Kiss ○○ ass? !

ブッシュ大統領、オーストラリア大使公邸を訪問 - 米国

【ワシントンDC/米国 15日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領が14日、ワシントンD.C.のオーストラリア大使公邸にオーストラリアのジョン・ハワード(John Howard)首相を訪問した。ブッシュ大統領とハワード首相は16日に公式会談を行う予定。写真は、ハワード首相(左から2人目)とジャネット首相夫人、大使公邸に到着するブッシュ大統領(右から2人目)とローラ(Laura Bush)夫人(右)。(c)AFP/Tim SLOAN

AFPBB News


先日、ジョン・ハワード豪首相についての記事で「イラク戦争でアメリカを支持した国の首相で、”唯一”、自国内での支持が依然と高い首相」と書かれているものを発見した。

・・・・・・。

まぁ、誰が首相になっても必ず野党陣はブーブー文句を言うので、『The Australian』 や『The Age』(オーストラリア国内の2大A級新聞)にほぼ毎日掲載されているバッシングや有識者による批判的なコメントは考慮しないとしても、例のイラク戦争以降、オーストラリア国内では「アメリカのケツを舐めてる!!」と一般有権者が徐々にアンチ・ハワードになりつつあるのが事実。

「”唯一”国内で支持が依然と高い」

誰が書いたか知らんが、ウソはいかんよ、ウソは……。

●オージーとアンチ・アメリカ
これについては以前にもコメントしたかと思うが、オージーはマクドナルドをほお張っていても「オイラはアンチ・アメリカだマイト!」というほど、本当にアメリカモンが嫌い。
ナゼか?
理由はいろいろあるが、たぶん、最大の要因はエモーショナルなリンクがヨーロッパに向いているのと、あとはちょっとひがみ……だと思う。
とにかく、彼らはアメリカが嫌いな傾向にある。
一番驚いたのは、映画の脚本を書く授業で、こてこてのハリウッド系ラブ・ロマンスを書いた仲間が、プロのスクリプト・ライターに「んまぁー!!なんてことなの!!こんなくだらない!!」とダメだしをくらっていたこと。

ねぇねぇ、ちょいとそりゃ、違うんやないかい?
おばちゃん、アンタの好み丸出しやん!!!

とにかく、そういう大事なグレーディングにさえ、思わず”アメリカ嫌いよ!!”という超個人的な感情を反映させてしまうほど、本当に本当にアメリカモンって嫌われる。
究極だとアメリカン・アクセントで英語を話すと「えっ?何て??」と聞き返しやがる!
3年間のオーストラリア生活中で出会ったアメリカ人はたった1人。
そんなわけで、街の中で堂々とアジア人を侮辱する勇気(?)のある人はあまり見かけないが、アメリカモンに対してはけっこう過激にバッシング行動なるものをとっている人たちも多い。

たとえば、イラク戦争時にオーストラリアが軍隊を派遣した時などはすごかった。
メイン・ストリートで反戦運動のデモを繰り広げ、星条旗の柄に×印でアンチ・ウォー”と書かれたバッジや、アメリカをぼろくそに書いたポスターなどが至るところに登場。
そして、手の込んだものには、半ケツ出してるブッシュ米大統領のシリに首から下だけが犬のハワード豪首相がキスしてるプラカードというか……そんなものもあった。
これがまたよくできていて、ハワード豪首相の首が動くように作られているから、超リアル!

大学のディベートの時間など、現地の学生はハワード豪首相に対してすごーくアグレッシブ。
オーストラリアでは有権者が投票を放棄すると罰金を支払わなくてはいけないのだが、「ハワードが首相をやってる間は、罰金払ってどんな選挙も投票しない!バカくさい!!」
という有権者もいるほど。
ハワード首相がどっかでスピーチをすれば翌日はその映像がニュースに流れるが、アメリカ的資本主義のスピーチ内容について、司会者はじめジャーナリストはネガティブな意見を述べる。

こんな国民レベルの状況をさんざん目の当たりにしているので、「”唯一”、自国内での支持が依然と高い」とは、何を持って言っているのか本当に不思議。
っていうか、次の選挙、ヤバいんじゃない?

●しかし、やはりアメリカか……?
日本は全く情報機関が機能していないから”スパイ天国”と言われているように、やはり情報力のある国は強い。
世界最大の情報網はイスラエルが世界に誇る「モサド」と言われているが、あれだって、やはりアメリカの恩恵があるからこそあそこまで大きいわけ。
まだシャロン首相が元気なころは、「彼の発言を聞いていればアメリカの動きがわかる」とまで言われていたほど、アメリカとの関連が非常に強い国なのだ。
最近ではシャロンが倒れたり、パレスチナとの問題がいっそう浮き彫りになるなど大変なこと続きだが、それでも、イラク戦争の前までは、アメリカの後ろ盾のおかげで中東で一番進んでいたと言われていたのがイスラエル。
韓国だって台湾だって、アメリカのバックアップのおかげで北朝鮮や中国本土より”住み良い国”(by 韓国人&”台湾人”)なわけで、何だかんだ言っても、やはりアメリカの影響力は強い。
そんなアメリカが”GO!”と言っているのに、果たしてオーストラリアのような生産性のない国が”NO”と言えるだろうか?
賛否両論、「やっぱりあのやり方がイヤ!」という意見も多いだろう。
しかしどの道、上に立つ者は疎まれるのだ。

豪州国内でジョン・ハワード首相は、引き続き高い支持があるとは思わない。
しかし、「ブッシュのケツを舐めるハワード」などと言われても、アメリカと友好関係を築こうとするハワード豪首相の姿勢は、あながち間違いではないのではないだろうか。
国際社会で、実はアメリカを煙たく思っている国もたくさんあり、国民レべルでは更に痛烈なアメリカ・バッシングもいたるところでたくさんある。
ただ、オーストラリアものんびり南半球にプッカプカと浮かんでいるわけにもいかない。
個人的にハワード豪首相はあまり好きなタイプの政治家ではないが、イラク戦争の件については、これを機に外交をうまく切り盛りし外貨を自国内に回そうという冷静な判断に基づくものだったのではないだろうか。

イケイケだけじゃ国は成り立たんってことやなぁ。
そこんとこわかってあげてやぁ~。

コメント[2], トラックバック[0]
登録日:2006年 05月 18日 22:09:20

コメント

長いものには巻かれろ、ってことなんですかねぇ。
それにしても日本は巻かれすぎだがや・・・

くぼ@赤ウサギ @ 2006年 05月 20日 13:57:21

協調性があるのとただ巻かれるのって、紙一重ですよね。
まぁ、日本の場合、外交で”威嚇”となる軍隊がないからね……。
別に軍隊に賛成するわけじゃないけど、小泉さん!!!
任期満了前に、「ふぁいとぉ~いっぱぁぁぁつぅぅ」
日本社会に入魂してよぉぉぉぉ!!!

藤原Hikki @ 2006年 05月 21日 03:06:54

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プロフィール
藤原ヒカル
藤原ヒカル
(女)
カンガルーの国、オーストラリアでジャーナリズムを学び、その後は現地で新聞記者に・・・・・・。業界へのデビューを果たすが、目指すところは”イラク”ではなく、”ミュージックシーン”だったりする。10歳の時にテレビで聖飢魔IIのライブを見て、デーモン閣下に一目惚れ。後にKISSなどの大御所を知って(普通は、逆!)、「話してみたい♪」とミーハー的な理由で英語を猛勉強。HR/HM歴20数年。現在は日本在住。企業や国家の政策などのコアな記事から外国人クリエーター、芸術家たちにインタビューして記事を書くのがお仕事。
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