2007年 12月 12日
モズレー暴走
【12月8日 AFP】2007年度世界自動車連盟表彰式(2007 FIA Awards gala)がモナコで開催され、F1で2007年の年間王者に輝いたフェラーリ(Ferrari)のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)をはじめ、マクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)や元マクラーレン・メルセデスのフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)らが出席した。(c)AFP
FIAは08年から10年間のエンジン開発"完全"凍結を決定した。既に今シーズンから凍結自体は始まっていたものの、軽量化や"2レース1エンジン"規制に対応するための耐久性向上など、根幹部分に関わらない細かな部分の改良は許されていた。しかし来シーズンからはそれすらも不可能となる。更には風洞・CFDの使用制限や更なるテスト制限まで加えられた。一体どこまでFIA=マックス・モズレーの暴走は続くのだろうか?
前述の通り今シーズンよりエンジンの開発は凍結され、タイヤはブリヂストンのワンメイクとなった。来年にはECUが標準化され、ギヤボックスの4レース使用が義務づけられる。今後もFIAによってコスト削減の名の下に、ギヤボックスをはじめ、あらゆるコンポーネントが標準化されていくだろう。まさにワンメイクレースまっしぐらである。
ちなみにその標準ECU。F1で長い歴史と実績を誇るマニエッティ・マレリではなく、マクラーレンの関連企業であるマイクロソフトMESが採用された。おそらくは入札、つまりは金で決まったのだろうが、マニエッティ・マレリのような伝統企業が締め出されるのは、F1界にとって損失以外の何物でもない。しかも肝心のMES製ECUが、現状ですこぶる性能が悪いらしい。この改良・マッチング作業だけで、無駄にコストがかかっているのだから本末転倒である。
閑話休題。技術規制に関してはF1の歴史の一部でもありやむを得ない部分もある。ある程度スピードを抑制するためには必要不可欠なものだ。しかし風洞・CFDの利用制限など開発の手法にまで規制を加えるのは、あまりに横暴過ぎやしないか? 24時間3シフトのためこれまでに追加雇用したスタッフはクビか? FIAはF1を自分たちの私物とでも勘違いしているのではないか? おそらくF1の独自性などFIAにとっては何の関係もないのだろう。
それなら中途半端な規制などせず、いっそのこと他のレースと同じように、完全ワンメイクに堕落させたらいい。全チーム、シャシーはダッラーラ、エンジンはコスワースにでも統一したらどうか。自動車メーカーにも自社エンジンではなくコスワース使用を義務づける。そうすれば車体開発に従事するスタッフを大幅に削減して、彼らを路頭に迷わせる反面、チームは人件費だけでも大幅なコストダウンができる。コスワースのワンメイクになるので、エンジンの技術者は市販車部門に移る。これらに反対する自動車メーカーには、モズレーの強権を発動してF1から去ってもらい、空いた参戦枠にはFIAに従順なプライベーターを参入させる。これでF1モズレー帝国の完成だ!!
願わくば全参戦チームがモズレーに反旗を翻し、揃ってF1を脱退→独自の新シリーズを起ち上げてもらいたい(そういえば20数年前、FISAとFOCAの対立なんてのがあったなぁ)。Fポンやインディのように独自にルールを定める、FIAが直接関与しない新シリーズを望む。それ程現在のモズレー独裁はF1にとって害でしかない。
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登録日:2007年 12月 12日 18:34:52
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- cavasan
- 石川県金沢市在住の31歳。F1歴は90年鈴鹿から。
好きなドライバーはジル・ヴィルヌーヴ、ミカ・ハッキネン、佐藤琢磨。
好きなチームはロータス、ジョーダン、スーパーアグリ。
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