2008年 03月

荒れる開幕戦

中嶋一貴 開幕戦オーストラリアGPで6位入賞

【3月16日 AFP】08F1第1戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2008)、決勝。13番グリッドからスタートしたウィリアムズ(Williams)の中嶋一貴(Kazuki Nakajima)は、トップに1周回遅れを喫しながらも6位入賞を果たした。(c)AFP

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昔から開幕戦というのは荒れる。



個人的に思い出すのは、93年の南アフリカ(キャラミ)。雨の影響もあり完走わずか7台。リジェ(M.ブランデル)が3位表彰台に上がり、ミナルディ(C.フィッティパルディ)が4位、これがデビューレースのザウバー(J.J.レート)が5位初入賞という波乱のレースだった。

99年のオーストラリア(アルバート・パーク)では完走8台。P.デ・ラ・ロサ(アロウズ)がデビュー戦で6位入賞、同僚の高木虎之介は惜しくも7位に終わり、自身F1キャリア最大の入賞チャンスを逸してしまった(結局入賞ゼロでF1を去る)。

02年のアルバート・パークも完走8台。デビューレースとなった地元M.ウェバー(ミナルディ)が5位、同じくデビュー戦だったトヨタ(M.サロ)が6位初入賞という荒れたレースだった。

一気に遡って90年のアメリカ(フェニックス市街地)では、予選でミナルディ(P-L.マルティニ)がフロントロー2番グリッドを獲得。決勝では新鋭J.アレジがA.セナと激しいバトルを繰り広げたのは有名。



開幕戦が荒れる理由としては、まず新車での初レースということが挙げられる。特に開幕戦は市街地レースだったり、ヨーロッパ以外の高温な場所であったりと、オフシーズンテスト(主に12〜2月のスペイン)とは気温、路面などかなり環境が異なることが多い。そのためテストでは出なかったようなトラブルが突如発生してしまう。先日のアルバート・パークのように、異常気象(高温)に見舞われれば尚更だ。

またクルマだけでなく、スタッフにとっても実戦は約半年ぶりとなる。実戦感覚が戻るまでに時間がかかるということはあるだろう。R.バリチェッロの赤信号見落としなど、フェラーリ時代のロス・ブラウンだったら考えられないコト。ブラウンほどの人物を持ってしても1年以上の実戦ブランクは大きいのだと思われる。



そんなわけで2008年開幕戦。完走9台、うちチェッカーを受けたのはわずか7台、更にうち1台が失格という大荒れのレースとなった。そんな中、一貴クンが見事生き残って6位初入賞!! レース内容はお世辞にも褒められたものではなかったが、このようなレースはとにかく最後まで生き残ることが肝心。それを達成しただけでなく、チームにポイントも持ち帰ったことは評価大だ。クビツァとの接触で文句も出るだろうが、そんなの気にしてたらレースなんてやってられない。昨年のGP2では結果を出すまでに時間がかかったので少し心配だったけれど、これで多少は伸び伸びとできるのではないだろうか。特に次戦マレーシアでは10グリッド降格ペナルティにより、実質最後尾からの追い上げになるので、アグレッシブに攻めてもらいたい。

またデビューレースだったS.ブルデも、チェッカーは受けられなかったものの7位入賞。純粋なスピードでは若きS.ベッテルに分があるが、安定感ではブルデも負けていない。やはり今シーズンのSTRの二人は面白そうだ。

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登録日:2008年 03月 22日 20:02:15

五輪イヤーのF1

バルセロナテスト最終日 中嶋 8番手タイムを記録

【2月28日 AFP】F1、バルセロナテスト最終日。
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「五輪イヤーは名車が生まれる」とは今宮純サンの言だが、これは言い換えれば「五輪イヤーは1チームが圧勝する」ということである。実際、急激に商業化が進みチーム間の格差が拡大した80年代以降は、見事にこの法則が当てはまっている。

以下はF1同様商業化が進む五輪において「最初の商業五輪」と呼ばれる84年ロス大会以降の五輪開催年(94年のリレハンメル大会以降、冬季五輪は中間年に開催されるようになったため、96年以降は夏季五輪)のドライバーズ及びコンストラクターズ・ランキングのトップ2である。



・84年(LA・全16戦) 
 Driv:1位 N.ラウダ(マクラーレン・5勝)2位A.プロスト(同・7勝)
 Con:1位マクラーレン(12勝)2位フェラーリ(1勝)
・88年(ソウル・全16戦) 
 Driv:1位A.セナ(マクラーレン・8勝)2位A.プロスト(同・7勝)
 Con:1位マクラーレン(15勝)2位フェラーリ(1勝)
・92年(バルセロナ・全16戦) 
 Driv:1位N.マンセル(ウィリアムズ・9勝)2位R.パトレーゼ(同・1勝)
 Con:1位ウィリアムズ(10勝)2位マクラーレン(5勝)
・96年(アトランタ・全16戦)
 Driv:1位D.ヒル(ウィリアムズ・8勝)2位J.ヴィルヌーヴ(同・4勝)
 Con:1位ウィリアムズ(12勝)2位フェラーリ(3勝)
・00年(シドニー・全17戦)
 Driv:1位M.シューマッハー(フェラーリ・9勝)2位M.ハッキネン(マクラーレン・4勝)
 Con:1位フェラーリ(10勝)2位マクラーレン(7勝)
・04年(アテネ・全18戦)
 Driv:1位M.シューマッハー(フェラーリ・13勝)2位R.バリチェッロ(同・2勝)
 Con:1位フェラーリ(15勝)2位BARホンダ(0勝)



このように2000年を除き、実に6回中5回という高い確率でドライバーズ1-2フィニッシュの"完全制覇"となっている。

五輪イヤー以外でのドライバーズ1-2完全制覇は、87年のウィリアムズ(1位N.ピケ、2位N.マンセル)89年のマクラーレン(1位A.プロスト、2位A.セナ)02年のフェラーリ(1位M.シューマッハー、2位R.バリチェッロ)の計3度しかない(97年のウィリアムズ(1位J.ヴィルヌーヴ、2位H-H.フレンツェン)も該当するが、M.シューマッハーの全ポイント剥奪による結果なのでここでは除外)。言うまでもなく五輪イヤーは4年に1度であるから、いかに五輪イヤーの"圧勝率"が高いかがわかるだろう。

今オフシーズン・テストではフェラーリの圧倒的優勢が伝えられているが、果たして今年もデータ通りになるのだろうか。

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登録日:2008年 03月 11日 19:46:26

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プロフィール
cavasan
石川県金沢市在住の31歳。F1歴は90年鈴鹿から。
好きなドライバーはジル・ヴィルヌーヴ、ミカ・ハッキネン、佐藤琢磨。
好きなチームはロータス、ジョーダン、スーパーアグリ。
好きなクルマはフェラーリ640、ジョーダン191。
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