チェチェン精神憲法=ウェズデンゲルが近く日本で単行本に
【チェチェン/ロシア 24日 AFP】23日、チェチェン共和国で新憲法制定3周年を記念する式典が執り行われた。1994年から1996年に起こったチェチェン紛争後、チェチェン独立派による活動を阻止する対テロ作戦という名目で、1999年にロシア軍が再進攻した。独立派は地方での活動を継続しており、毎日のようにロシア軍の死傷者が報告されている。写真は、憲法制定3周年を記念して、グデルメス(Gudermes)市街を行進するチェチェン内務省特別部隊。(c)AFP/KHASAN KAZIYEV
どの国でも憲法が最高法規だが、チェチェン社会には、ウェズデンゲルという民族哲学が根本にあり、いわば「精神憲法」とも呼べる存在である。知人がいま、この民族哲学を翻訳し終えた。ちかく日本で出版されることになったと連絡を受けた。
実は、今回、チェチェン人作家に依頼してこのウェズデンゲルという民族哲学についてロシア語で書いてもらい、知人が翻訳したのである。それが出版できるめどがたったという。
翻訳本が出された後、この本を活用するかたちで、私がチェチェンで実際に知り合った人々や事件の数々とウェズデンゲルを重ね合わせ、日本や世界が抱える問題とリンクさせた本を出版するという私個人の計画がある。
そのために、翻訳本を自由に使用してよりと翻訳者の方と原作者の方に了承を得られた。ありがたいことだ。
◇現状にたいする「アンチ」の集積
ウェズデンゲルとは、長年にわたりチェチェンの人々の行動規範となってきた民族哲学だ。
ちょっと表面を触れれば、忍耐、寛容、気前よさとか、道徳を教える口伝であり、人生や個人生活・社会生活のなかで、なにをどうすればいいのかという内容である。
どこにでもありそうな道徳とも言えるだろう。しかし、この民族哲学の根底には、反グローバリズム、反新自由主義、反帝国主義、反植民地主義、反アメリカ型物質主義、反国家主義などの要素を秘めている。
現状の世界に対す「反=アンチ」の集積といえるかもしれない。
このようなことを、オリジナル本と実際のチェチェンや世界とリンクさせたいという、頭が痛くなりそうなことを今、私は考えている。
その前に今書いている「暗殺大国ロシア」という本を仕上げ、そのあとさっそく、この難題にとりかかろうと思う。
なお、「ウェズデンゲル」のオリジナル翻訳本が刊行され次第、お知らせします。
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登録日:2007年 06月 30日 09:00:00
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