ハッサン・バイエフ氏ら7月にチェチェンで診療センター開設予定
【7月7日 AFP】医療援助団体である国境なき医師団(Medecins Sans Frontieres、MSF)は、コンゴの首都キンシャサ(Kinshasa)でも活動しており、貧しい地域で売春を職業とする女性のために無料診療やコンドーム、教育プログラムを提供している。(c)AFP
2月24日、東京文京区内で、「戦場の医師ハッサン・バイエフ-ーチェチェン戦争の傷跡と子どもの医療支援」と題する講演会が行われた。このなかでバイエフ氏は、今年7月にチェチェンの首都グローズヌイに、子供の形成外科センターを開設し、9月には実際に手術を始めたいとの考えを明らかにした。
■戦場の医師ハッサン・バイエフ-チェチェン戦争の傷跡と子どもの医療支援
チェチェンの状況やハッサン・バイエフ医師について知らない方のために、簡単な背景を説明します。「チェチェン総合情報」より一部訂正して引用。
ロシア南部のチェチェン共和国では、1994年から14年近く続くロシアの軍事侵攻によ
り、100万人の人口のうち20%ー25%が死亡し、30%が難民となって多くが国外に逃れました。
世界でもっとも悲惨な戦争を目の当たりにしながらも、医師の倫理、ヒポクラテスの誓
いを忠実に守って、敵味方を区別することなく多くの人びとの生命を救った外科医、ハッ
サン・バイエフ医師が講演します。
今、バイエフ医師は、移住地アメリカとロシア・チェチェンを頻繁に行き来して、荒廃
したチェチェン国内の医療環境を改善しようとしています。今回のスピーキングツアーで
は、いわき、仙台、東京、水戸、札幌、京都、大阪、山口の各地で、医療危機に直面する
チェチェンの子どもたちの様子を報告します。
チェチェンを知り、子どもへの医療を再建するために、どうか皆様のご参加をお願いい
たします。
●ハッサン・バイエフとは?
1963年、チェチェンの首都グロズヌイの郊外、アルハン・カラ生まれ。1977年、ソ連邦
ジュニア柔道大会で優勝し、以後多くの柔道大会にて金メダルを獲得。1985年、クラスノ
ヤルスク医科大学卒業。1988年チェチェンに帰国し、首都グロズヌイにて形成外科医とし
て医務につく。
1994年、チェチェン戦争勃発とともに、野戦外科医として活躍。敵味方を区別しない医療活動のために、ロシア連邦軍とチェチェン過激派双方から命を狙われる。
2000年米国へ亡命、同年11月米国NGO・ヒューマンライツ・ウォッチから「2000年人権監視者」の栄誉を受けた。NPOチェチェンの子どもたち国際委員会議長。2006年に来日、
チェチェンの現状を伝えるための講演会を全国で行なった。
「チェチェン総合情報」からの引用終わり。
■チェチェンの簡単な情勢と医療活動
表面的には建物が復興しはじめ、公園が債権されたり噴水ができたりしてきれいになっているという。全滅したグローズヌイの街しか見たことのない私には、噴水があると聞いただけで、立ちくらみするくらいの衝撃だ。
しかし、戦争で受けた肉体的物理的な傷と精神の傷は、まったく癒えていないとハッサンは言う。実際に心身障害者は膨大で、子供の障害者も多い。
なかでも「三つ口」になる子供が多く、障害児出産が激増している。戦争前にはほとんど見られなかった症状が増えているという。
現地は、大規模な戦闘がなくなって表面的には穏やかになっている。以前にくらべれば身の危険は低くなっているために、ハッサンは亡命先のアメリカから医療支援jのためにチェチェン入りした。
ロシアの傀儡政権も、ハッサンの人望や名声を利用しようとしている節もある。
■チェチェン現地に治療施設を
2008年になってからもハッサンは現地を訪れ、チェチェンから障害をもつ子どもたちと母親をロシアまで連れて行き手術をした。チェチェン内ではきちんとした手術ができないからだ。
今回の東京講演では、今年7月にもういちどチェチェンを訪れチェチェン領内に、子供のための形成外科センターの解説準備にかかるという。今回の来日は、医療技術を磨くとくこともあるが、今後の活動のキャンペーンを兼ねている。
■募金のお願い
ハッサン・バイエフを呼ぶ会は、チェチェン支援者、ジャーナリスト、出版社などの有志が集って結成した団体です。この来日は一般の皆様からの寄付によって支えられていま
すが、まだ資金が不足しています。どうか、募金にご協力をお願いします!(※目標額:
120万円)
<strong>送金先:郵便振替口座 口座番号:00180-6-261048 加入者名:チェチェン連絡
会議</strong>
金額:一口3,000円 (お手数ですが、通信欄に「バイエフ」とご明記ください)
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■ハッサン・バイエフ講演情報
東京での講演は終わりましたが、大阪、京都などまだ続きます。
ハッサン・バイエフ講演情報一覧はこちらをご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/ootomi/20080212/1202829856
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「プーチン政権の闇~チェチェン戦争・独裁・要人暗殺」
高文研 林克明著 1200円
http://www.koubunken.co.jp/0400/0390.html
入門書「チェチェンで何が起こっているのか」
高文研 大富亮・林克明共著 1800円
http://www.koubunken.co.jp/0325/0320.html
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登録日:2008年 03月 02日 14:36:47
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■16回チェチェン入り。露店のおばちゃんから指名手配のゲリラ司令官、大統領まで知人 多数。チェチェンを入り口に、ロシア・世界・日本・政治・文化から人間の未来まで縦横無 尽に語る。
■著書「チェチェンで何が起こっているのか」(大富亮氏と共著)など
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