世界の危機

<イスラエル軍進攻>燃料危機のレバノン、国連24時間以内に緊急支援へ - 米国

【ニューヨーク/米国 1日 AFP】国連(UN)は1日、レバノン国内の燃料備蓄が2、3日分しかない状況を受け、燃料供給の輸送船が航行する際の安全確保について、イスラエルに対し早急な対応を求めたと、国連当局者が伝えた。
≫続きを読む…
(c)AFP/DENIS SINYAKOV

AFPBB News


戦争・紛争系は、個人的にもたいへん興味のある分野である。
そのせいで、それらに関するコメントとなると、どうしてもヒートする自分を抑えられなくなってしまうので、極力このブログではコメントしないようにしていたのだが、普段はせいぜい「永田町ネタ」と靖国参拝問題でウダウダやっている日本のメディアも、世界中でこれだけ次々と問題が起こると、さすがに無視するわけにはいかないようだ。
そんなわけで、久々に熱い(?)ネタについて述べてみたいと思う。

●米国の絵図

米国の思惑りに着々と発展している中東での紛争。
イスラエルのほかイラクまでを傘下にしたアメリカにとって、今度の戦争は彼らが「テロ支援国家」とするすべての国や自治区などを”正義”を持って壊滅させる絶好のチャンス。
そりゃ、国際社会が停戦を要求しても、アメリカは反対するにきまっている。

CNNでは連日連夜「Middle East Crisis」として、レバノン人が何人死んだ、パレスチナ人がどうなったなどということを楯に報道+アメリカ人的偽善を大々的に放送している。
その証拠に、民間のレバノン人をスタジオに招き、お涙頂戴のコメントをさせたかと思うと、今度は同国の高官をよびつけ、つたない英語で意見を述べるのをさえぎり、「国でヒズボラを支援しているのか?」「それはYESという意味か?!」と非難する。
世界最大のニュース番組の1つであるCNNだが、何だか、結局はお国の息のかかった茶番のように、最近思えてきた。

一方、最近のBBCはブレアのスピーチ映像を流すほか、この後に及んでもローカルな話題が盛りだくさんで、イギリス人らしい傲慢さ丸出し。

ブレアといえば、先日ホワイトハウスでブッシュと仲良く記者会見を行い、ともに打倒テロリスト(=ヒズボラ)を掲げ、レバノンの攻撃を正当化していたと思ったら、イスラエルに武器などを輸送する際に、米国が無断で(英国内の)空港を使用したと非難。
ブッシュは「非常事態だった」と言い訳交じりの謝罪。

イスラエルの攻撃で国連の停戦監視委員4人が死亡し、即時停戦呼びかけを拒否する米国を暗に批判するように、イスラエルの攻撃を非難。
アナン登場で惨劇の大きさをアピールするも、結局アメリカの圧力に手も足も出ず。
前からわかっていたことだが、国連の無力さを改めて世界中に証明するとともに、逆に米国の権力をアピールするに終わった。

米国の権力といえば、「即時停戦が見送られたということは、攻撃する権限を得たことに値する」と述べるイスラエル。
これは、まさに米国の言葉である。
”世界の米国がイスラエルに反国を攻撃する権限を与えた”というところだろうか。


イラクに駐留するはずだった米軍兵士は、帰還を延期。
日本の特殊部隊は、本当に今月中に帰還できるのだろうか?

キューバのカストロ政権が事実上崩壊し、人々は「自由だ!」と祝杯をあげる。

ハリウッド俳優のメル・ギブソンは飲酒運転で逮捕された際に、警察官へ向かい「世界の戦争の原因はユダヤ人だ!オマエもユダヤ人か!」と発言したことを非難され、謝罪。

「今こそ世界を救おう!」と、やっきになって宣伝するエホバの証人。

●世界の終わり?
先日、FOX TVを観ていたら、ここぞとばかりに”今中東で起きている紛争は、数百年前に書かれた預言書に書かれていた”ということを放送していた。
アホくさっと思い、あまり真剣に観てはいなかったのだが、情勢の不安定な発展途上国では、国が発展するためにいざこざも起きるだろう。
昔の日本がそうだったように・・・。
紛争がよいといっているわけではないが、こうやって歴史を振り返ってみると、それはもしかしたら、悲しいことだが、国や地域が発展する途中の一過程として、紛争は避けられないのかもしれない。

メル・ギブソンが「ユダヤ人のせいで戦争が起こる」と発言したが、私は世の中の差別や戦争・紛争の大元は、かつてのアングロサクソン、つまり昔のイギリスに起因しているのではと考える。
もともと、黒・白と人間を肌の色で分けるという差別をつくったのはイギリスだ。
現在独立している53の国と自治地区・保護領など、イギリスは過去に世界で最も多く支配国を有していた国だ。
そのほとんどでは、差別による紛争が絶えない。(同時に、その多くが、地域でも特に栄えているというのは皮肉なものだが……。)
もともと流浪の民であったイスラエル人に、あの場所へイスラエルという国を与えたのもイギリスだ。
そして、突然沸いてきたよその民族に自分らの領土を占領された隣国では、イスラエルを敵視している。
建国当時はいろいろと面倒を見ていたイギリスだが、宗教的感覚による因縁が深かったことは想定外。
手に負えなくなってしまったイギリスは、遂に”中東の問題”として手を投げてしまった。
もちろん、今さら過去にさかのぼり、責任の追求をしても仕方がない。
今のイギリス人やブレアが生まれるずっとずっと昔の話だ。
日本だって、731部隊の石井部隊で有名だが、中国人に細菌兵器の人体実験を行った。
それだって、21世紀に生きる20代の若者にはまったく関係のない話だ。
だから、今となっては一概に、現在生きているイギリス人に”当時のイギリス人”の責任を追及してもどうにもならない。

もはや、この紛争は誰にも止められないのではないだろうか。
21世紀の新たな”戦争”として国連が位置づけするのは、時間の問題だ。

戦争・紛争は「国が発展するための過程かもしれない」と前述した。
この紛争が終わった時、もしかしたら境界線が消え、また1つの国がなくなり、”第2のイラク”が誕生するのかもしれない。
自由・平和を叫ぶ人らは「国境のない国を」と訴えるが、国境のない国がはたして、本当に自由で平和な国といえるのだろうか。
現在のイラクを見てほしい。
今のイラクはアメリカとの国境がなくなりつつある。
しかし、本当に自由で平和な国に生まれ変わっているのだろうか。
民主主義は悪いとは思わない。
しかし、思想や週間の違う民族に、西洋デモクラシーを傲慢にも押し付けているだけではなだろうか。

生活習慣、価値観、宗教観の違う他民族が、今となって再び仲良く暮らすことができるなどというのは、所詮、どこぞの偽善者のPR広告でしかないと考える。
人間には、触れてはいけない部分があるのだから……。

コメント[0], トラックバック[1]
登録日:2006年 08月 02日 17:20:47

Trackback

この記事に対するトラックバックURL:

命 〆(._.)

空からみた侵攻の傷痕。 戦闘が行われたその場所に、どれだけの“生活”と“笑顔”があったのだろう。 ミサイルなんだか、鉄砲なんだか、爆弾なんだか、どんな武器をもってこの土地を攻撃したかは知らない。侵攻の理由も知らない。歴史も、事情も知らない。...

date:2006年 08月 28日 02:48:16

カレンダー
< 2006年 08月 >


1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

プロフィール
藤原ヒカル
藤原ヒカル
(女)
カンガルーの国、オーストラリアでジャーナリズムを学び、その後は現地で新聞記者に・・・・・・。業界へのデビューを果たすが、目指すところは”イラク”ではなく、”ミュージックシーン”だったりする。10歳の時にテレビで聖飢魔IIのライブを見て、デーモン閣下に一目惚れ。後にKISSなどの大御所を知って(普通は、逆!)、「話してみたい♪」とミーハー的な理由で英語を猛勉強。HR/HM歴20数年。現在は日本在住。企業や国家の政策などのコアな記事から外国人クリエーター、芸術家たちにインタビューして記事を書くのがお仕事。
最近のコメント
[12/01] 人の好き嫌い まげフ
[11/22] 人の好き嫌い 普通s
[11/14] 人の好き嫌い 吉田
[11/03] 人の好き嫌い きんぶ
[02/21] 人の好き嫌い 中東三昧
[01/16] ちょっとの居眠りがっ!―スカンクの災難 藤原Hikki
[01/15] ちょっとの居眠りがっ!―スカンクの災難 すずか
[01/15] ちょっとの居眠りがっ!―スカンクの災難 高瀬
[01/14] 霊力 藤原Hikki
[01/14] 霊力 ハルコ
カテゴリー
検索