マクラーレンへの移籍が噂されている。全くあり得ない話でもないだろう。なんといってもマクラーレンには、F3すら経験せずF1に参戦し、たった1年走っただけのK.ライコネンを引き抜いた”実績”がある。それに較べれば、ユーロF3で2位、ルノー・ワールド・シリーズでF1に参戦するまで首位、BMWザウバーの3rdドライバーとして1年、そしてSTRで7戦は十分過ぎる実績だろう。

ちなみにアロンソの後任としてはベッテル以外に、N.ロズベルグ、J.バトン、N.ハイドフェルド、G.パフェットなどの名前が上がっている。日本人としては琢磨でもいいんじゃないかとも思うけど、ロン・デニスは日本人を技術者としては認めても、ドライバーとしては認めていないからなぁ、、、、、、。

とにかくベッテルに明るい未来が待っているのは間違いない。

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登録日:2007年 10月 12日 19:38:10

ノリックまで・・・・

MotoGP通算3勝の阿部典史氏 交通事故死

【10月8日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP)のMotoGPクラスで通算3勝を挙げた日本人ライダー、阿部典史(Norifumi Abe)氏が7日、交通事故によって死亡したことが警察によって明らかになった。
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大ちゃん(加藤大治郎)に続き、ノリックまで・・・・・・未だに信じられない。

先月末には、ぼくと同郷のライダー、奥野正雄さんが全日本ロードレースST600クラスで初のチャンピオンを目前にしながら、SUGOでのレース中の事故により帰らぬ人となったばかり。

日本の2輪レース界は、呪われてしまったのだろうか・・・・・・。

4輪でも今年はF1のR.クビツァや、GP2のE.ヴィソ、Formula NipponでのB.トレルイエなど、大きなクラッシュが相次いだ。ノリックと違いレース中の事故ではあるが、安全対策は決してし過ぎることはない。

とにかく今はノリックのご冥福をお祈りしたい。

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登録日:2007年 10月 09日 03:07:58

富士F1=トヨタの宣伝

ハミルトン 雨の日本GPでシーズン4勝目をポール・トゥ・ウィンで飾る

【9月30日 AFP】F1第15戦・日本GP(Japan Grand Prix 2007)、決勝。
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はじめに、ぼくはアンチ・トヨタであり、富士否定派です。その上でお読みください。





F1日本GPの富士開催が決定してからというもの、天候面・輸送面が常に不安視されてきた。そしてその不安は予想以上の酷さで、ものの見事に的中してしまった。背景にはそこかしこにトヨタの「官僚体質」が窺える。


<甘い見積もり>

初めて日本GPを開催した87年、鈴鹿には15万人を収容するキャパシティがあったが、85年の8耐が大混乱したこともあり、初開催ゆえの未知のトラブルをできるだけ回避し、円滑な運営を優先するため、敢えて11万2000枚でチケットの販売を打ち切った。つまり目先の利益より観客の安全等、スムーズなイベント運営を優先した至極真っ当な判断である。その後、運営経験が蓄積されるのに比例して、収容人数も徐々に増やしていき、ついにはF1開催地の中でも最大規模の集客を誇るGPとなった。まさにファンの目線に立った運営が導いた結果と言えるだろう。

一方、富士はと言うと、初年度からキャパシティ一杯に観客を詰め込んだ。つまり未知のトラブルを想定するよりも、利益を優先したのだ。結果はご承知の通りの悲惨さ。しかもチケットは異常に高額(コースが見えない”仮設”スタンドが6万1000円!!)で、販売された弁当には1万円のものまであったという。端っから金儲けしか考えてないとしか思えない。


<見えない仮設スタンド>

富士の加藤裕明社長(この人も所詮はトヨタからの出向)は「コースが見えないとお叱りを受けたC席は、10日ほど前に増設されたもので、増設された14か所の観戦席のひとつ、他の13か所は実際に席に座って確認をしたが、ここだけ確認できてないかった。」と苦しい言い訳をしている。

決勝の10日前に完成したとしてもGP開幕まで7日もあるのに、なぜ確認できなかったのだろうか?? その理由は会見では全く語られていない。想像するに最初から見えないことがわかっていながら、今更直す時間もなく、TV映りを考えてできるだけ埋まらせたいという判断で、確信犯的にゴーサインを出したのではないか。だとすればいかにもトヨタらしい利益最優先主義だ。


<大渋滞・ケアなし>

トヨタが観客に”強制”した「チケット&ライド」システムは、車はおろか自転車や徒歩での入場をも禁止するという前代未聞のシステム。つまり徒歩で通えるような近隣の人でも、わざわざバスに乗ってサーキット入りしなければならないということ。これで実際に渋滞が解消されたのならまだ話はわかるが、バス自体が大渋滞してしまったのだから本末転倒としか言いようがない。

またあの大雨と寒さの中、長時間待たされた観客には何のフォローもなかった。使用していない空バスがありながら、中で暖をとることもできない。休憩所は定時の18時には閉店する(延長なんて柔軟な対応はナシ)。しかもトイレも満足な数が設置されていないという始末。トヨタにとっては観客など金さえ払ってくれれば、あとはどうでもいいのか?? またレース・スタートに間に合わないファンがバスを降りて徒歩でサーキットに向かおうとした際、制止しようとするスタッフとの間で一悶着があったと聞く。これもまたマニュアル通りの対応しかできない官僚的な対応だ。


<フラッグ>

そして個人的に最も呆れたのが、トヨタのみ許可されたフラッグ。一般ファンの応援旗・横断幕の持ち込みは、琢磨・左近向けのものも含めて全てNGなのに、トヨタの旗だけはデカデカと翻っていたのには、もう笑うしかない。そもそもフラッグ禁止のGPなんて今まで見たことがない。要するに富士F1は所詮トヨタの宣伝だということだ。レースの内容などどうでもよく、とにかく都合良く宣伝さえできればよいのだ。鈴鹿が「F1の、鈴鹿&ホンダによる、ファンのためのGP」だとすれば、富士は「トヨタの、トヨタによる、トヨタのためのGP」だということだ。


<結論>

100歩譲って来年もう1度開催するくらいはいいだろう。けれども09年以降は隔年開催などと言わず、鈴鹿通年開催に即刻戻すべきだ。日本GPを単なるトヨタの宣伝媒体になどしてほしくない。





富士側代表が謝罪会見を開いた19時。その時間もまだ大勢の観客が雨の中、外でバスを待たされていた。自分たちは建物内の暖かい部屋でマスコミ向けに自己弁護を繰り返している一方で、外の観客はもはや放ったらかし・・・・・・お願いだから、もう辞めてください。

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登録日:2007年 10月 06日 19:37:22

トロ・ロッソ 天国から地獄

クルサード 日本GPで4位入賞を果たす

【9月30日 AFP】F1第15戦・日本GP(Japan Grand Prix 2007)、決勝。
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スクーデリア・トロ・ロッソ (STR) にとって、30年ぶりの富士F1は、まさに天国から地獄と言うべき週末だった。

予選ではS.ベッテルがチーム初のQ3進出。決勝でもリードラップを記録するなど、レース中盤まで3位を走行するという快走を見せた。

そのままフィニッシュすれば、3位6ポイントを獲得。スーパーアグリ、ホンダを抜き、一気にコンストラクターズ7位に浮上するはずだった(マクラーレンは全ポイント剥奪により最下位決定済み)。

しかしセーフティカー先導中の46周目、ベッテルはあろうことか兄弟チームであるレッドブルのM.ウェバーに追突し、共にリタイア。更には8位入賞でせめてもの慰めだったV.リウッツィもまた黄旗区間での追い越しにより、25秒加算のペナルティを受け9位に後退してしまった(現在、控訴中)。しかもその結果、繰り上がりで8位入賞したのは、これまで共にノーポイントだったスパイカーのA.スーティル。これにより夢のコンストラクターズ7位が一転、実質最下位に転落することになってしまったのである。

昨年のオーストラリアGPでもS.スピードが8位に入賞しながら、ペナルティで降格の憂き目にあったSTR。昨年から合わせて3度の入賞のうち2度もペナルティで失うという不運を味わっている。更にはベッテルがアクシデントの責任を問われ、次戦中国GPでは予選10グリッドダウンのペナルティを受けることが既に決まっている(事実上、最後尾スタートが確定)。

今シーズンも2戦を残し、唯一のノーポイント・チームとなってしまったSTR。予選〜決勝中盤までの天国気分はどこへやら、地獄の底に落とされたような富士でのSTRであった。




10/6追記:S.ベッテルへのペナルティは後に戒告処分に軽減された。

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登録日:2007年 10月 03日 17:23:19

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cavasan
石川県金沢市在住の31歳。F1歴は90年鈴鹿から。
好きなドライバーはジル・ヴィルヌーヴ、ミカ・ハッキネン、佐藤琢磨。
好きなチームはロータス、ジョーダン、スーパーアグリ。
好きなクルマはフェラーリ640、ジョーダン191。
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