カテゴリー [F1]

ネルシーニョの不振

ハミルトン シーズン2度目のポールポジション獲得

【6月8日 AFP】(写真追加)08F1第7戦カナダGP(Canadian Grand Prix 2008)予選。
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ネルソン・ピケJr(以下ネルシーニョ)が苦戦している。

成績が振るわないのは勿論だが、特に内容がよろしくない。

今季ここまで予選ではF.アロンソに全敗、入賞ゼロ。早くもヨーロッパ・ラウンドでの交代のウワサまで出ている。



しかし様々な事情を考慮すると、同情する部分も少なくない。

チームメイトが同じアロンソということで、昨年のL.ハミルトンと比較されることも多いが、それは間違いだ。


昨年のハミルトンにはその年最高のクルマがあった。またシーズン前のテストではアロンソがせっせとクルマを開発する傍らで、ハミルトンは走行距離を稼ぐこと(=F1マシンに慣れること)に集中することができた。しかもチームとは10年来の付き合いな上、GP2からブランクもなくデビュー。おまけに現役ワールドチャンピオンとの"ジョイントナンバー1"待遇である。あらゆる状況が彼に有利に働いたのは間違いない。

一方ネルシーニョはと言えば、クルマはアロンソですら未だ9ポイントしか穫れないような代物な上、チームにも昨年加わったばかりのいわば"外様"。RDD(Renault Driver Development)所属でもなく、一からチームのやり方を学ぶ必要があったのに、テスト制限によって満足に走る事も敵わなかった。かと言ってS.ヴェッテルのように3rdドライバーを務めながら、他のカテゴリーに参戦してもいなかったので(良く言えば3rdドライバーに集中していた)実戦からは丸々1年も遠ざかる結果に。おまけにハミルトンと違い、チームでは完全なる"ナンバー2"待遇、、、。


これだけ悪条件が重なれば、新人にとって難しい状況になるのは当然だ。一貴がルノーからデビューしていても恐らく同様の状況に陥っていただろう。



ぼくはネルシーニョのことはかなり買っている。ハミルトンと同等とまでは言わないまでも、N.ロズベルグと同等の才能は持ち合わせていると思っている(実際F3の成績はネルシーニョが上、GP2ではほぼ五分)。ここまでの成績が期待外れなのは確かだが、ルノーに残るにしろ、下位チームで修行させるにしろ、もう少しじっくり見守ってもいいのではないだろうか? 実際ネルシーニョはF3でもGP2でも2年目にタイトル争いをしているのだから。。。。

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登録日:2008年 06月 08日 15:59:38

スポーツと富豪

佐藤琢磨 「F1を引退するつもりはない」

【5月8日 AFP】F1ドライバーの佐藤琢磨(Takuma Sato)は7日、所属していたスーパーアグリ(Super Aguri)が6日に長引く財政難を理由にF1世界選手権からの撤退を発表したが、たとえ所属するチームが無くともF1から引退するつもりはないと誓った。
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Japan's 40 Richest(Forbes)



この中の一人でもSAF1を支援してくれていたら、、、、。

任天堂の山内さんはMLBシアトル・マリナーズを所有しているから別として、他の日本人富豪はスポーツへの投資に全く関心がない。

欧米だと事業で成功してF1チームを持ちたい、サッカークラブを持ちたい、メジャーリーグ球団を持ちたいという夢を持っている人が多いのだが、日本人は金儲け自体にしか興味がない。だからSAF1だけでなく、Jリーグのクラブもその他のスポーツチームも活動資金で苦労することになる。1億2000万もの人口がありながら、世界的スポーツイベントで日本人選手及び日本のチームがあまり活躍できないのは、この体質が一つの原因だと思う。

例えば先日フィギュアスケートのトップ選手がリンク存続を訴える記者会見を開いたが、これも日本の富豪がポケットマネーを提供するだけで全く状況は変わるはず。富豪(会社)自身のイメージアップにも繋がるだろうし、決して無駄な投資ではないと思うのだが、、、。

やはり日本はスポーツがまだ"文化"として根付いていないということなのだろうな。

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登録日:2008年 05月 10日 16:24:30

荒れる開幕戦

中嶋一貴 開幕戦オーストラリアGPで6位入賞

【3月16日 AFP】08F1第1戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2008)、決勝。13番グリッドからスタートしたウィリアムズ(Williams)の中嶋一貴(Kazuki Nakajima)は、トップに1周回遅れを喫しながらも6位入賞を果たした。(c)AFP

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昔から開幕戦というのは荒れる。



個人的に思い出すのは、93年の南アフリカ(キャラミ)。雨の影響もあり完走わずか7台。リジェ(M.ブランデル)が3位表彰台に上がり、ミナルディ(C.フィッティパルディ)が4位、これがデビューレースのザウバー(J.J.レート)が5位初入賞という波乱のレースだった。

99年のオーストラリア(アルバート・パーク)では完走8台。P.デ・ラ・ロサ(アロウズ)がデビュー戦で6位入賞、同僚の高木虎之介は惜しくも7位に終わり、自身F1キャリア最大の入賞チャンスを逸してしまった(結局入賞ゼロでF1を去る)。

02年のアルバート・パークも完走8台。デビューレースとなった地元M.ウェバー(ミナルディ)が5位、同じくデビュー戦だったトヨタ(M.サロ)が6位初入賞という荒れたレースだった。

一気に遡って90年のアメリカ(フェニックス市街地)では、予選でミナルディ(P-L.マルティニ)がフロントロー2番グリッドを獲得。決勝では新鋭J.アレジがA.セナと激しいバトルを繰り広げたのは有名。



開幕戦が荒れる理由としては、まず新車での初レースということが挙げられる。特に開幕戦は市街地レースだったり、ヨーロッパ以外の高温な場所であったりと、オフシーズンテスト(主に12〜2月のスペイン)とは気温、路面などかなり環境が異なることが多い。そのためテストでは出なかったようなトラブルが突如発生してしまう。先日のアルバート・パークのように、異常気象(高温)に見舞われれば尚更だ。

またクルマだけでなく、スタッフにとっても実戦は約半年ぶりとなる。実戦感覚が戻るまでに時間がかかるということはあるだろう。R.バリチェッロの赤信号見落としなど、フェラーリ時代のロス・ブラウンだったら考えられないコト。ブラウンほどの人物を持ってしても1年以上の実戦ブランクは大きいのだと思われる。



そんなわけで2008年開幕戦。完走9台、うちチェッカーを受けたのはわずか7台、更にうち1台が失格という大荒れのレースとなった。そんな中、一貴クンが見事生き残って6位初入賞!! レース内容はお世辞にも褒められたものではなかったが、このようなレースはとにかく最後まで生き残ることが肝心。それを達成しただけでなく、チームにポイントも持ち帰ったことは評価大だ。クビツァとの接触で文句も出るだろうが、そんなの気にしてたらレースなんてやってられない。昨年のGP2では結果を出すまでに時間がかかったので少し心配だったけれど、これで多少は伸び伸びとできるのではないだろうか。特に次戦マレーシアでは10グリッド降格ペナルティにより、実質最後尾からの追い上げになるので、アグレッシブに攻めてもらいたい。

またデビューレースだったS.ブルデも、チェッカーは受けられなかったものの7位入賞。純粋なスピードでは若きS.ベッテルに分があるが、安定感ではブルデも負けていない。やはり今シーズンのSTRの二人は面白そうだ。

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登録日:2008年 03月 22日 20:02:15

五輪イヤーのF1

バルセロナテスト最終日 中嶋 8番手タイムを記録

【2月28日 AFP】F1、バルセロナテスト最終日。
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「五輪イヤーは名車が生まれる」とは今宮純サンの言だが、これは言い換えれば「五輪イヤーは1チームが圧勝する」ということである。実際、急激に商業化が進みチーム間の格差が拡大した80年代以降は、見事にこの法則が当てはまっている。

以下はF1同様商業化が進む五輪において「最初の商業五輪」と呼ばれる84年ロス大会以降の五輪開催年(94年のリレハンメル大会以降、冬季五輪は中間年に開催されるようになったため、96年以降は夏季五輪)のドライバーズ及びコンストラクターズ・ランキングのトップ2である。



・84年(LA・全16戦) 
 Driv:1位 N.ラウダ(マクラーレン・5勝)2位A.プロスト(同・7勝)
 Con:1位マクラーレン(12勝)2位フェラーリ(1勝)
・88年(ソウル・全16戦) 
 Driv:1位A.セナ(マクラーレン・8勝)2位A.プロスト(同・7勝)
 Con:1位マクラーレン(15勝)2位フェラーリ(1勝)
・92年(バルセロナ・全16戦) 
 Driv:1位N.マンセル(ウィリアムズ・9勝)2位R.パトレーゼ(同・1勝)
 Con:1位ウィリアムズ(10勝)2位マクラーレン(5勝)
・96年(アトランタ・全16戦)
 Driv:1位D.ヒル(ウィリアムズ・8勝)2位J.ヴィルヌーヴ(同・4勝)
 Con:1位ウィリアムズ(12勝)2位フェラーリ(3勝)
・00年(シドニー・全17戦)
 Driv:1位M.シューマッハー(フェラーリ・9勝)2位M.ハッキネン(マクラーレン・4勝)
 Con:1位フェラーリ(10勝)2位マクラーレン(7勝)
・04年(アテネ・全18戦)
 Driv:1位M.シューマッハー(フェラーリ・13勝)2位R.バリチェッロ(同・2勝)
 Con:1位フェラーリ(15勝)2位BARホンダ(0勝)



このように2000年を除き、実に6回中5回という高い確率でドライバーズ1-2フィニッシュの"完全制覇"となっている。

五輪イヤー以外でのドライバーズ1-2完全制覇は、87年のウィリアムズ(1位N.ピケ、2位N.マンセル)89年のマクラーレン(1位A.プロスト、2位A.セナ)02年のフェラーリ(1位M.シューマッハー、2位R.バリチェッロ)の計3度しかない(97年のウィリアムズ(1位J.ヴィルヌーヴ、2位H-H.フレンツェン)も該当するが、M.シューマッハーの全ポイント剥奪による結果なのでここでは除外)。言うまでもなく五輪イヤーは4年に1度であるから、いかに五輪イヤーの"圧勝率"が高いかがわかるだろう。

今オフシーズン・テストではフェラーリの圧倒的優勢が伝えられているが、果たして今年もデータ通りになるのだろうか。

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登録日:2008年 03月 11日 19:46:26

モズレー暴走

2007年度世界自動車連盟表彰式が開催される

【12月8日 AFP】2007年度世界自動車連盟表彰式(2007 FIA Awards gala)がモナコで開催され、F1で2007年の年間王者に輝いたフェラーリ(Ferrari)のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)をはじめ、マクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)や元マクラーレン・メルセデスのフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)らが出席した。(c)AFP

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FIAは08年から10年間のエンジン開発"完全"凍結を決定した。既に今シーズンから凍結自体は始まっていたものの、軽量化や"2レース1エンジン"規制に対応するための耐久性向上など、根幹部分に関わらない細かな部分の改良は許されていた。しかし来シーズンからはそれすらも不可能となる。更には風洞・CFDの使用制限や更なるテスト制限まで加えられた。一体どこまでFIA=マックス・モズレーの暴走は続くのだろうか?

前述の通り今シーズンよりエンジンの開発は凍結され、タイヤはブリヂストンのワンメイクとなった。来年にはECUが標準化され、ギヤボックスの4レース使用が義務づけられる。今後もFIAによってコスト削減の名の下に、ギヤボックスをはじめ、あらゆるコンポーネントが標準化されていくだろう。まさにワンメイクレースまっしぐらである。

ちなみにその標準ECU。F1で長い歴史と実績を誇るマニエッティ・マレリではなく、マクラーレンの関連企業であるマイクロソフトMESが採用された。おそらくは入札、つまりは金で決まったのだろうが、マニエッティ・マレリのような伝統企業が締め出されるのは、F1界にとって損失以外の何物でもない。しかも肝心のMES製ECUが、現状ですこぶる性能が悪いらしい。この改良・マッチング作業だけで、無駄にコストがかかっているのだから本末転倒である。

閑話休題。技術規制に関してはF1の歴史の一部でもありやむを得ない部分もある。ある程度スピードを抑制するためには必要不可欠なものだ。しかし風洞・CFDの利用制限など開発の手法にまで規制を加えるのは、あまりに横暴過ぎやしないか? 24時間3シフトのためこれまでに追加雇用したスタッフはクビか? FIAはF1を自分たちの私物とでも勘違いしているのではないか? おそらくF1の独自性などFIAにとっては何の関係もないのだろう。

それなら中途半端な規制などせず、いっそのこと他のレースと同じように、完全ワンメイクに堕落させたらいい。全チーム、シャシーはダッラーラ、エンジンはコスワースにでも統一したらどうか。自動車メーカーにも自社エンジンではなくコスワース使用を義務づける。そうすれば車体開発に従事するスタッフを大幅に削減して、彼らを路頭に迷わせる反面、チームは人件費だけでも大幅なコストダウンができる。コスワースのワンメイクになるので、エンジンの技術者は市販車部門に移る。これらに反対する自動車メーカーには、モズレーの強権を発動してF1から去ってもらい、空いた参戦枠にはFIAに従順なプライベーターを参入させる。これでF1モズレー帝国の完成だ!!

願わくば全参戦チームがモズレーに反旗を翻し、揃ってF1を脱退→独自の新シリーズを起ち上げてもらいたい(そういえば20数年前、FISAとFOCAの対立なんてのがあったなぁ)。Fポンやインディのように独自にルールを定める、FIAが直接関与しない新シリーズを望む。それ程現在のモズレー独裁はF1にとって害でしかない。

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登録日:2007年 12月 12日 18:34:52

ラルフとフィジケラ

BMWザウバー ビジャが初テスト

【12月5日 AFP】F1ヘレステスト1日目。BMWザウバー(BMW Sauber)は、スペイン人ドライバーのハビエル・ビジャ(Javier Villa)が初のテスト走行に臨んだ。(c)AFP

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95年ドイツF3チャンピオン、96年フォーミュラ・ニッポン初代チャンピオン、加えて「皇帝ミハエルの弟」という肩書きを引っさげて、ジョーダン(現フォース・インディア)から97年F1デビューを果たしたラルフ・シューマッハー。彼が契約に際してジョーダン側に当初チームメイトとして要望したのは、既にピークを過ぎたベテラン、マーティン・ブランドルでした。兄ミハエルがそうしたように初年度からチーム内の主導権を握ろうと画策したのでしょう。思えば兄ミハエルはデビュー当時、ネルソン・ピケやリカルド・パトレーゼといったベテランを引退に追い込み「ベテラン潰し(キラー)」と呼ばれたものです。

しかしエディ・ジョーダンが選んだのは、前年ミナルディからデビューした当時23歳のジャンカルロ・フィジケラでした。ラルフにとってはまさに寝耳に水。しかも既に関係者から将来有望と評されていたフィジケラは、自らの地位を脅かす存在でもありました。面白くないラルフは開幕前からフィジケラに対して敵対心を露にして行きます。

そして迎えた第3戦アルゼンチンGP。プジョーとのジョイントが3年目を迎え、トップ4を脅かす速さを見せていたジョーダン197の二人は、レース中盤には3-4体制を築きます。しかし24周目、前を行くフィジケラに対し敵対心剥き出しのラルフは無謀とも思えるオーバーテイクを敢行。結果両者は接触しフィジケラはその場でリタイア。一方のラルフはそのまま走りきり3位フィニッシュ。デビュー3戦目にして嬉しい初表彰台に上ります。

当然、弾き出されたフィジケラは怒り心頭。これ以降両者は口もきかない険悪な関係となり、シーズン終了までお互いを罵り合うことになります。そして翌年、フィジケラは当時マネージャーを務めていたフラビオ・ブリアトーレに引き抜かれ、ベネトンに移籍。代わってジョーダンにはデイモン・ヒルが加入して、以後二人は別々の道を歩むことになりました。

その後、ヒル中心となったチームに納得いかないラルフはウィリアムズに移籍するものの、ここでも"暴れん坊"ファン・パブロ・モントーヤと衝突。05年にはトヨタに移るも思った程の成績を挙げることはできませんでした。一方フィジケラは落ち目のベネトン〜落ち目のジョーダンと不運な移籍を繰り返し、05年ようやくルノーで勝てるクルマを手に入れたと思ったら、フェルナンド・アロンソに完敗。そして07年末、二人はとうとうワークスチームのシートを失いました(フィジケラは暫定)。

ジョーダンでの罵り合いから10年。ベテランとなった二人は何の因果か、スペイン・ヘレスにおいて、かつて共に戦い、いがみ合ったチームのテストに揃って参加しています。

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登録日:2007年 12月 05日 18:20:06

Hondaの行方

シューマッハ氏 バルセロナテスト初日にトップタイム

【11月14日 AFP】F1バルセロナテスト初日。
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AFPになぜか記事がないので、冬期テスト初日の写真でご勘弁 m(__)m



ホンダがロス・ブラウンのチーム加入を発表した。テクニカルディレクターではなくプリンシパル(代表)という肩書きだが、プレスリリースを読む限り、ブラウンが主に技術面、ニック・フライが運営面やマーケティングを統括するようで、”代表権のあるテクニカルディレクター”と考えていいだろう(以前のパトリック・ヘッドのような感じ?)

ブラウン加入が成績面においてチームにプラスになるのは間違いない。ただ現在のホンダに果たして「ホンダとしてのアイデンティティ」はあるのだろうか?

60年代の第1期では故・中村良夫氏が監督を務め、80年代の第2期では桜井淑敏氏や後藤治氏などが、代表として現場の最前線に立ってきた。しかし現在のホンダに果たしてそのような人物はいるだろうか? 最も近いのは中本修平氏だろうが、今回の人事により今後はブラウンの下に入ることになる。HRDの和田社長に至っては、言葉は悪いが”お飾り”のように見えてならない。別に日本人が上にいるべきだとは言わない。問題はチームの上層部に”ホンダ・スピリット”を体現するような人物が果たしているのかということだ。僕の目には今のホンダは旧BARの延長、数多ある”ブリティッシュチーム”の一つにしか見えない。

イギリス側(旧BAR)と日本のホンダ本社の主導権争いも危惧されるところだ。第3期ホンダF1がこれまで成功を収めていない最大の原因が、このイギリスと日本の間の”溝”にある。他のワークスチームを見ればわかることだが、マクラーレン(イギリス・ウォーキングとドイツ・シュツットガルト)、ルノー(イギリス・エンストンとフランス・ビリー)、BMWザウバー(ドイツ・ミュンヘンとスイス・ヒンウィル)と、いずれも二つの拠点(主にシャシー側とエンジン側)の連携が非常にスムーズにとれている。しかしホンダ内では、イギリスと日本という距離の問題は当然として、2000年のジョイント開始以来どちらがより発言力を持つかといった政治的な駆け引きが多い。車体の共同開発という協力体制を謳いながら、ホンダが当初シャシー開発にほとんど関われなかったのが典型的だ。06年に100%ホンダとなってからは多少は改善されているようにも見えるが、それでも依然として旧BAR側とホンダとの間には壁があるように思えてならない。

もしブラウン加入によってイギリスサイドの発言力が強まれば、その影響はホンダだけに留まらずスーパーアグリにまで及ぶことになる。既に来季はこれまでスーパーアグリに向けられていた資金やリソースを、ワークスに集中することが決まっている。今季終盤に起こった”リアウイング問題”(栃木が開発したSA06用リアウイングの使用に、フライ等がストップをかけたと言われている)に見られるように、フライがスーパーアグリの存在を快く思っていないことは明らかで(琢磨放出もフライ等イギリス側の意向が大きいと思われる)今後は更に冷遇されるかもしれない。また琢磨のワークス復帰もほぼなくなり、日本人ドライバー自体、余程飛び抜けた速さでも示さない限りは「日本人はスーパーアグリにでも入れとけ」という扱いになる恐れもある。

要するにホンダという名前が看板だけになるのではと危惧するのだ。「中身は結局旧BAR(ブリティッシュチーム)ではないか」と。極端な話「ホンダはカネとエンジンだけやってろ」なんてことにもなりかねない。

もしこの先イギリス側の力があまりに強大になるようであれば、いっそ旧BARとは決別し、スーパーアグリをワークス化するのも一つの手ではないだろうか。スーパーアグリのスタッフの方が余程ホンダ・スピリットを持っているように思えるのだが・・・・・・。



追記:やたらと否定的なエントリーになってしまいましたが、基本的にロス・ブラウン加入はポジティブに見ているので、あしからず。

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登録日:2007年 11月 14日 18:28:10

アロンソの行き先

ルノー アロンソ争奪戦をリード

【11月4日 AFP】スペインのスポーツ紙各紙は3日、F1に参戦するルノー(Renault)が2006年シーズンまで在籍していたフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)と契約をするため、新契約の条件を練り上げていると報じた。
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F.アロンソの移籍先が全く読めません。

第一希望がフェラーリなのは間違いないでしょう。たとえ待遇がK.ライコネンとの"ジョイントナンバー1"であっても、"新人"L.ハミルトンとは違い、ライコネンの実績やお互いに良きライバルと認め合う間柄からすれば、アロンソも受け入れるはず。しかしチームはF.マッサとの契約を2010年まで延長済みで、少なくとも息子(ニコラス)がマネージャーを務める関係からジャン・トッドが代表に留まる限りは、フェラーリ移籍は難しいでしょう。

フェラーリ以外で現実的に勝てる可能性があるのはBMWザウバーとルノー。ただBMWはイメージを重視する企業なので、現ドライバーの契約を反故にしてまで獲得に動くかどうか。ルノーは契約年数(アロンソ側は1年、フラビオ・ブリアトーレは3年又は最低2年を希望)がネックになります。

ホンダ、レッドブルは現時点ではポテンシャルに乏しいですが、将来的には期待できます。どちらにもロス・ブラウン獲得の噂が出ているのもアロンソには魅力でしょう。ホンダは昨年PP&優勝を記録したように、元々ポテンシャルはあるチーム。レッドブルは何と行ってもエイドリアン・ニューウェイ&ジェフ・ウィリスの"90年代最強ウィリアムズ"を支えた二人を始め、優秀なエンジニアが集まっているのが魅力です。

一方でトヨタ、ウィリアムズの可能性は低いでしょう。トヨタは金だけはありますが、それだけ。技術面をリードするテクニカル・ディレクターも、トッドやマリオ・タイセンのような実績ある代表もいません。ウィリアムズは誇り高きフランク御大が、1年のつなぎ契約を許すでしょうか??

一部報道によると、マクラーレンとの契約解除にあたっては、優勝を争うチーム(フェラーリ、ルノー、BMW??)への移籍を禁じる条項があるらしく、もし事実であれば可能性は4チームに絞られることになります。いずれにしてもアロンソのマネージャーが「急ぐつもりはない」と語るように、決定までにはまだ当分かかりそうです。来季のシートが定まっていないチーム、ドライバーにとっては、ゆっくり休むこともできない、何とも迷惑な状況が暫く続きそうですね。

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登録日:2007年 11月 07日 18:12:34

RAIKKONEN:清々しいチャンピオン

ライコネン ブラジルGPを制し初の年間王者

【10月22日 AFP】F1第17戦・ブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2007)、決勝。
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政治にまみれた現代F1で、"最も政治に関わらないドライバー"が、大逆転で初のタイトルを獲得した。

FOM(バーニー)とマクラーレン以外の誰にとっても、そしてF1というスポーツ自体にとっても最良の結末ではないだろうか。

ファン・マヌエル・ファンジオ、ジョディ・シェクター以来3人目の、フェラーリ移籍1年目でのタイトル獲得である。

清々しい新チャンピオンに拍手!!

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登録日:2007年 10月 31日 18:12:10

偉業

アロンソ ブラジルGPで4番グリッドを獲得

【10月21日 AFP】F1第17戦・ブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2007)、予選。
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ルイス・ハミルトンがタイトル獲得なら、F1史上初のルーキー・チャンピオンに。

フェルナンド・アロンソがタイトル獲得なら、56〜57年のファン・マヌエル・ファンジオ(フェラーリ→マセラティ)以来の、チームを移籍しながらの連覇に。

キミ・ライコネンがタイトル獲得なら、56年ファンジオ、79年ジョディ・シェクター以来の、フェラーリ移籍1年目でのチャンピオンに。






いずれが勝っても歴史に残る偉業に違いない。

さぁ結末は・・・・・・??

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登録日:2007年 10月 21日 19:55:36

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プロフィール
cavasan
石川県金沢市在住の31歳。F1歴は90年鈴鹿から。
好きなドライバーはジル・ヴィルヌーヴ、ミカ・ハッキネン、佐藤琢磨。
好きなチームはロータス、ジョーダン、スーパーアグリ。
好きなクルマはフェラーリ640、ジョーダン191。
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