安倍晋三と日本山妙法寺とチェチェン
久間防衛相「原爆投下しょうがない」発言、安部首相は問題視せず
【6月30日 AFP】久間章生(Fumio Kyuma)防衛相は30日、千葉県の大学で講演した際、米国の広島、長崎への原子爆弾投下について、日本の無条件降伏につながりソ連の北海道侵略・占領を防いだとし、「しょうがない」との見解を示した。
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(c)AFP
先日、日本山妙法寺の寺澤潤世上人と久々に再会を果たした。寺澤師は、チェチェンの平和のために命がけで行動してきた人である。中華料理屋で食事をしていたら、彼がひとことこういった。「昔、安倍晋三さんと一日中一緒にいたことがあるんですよ」
◇世界各地での紛争地で活躍する日本山妙法寺
安倍晋三首相と寺澤上人とのかかわりの前に、まず日本山妙法寺という教団について説明しておこう。
この教団は、絶対平和主義を実現するために非暴力直接行動を軸に、世界中で僧侶が活動しているところである。ヨーロッパの平和運動家たちの間では、日本のなかよりも有名らしい。
世界中の紛争地にいって平和行脚し、国内でも戦争に反対する活動をしている。
わけても寺澤上人は、チェチェン戦争が始まる前からチェチェン入りし「この土地には人類にとって極めて重要な意味を持つ」というようなことを直感していた人だ。
戦争が始まってからも何度もチェチェン入りし、私も現地で行動をともにしたことが何回もある。地元の人びとからの信頼は絶大である。
◇「こういう日本人がいることを覚えておけ」と父親の安倍晋太郎元外相/strong]・
さて、その寺澤承認がどのようにして安倍晋三氏と出会ったのか。彼の父・安倍晋太郎氏が外務大臣で、息子の晋三氏が会社を辞めて秘書をしていたときのことだ。
安倍外相のロンドン訪問にともなって秘書である晋三氏も同行した。ちょうどそのころ寺澤上人もロンドンで活動していた。
安倍晋太郎外相は息子にこういったという。
「こういう日本人がいることを知っておくべきだ。とにかく、このお坊さんのところに行って一日過ごしなさい」
そう父親に言われた若き日の安倍首相は、寺澤上人のもとへやってきた。
人びとの幸せ、平和こそが仏法であると命がけで世界を動き回る仏教僧侶を前にして、安倍晋三という人物が、何を思ったかはわからない。
寺澤上人は多くをかたらなかったが、ひとこと
「彼は私を覚えているはずですよ」と言った。
[strong]◇国会前に立つ日本山妙法寺の僧侶たち
寺澤上人が続けた。
「ロンドンから帰国後、私たち日本山妙法寺は、安倍慎太郎外務大臣に会うときは、かならず息子で秘書の晋三さんを通していました。一度や二度ではありませんから、覚えているでしょう。
いま、国会前(とくに首相官邸に近い第一議員会館付近)で、私たちのお坊さんが、いろいろな法案に反対したり平和を祈って太鼓をたたいています。間違いなく彼は、その姿を何度か目にしているはずです。
それを見て何を思っているのでしょうね」
私も、何を思っているのか首相に聞いてみたい。安倍首相が強行する戦争推進政策と180度反対のことをする僧侶たちを見て、何を思うのだろうか。
◇祖父(岸信介)でなく父(安倍晋太郎)を目指せ
少なくとも父親の晋太郎氏は、たとえ主義主張や立場は違っても、異国の地で平和のために身を粉にしてはたらく仏教僧侶に心動かされるところがあり、だからこそ息子の晋三氏に「こういう日本人がいることをぜひ見ておいてもらいたい」と寺澤上人のもとに差し向けたのである。
息子の安倍晋三総理大臣に、そういう感覚はまったく感じられない。それどころか、日本を戦争で破滅に導いた責任者の一人である、おじいさんの岸信介を尊敬し、その思想(戦争国家・国粋主義・国家主義)を実現するために暴走している。
親の心、子しらず、である。
寺澤上人からこのエピソードを聞いて、私もしっかりと子どもを育てなければならないと痛感した。
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登録日:2007年 07月 03日 23:16:25
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- ■ジャーナリスト、「通販あれこれ」スタッフ
■16回チェチェン入り。露店のおばちゃんから指名手配のゲリラ司令官、大統領まで知人 多数。チェチェンを入り口に、ロシア・世界・日本・政治・文化から人間の未来まで縦横無 尽に語る。
■著書「チェチェンで何が起こっているのか」(大富亮氏と共著)など
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