武藤英紀:AGRからIRL参戦

武藤英紀 来シーズンからインディカー名門チームのドライバーに

【11月2日 AFP】IRLインディカー、アンドレッティ・グリーン・レーシング(Andretti Green Racing)の共同オーナーを務めるキム・グリーン(Kim Green)氏が1日、2007年シーズン王者のダリオ・フランキッティ(Dario Franchitti、スコットランド)に代わって来シーズンから日本の武藤英紀(Hideki Mutoh)をドライバーに起用することを明らかにした。
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(c)AFP

AFPBB News


今シーズンからアメリカに渡り、IRL (Indy Racing League) 直下のカテゴリーであるIPS (Indy Pro Series) に参戦していた武藤英紀が、来シーズンIRLにフル参戦することが発表された。しかもチームはアンドレッティ・グリーン・レーシング (AGR) 。今シーズン、ダリオ・フランキッティをチャンピオンに導いた、IRLを代表するトップチームである。これまで日本人ではヒロ松下、ロジャー安川、高木虎之介、松浦孝亮などがフル参戦してきたが、トップチームのシートに座るのは武藤が初めて。日本人初優勝を期待せずにはいられない。

武藤は不思議と中嶋一貴とキャリアがクロスする。年齢で言うと一貴の3つ上。10代の頃から欧州に渡りフォーミュラ・ボグゾールなどに参戦。帰国後の03年にフォーミュラ・ドリームのチャンピオンを獲得し(同年、一貴はフォーミュラ・トヨタのチャンピオン)、04年から2年間は一貴がトムス(トヨタ・ワークス)、武藤がM-TEC(ホンダ・ワークス)から全日本F3に参戦した。06年になると一貴は欧州に渡りマノーからユーロF3に参戦したのに対し、武藤は国内でフォーミュラ・ニッポン (PIAA NAKAJIMA) にステップアップ。そして今年、一貴はF1直下のGP2、武藤はIRL直下のIPSに参戦。一貴はランキング5位、武藤は2勝を挙げランキング2位に輝いた。奇しくも二人揃ってルーキー・オブ・ザ・イヤーも獲得している。

そして一貴がF1最終戦ブラジルGPでレースデビューを飾ったように、武藤もIRL最終戦シカゴランドでスーパーアグリ・パンサーからIRLにデビュー。しかもチームメートのベテラン、ヴィトール・メイラ&松浦孝亮を上回る8位フィニッシュを果たしたばかりか、デビュー戦にしてファステスト・ラップを記録するというド派手なデビューを飾った。この走りがAGR首脳陣の目に留まったのは間違いないだろう。

IRLはシャシー、エンジン、タイヤと全て同一のワンメイクシリーズではあるが、実質勝てるチームはAGR、チップ・ガナッシ、ペンスキーの3チームに限られる。その中の一つのシートを、タイトルを獲得したD.フランキッティの後釜として指名されたのだから、チームからも期待されていると考えていいだろう。チームメイトはトニー・カナーン、マルコ・アンドレッティ、ダニカ・パトリックの3人。個人的にはダニカより上、マルコと互角の成績ぐらいは期待できると思っている。

一貴の来季がどうなるかはまだ不明だが、欧州の一貴、北米の武藤の活躍が今から楽しみで仕方がない。





余談:北米には武藤を送ったホンダだが、欧州で琢磨の後に続くドライバーがなかなか現れない。ぼくは塚越広大に期待しているのだが、ホンダはどのように考えているのだろうか??

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登録日:2007年 11月 02日 22:23:55

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cavasan
石川県金沢市在住の31歳。F1歴は90年鈴鹿から。
好きなドライバーはジル・ヴィルヌーヴ、ミカ・ハッキネン、佐藤琢磨。
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