2010年 02月
米銀の破綻 新たに2行 商業用不動産バブル崩壊は有史以来の深刻
米国の中小銀行破綻が新たに2行増え、今年で合計22行になった。
今回閉鎖された銀行は、
・カーソンリバー・コミュニティバンク (ネヴァダ州)
・レイナー・パシフィックバンク (ワシントン州)
米国では現在、全国各地で新規工事や途中でストップしているビル
や民間施設が多数存在している。
新規工事が最初からストップしているだけならまだしも、途中まで
工事が進んでいるにもかかわらず、その後の第2次、第3次の融資
が銀行から借り入れすることができず、巨額の借金を背負ってしま
った機関投資家や、管理会社が大幅に増加しているのだ。
しかも大幅に値下げをしても、売れないし、テナントが入らないと
いう状態が続いている。
米国の商業不動産価格は、07年の天井価格から4割も下落した。
しかも今後も一層下落するということである。
2014年までに償還する必要額は、ナント120兆円。
これはどうみても焦げ付いている。
個人の住宅ローンやカードローン、民間や公的金融機関の負債や、
政府の財政赤字(隠し債務)、そして州の財政債務などを全て含める
と、2京円以上の負債を抱えていると思われる。
しかもギリシャや、PIIGSと皮肉られる欧州の債務問題から、
今後も米金融機関に火種がどんどん飛び移ることになる。
実際ギリシャは、今年4から5月にかけて大量の国債償還を控えて
いる。 その額は日本円にして2兆円を上回る。
ギリシャ経済の規模を考えても、一国ではとても対処できない額だ。
2008年の同国GDPからみても、10分の1近くの額だ。
今年3月の米国発金融ショックで、一定の円高を迎えることになる
が、それに追い打ちをかけるように、ギリシャ(欧州)発のショック
で、更なる円高が進むことになるだろう。
ちょうどこの時期(5月)は、ドバイの債務返済問題も世界を駆け巡
ることになる。
このドバイに莫大な融資をしている英国の金融機関が、更なる損失
を被り、ポンドやユーロ売りが進む。
そして今度は6月ごろ、中国が米国短期国債の投げ売りを始めて、
ドルが一層安くなる。
雇用環境が急激に悪化し、米国の政策金利が元通りに引き下げら
れると思われる。
7月と8月は急激な円高の反動で、いったん円安に振れるだろうが、
9月には第2、第3のリーマンショックが訪れ、1ドル70円台前半
の相場が訪れよう。
大まかなシナリオはこんな感じだ。
★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者
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登録日:2010年 02月 28日 20:53:58
米銀の破綻 新たに2行 商業用不動産バブル崩壊は有史以来の深刻
米国の中小銀行破綻が新たに2行増え、今年で合計22行になった。
今回閉鎖された銀行は、
・カーソンリバー・コミュニティバンク (ネヴァダ州)
・レイナー・パシフィックバンク (ワシントン州)
米国では現在、全国各地で新規工事や途中でストップしているビル
や民間施設が多数存在している。
新規工事が最初からストップしているだけならまだしも、途中まで
工事が進んでいるにもかかわらず、その後の第2次、第3次の融資
が銀行から借り入れすることができず、巨額の借金を背負ってしま
った機関投資家や、管理会社が大幅に増加しているのだ。
しかも大幅に値下げをしても、売れないし、テナントが入らないと
いう状態が続いている。
米国の商業不動産価格は、07年の天井価格から4割も下落した。
しかも今後も一層下落するということである。
2014年までに償還する必要額は、ナント120兆円。
これはどうみても焦げ付いている。
個人の住宅ローンやカードローン、民間や公的金融機関の負債や、
政府の財政赤字(隠し債務)、そして州の財政債務などを全て含める
と、2京円以上の負債を抱えていると思われる。
しかもギリシャや、PIIGSと皮肉られる欧州の債務問題から、
今後も米金融機関に火種がどんどん飛び移ることになる。
実際ギリシャは、今年4から5月にかけて大量の国債償還を控えて
いる。 その額は日本円にして2兆円を上回る。
ギリシャ経済の規模を考えても、一国ではとても対処できない額だ。
2008年の同国GDPからみても、10分の1近くの額だ。
今年3月の米国発金融ショックで、一定の円高を迎えることになる
が、それに追い打ちをかけるように、ギリシャ(欧州)発のショック
で、更なる円高が進むことになるだろう。
ちょうどこの時期(5月)は、ドバイの債務返済問題も世界を駆け巡
ることになる。
このドバイに莫大な融資をしている英国の金融機関が、更なる損失
を被り、ポンドやユーロ売りが進む。
そして今度は6月ごろ、中国が米国短期国債の投げ売りを始めて、
ドルが一層安くなる。
雇用環境が急激に悪化し、米国の政策金利が元通りに引き下げら
れると思われる。
7月と8月は急激な円高の反動で、いったん円安に振れるだろうが、
9月には第2、第3のリーマンショックが訪れ、1ドル70円台前半
の相場が訪れよう。
大まかなシナリオはこんな感じだ。
★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者
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登録日:2010年 02月 28日 20:53:58
ユーロ圏の景気後退 ドイツ経済の指標と特徴 失業率は横ばい!?
ドイツの今年1月における失業率が発表された。
前月比横ばいの7.5%。
全体的な規模は決して小さくないが、他のユーロ諸国と比較して、
失業率が比較的安定している。
はっきりいって意外である。
フランスやイタリア、英国といった主要国の失業率が金融危機後、
右肩上がりに悪化しているとは対照的に、ドイツは去年の夏ごろ
から、1ポイントも回復しているのだ。
ドイツは2005年に失業率が11%に達していた。
90年代後半にも10%に達しており、当時は 「ドイツ病」 とも
皮肉られていたのだ。
しかしその後のIT革命や世界的な景気回復から、ドイツも軌道
に乗り、失業率は急回復した。
その好景気ぶりは、世界の主要国の中で最も堅調に表れた。
2008年には7.6%の失業率に下がったのだ。
これは驚くべき急回復といえる。
ドイツはいうまでもなく、GDPの40%を輸出に頼っている。
これは主要先進国の中で最も高い。
新興国である中国やブラジル、ロシア、韓国よりも高い推移だ。
リーマンショック後のドイツは、米国や英国と同じくらい景気が
悪化していったのだ。
日本以上の消費不況が襲ったのである。
このことから考えてみても、ドイツの失業率がここ2年間、ほと
んど悪化していないのは、非常に不思議で違和感を覚える。
ある程度の賃金低下が起こっているとはいえ、ドイツ経済を支え
ている製造業は、世界的な競争力を持つ一部のメーカー除いて、
今は瀕死の状態にあるといっていい。
ドイツは欧州最大の経済大国として、今回大きな問題に発展した
ギリシャや、PIIGsといわれている国の国債を大量に買い込ん
でいたようだ。
今回の金融危機でこういった国債を売却し、国のセーフティネット
として穴埋めしたのかもしれない。
もちろん一時的な公共事業に使った可能性が高い。
ここ数年のドイツは日本と同じく、急激な不動産バブルは起こら
なかった。
しかし商業用不動産最大手の 「ヒポ・リアルエステート」 は、
そのPIIGsの一角であるアイルランドに多額の融資を行ってい
たのだが、同国のバブルがいち早く悪化してしまい、巨額の損失
を被ってしまったのだ。
ドイツ政府は、まさに大きすぎて潰せないこの会社に救済の手を
差しのべた。 その額、最大で5000億ユーロ!!!
ドイツGDPの2割にも相当する天文学的な数字である。
一方で日本と対照的に悪化していったのは、国内の銀行である。
金融危機後、コメルツ銀行やドレスナー銀行は、莫大な債務を負
ってしまった。
悪質でリスクの高い麻雀証券を多く買い込んでいたためだ。
このことからドイツが世界的に誇る製造業への融資が、そろそろ
貸し渋りや貸し剥がしに見舞われることになる。
失業率は安定しているが、財政赤字のほうは急激に膨れ上がって
いるだろう。
こういった数字はドイツも例外ではなく、意図的に隠ぺいしている
可能性も残る。
今はかろうじてBRICsといった新興国への輸出増加が、雇用
の安定に繋がっている。
しかし近い将来のドイツ経済悪化は、欧州最後のショックになる
可能性が高いのだ。
今年後半から来年にかけて、最大の正念場になると思う。
★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者
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登録日:2010年 02月 26日 20:33:45
ユーロ圏の景気後退 ドイツ経済の指標と特徴 失業率は横ばい!?
ドイツの今年1月における失業率が発表された。
前月比横ばいの7.5%。
全体的な規模は決して小さくないが、他のユーロ諸国と比較して、
失業率が比較的安定している。
はっきりいって意外である。
フランスやイタリア、英国といった主要国の失業率が金融危機後、
右肩上がりに悪化しているとは対照的に、ドイツは去年の夏ごろ
から、1ポイントも回復しているのだ。
ドイツは2005年に失業率が11%に達していた。
90年代後半にも10%に達しており、当時は 「ドイツ病」 とも
皮肉られていたのだ。
しかしその後のIT革命や世界的な景気回復から、ドイツも軌道
に乗り、失業率は急回復した。
その好景気ぶりは、世界の主要国の中で最も堅調に表れた。
2008年には7.6%の失業率に下がったのだ。
これは驚くべき急回復といえる。
ドイツはいうまでもなく、GDPの40%を輸出に頼っている。
これは主要先進国の中で最も高い。
新興国である中国やブラジル、ロシア、韓国よりも高い推移だ。
リーマンショック後のドイツは、米国や英国と同じくらい景気が
悪化していったのだ。
日本以上の消費不況が襲ったのである。
このことから考えてみても、ドイツの失業率がここ2年間、ほと
んど悪化していないのは、非常に不思議で違和感を覚える。
ある程度の賃金低下が起こっているとはいえ、ドイツ経済を支え
ている製造業は、世界的な競争力を持つ一部のメーカー除いて、
今は瀕死の状態にあるといっていい。
ドイツは欧州最大の経済大国として、今回大きな問題に発展した
ギリシャや、PIIGsといわれている国の国債を大量に買い込ん
でいたようだ。
今回の金融危機でこういった国債を売却し、国のセーフティネット
として穴埋めしたのかもしれない。
もちろん一時的な公共事業に使った可能性が高い。
ここ数年のドイツは日本と同じく、急激な不動産バブルは起こら
なかった。
しかし商業用不動産最大手の 「ヒポ・リアルエステート」 は、
そのPIIGsの一角であるアイルランドに多額の融資を行ってい
たのだが、同国のバブルがいち早く悪化してしまい、巨額の損失
を被ってしまったのだ。
ドイツ政府は、まさに大きすぎて潰せないこの会社に救済の手を
差しのべた。 その額、最大で5000億ユーロ!!!
ドイツGDPの2割にも相当する天文学的な数字である。
一方で日本と対照的に悪化していったのは、国内の銀行である。
金融危機後、コメルツ銀行やドレスナー銀行は、莫大な債務を負
ってしまった。
悪質でリスクの高い麻雀証券を多く買い込んでいたためだ。
このことからドイツが世界的に誇る製造業への融資が、そろそろ
貸し渋りや貸し剥がしに見舞われることになる。
失業率は安定しているが、財政赤字のほうは急激に膨れ上がって
いるだろう。
こういった数字はドイツも例外ではなく、意図的に隠ぺいしている
可能性も残る。
今はかろうじてBRICsといった新興国への輸出増加が、雇用
の安定に繋がっている。
しかし近い将来のドイツ経済悪化は、欧州最後のショックになる
可能性が高いのだ。
今年後半から来年にかけて、最大の正念場になると思う。
★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者
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登録日:2010年 02月 26日 20:33:45
ユーロ圏の景気後退 フィンランド経済も徐々に悪化 ノキアは?
フィンランドの今年1月における失業率が発表された。
前月比1ポイント悪化の9%。
今回の金融危機後では最悪の失業率である。
フィンランドは欧州全体が景気後退に直面していた90年代半ば、
一時16.6%まで失業率が悪化していた。
しかしその後のIT革命と金融改革で、他の諸国同様に景気が
回復していた。
不動産価格もジワジワ上昇していたのだ。
フィンランドといえば、携帯電話のノキアが世界的に有名だ。
世界市場の占有率では長年1位を築いている。
ちなみに2位と3位は、モトローラとサムスンである。
だがノキアといえども今回の金融危機は無関係ではいられない。
リーマンショック後の08年第4四半期の売り上げは、16%も
下落し、利益は70%近くも吹っ飛んだ。
同時に従業員1700人の削減を発表した。
その後も工場や人員の追加リストラを実施している。
そしてついに09年11月、ノキアは日本国内における携帯電話
端末の販売中止を決め、同事業からの撤退を明らかにした。
いうまでもなく、日本法人の従業員約300人のうち220人の
削減を発表したのだ。
日本ではほとんど報じられることがないフィンランド情勢だが、
IT化が進んでいるとはいえ、ここまでの失業率は最悪だ。
金融関連の傷みは日本と同様に被害は小さいが、日米より輸出
の割合はずっと大きい。
これからもどんどん経済の悪化が進行していくに違いない。
再度付け加えておくが、フィンランドも立派なユーロ通貨導入国
なのである。
★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者
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登録日:2010年 02月 25日 21:20:36
ユーロ圏の景気後退 フィンランド経済も徐々に悪化 ノキアは?
フィンランドの今年1月における失業率が発表された。
前月比1ポイント悪化の9%。
今回の金融危機後では最悪の失業率である。
フィンランドは欧州全体が景気後退に直面していた90年代半ば、
一時16.6%まで失業率が悪化していた。
しかしその後のIT革命と金融改革で、他の諸国同様に景気が
回復していた。
不動産価格もジワジワ上昇していたのだ。
フィンランドといえば、携帯電話のノキアが世界的に有名だ。
世界市場の占有率では長年1位を築いている。
ちなみに2位と3位は、モトローラとサムスンである。
だがノキアといえども今回の金融危機は無関係ではいられない。
リーマンショック後の08年第4四半期の売り上げは、16%も
下落し、利益は70%近くも吹っ飛んだ。
同時に従業員1700人の削減を発表した。
その後も工場や人員の追加リストラを実施している。
そしてついに09年11月、ノキアは日本国内における携帯電話
端末の販売中止を決め、同事業からの撤退を明らかにした。
いうまでもなく、日本法人の従業員約300人のうち220人の
削減を発表したのだ。
日本ではほとんど報じられることがないフィンランド情勢だが、
IT化が進んでいるとはいえ、ここまでの失業率は最悪だ。
金融関連の傷みは日本と同様に被害は小さいが、日米より輸出
の割合はずっと大きい。
これからもどんどん経済の悪化が進行していくに違いない。
再度付け加えておくが、フィンランドも立派なユーロ通貨導入国
なのである。
★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者
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登録日:2010年 02月 25日 21:20:36
ユーロ圏の景気後退は正念場 PIIGSのCDSが急上昇中
ギリシャやスペイン、ポルトガル、アイルランドの債務返済への
懸念から、最近では別の大きな不安に移りつつあるという。
どうやら欧州諸国の一部は、時に秘密裏に複雑な金融商品取引に
手を染めて、債務や財政赤字の実態を意図的に隠しているのでは
ないかという不安要素だ。
その最たるものがデリバティブ取引であろう。
ユーロ圏各国の政府は、デリバティブ契約について全容を明らか
にすることは、とくに義務付けられておらず、個人や機関投資家
が、潜在的なリスクを把握するのはほぼ不可能にあった。
情報開示が十分にされていないうえ、故意に隠していたというも
のに他ならない。
関係筋によれば、ゴールドマンサックスは98~01年にかけて
ギリシャとの間で12件ものスワップ取引を締結していたようだ。
そしてクレディ・スイスも同じ期間に、ギリシャとスワップ契約
を取り交わしたという。
さらにドイツ銀行も、98~03年にポルトガル政府の代行で、
為替スワップを執行していたことを明らかにした。
ちょうどこのころは、どこかの国とは対照的に、欧州経済が力強
く上昇していたころだ。
欧州の銀行貸出債権は、多くが企業や不動産向けであり、
その額はなんと、米国の5倍近い額だという。
つまり企業の破綻は、銀行の財務を一気に収縮させるも
のである。
商業用不動産ローンの焦げ付きは、欧州も例外ではない。
とにかくドイツは金融危機前、レバレッジ(梃子)を世界中で最も
高く設定し、金融取引を行っていたのだ。
一番の問題は、欧州全体のの債務・財政赤字基準を満たすため、
デリバティブを使って財政収支や債務を人為的に操作できていた
ことである。
ギリシャのデフォルト懸念が世界中の金融市場を動揺させるまで、
こうした不透明なデリバティブ取引に全く無関心だったことだ。
ゴールドマンサックスと為替スワップを結んでいた、当時のギリ
シャ首相補佐官は、
「財務省の小ざかしい馬鹿者が債務水準をごまかそうとして行っ
たものだ」 と今更ながら指摘している。
スワップ取引はやるべきではなかった. . と反省しているようだ。
しかしこれも後の祭り。
とにかくここ半年間ほど、PIIGSと皮肉られている欧州諸国
のCDSスプレッドが急上昇している。
さらに代表国のドイツやフランスのCDSも少しばかり上昇して
いるのだ。
比較的安定しているのはオランダくらいなものである。
しかし忘れてはいけない。オランダも立派なユーロ通貨国である。
火種はすぐそこまでやって来ている。
★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者
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登録日:2010年 02月 24日 21:25:02
ユーロ圏の景気後退は正念場 PIIGSのCDSが急上昇中
ギリシャやスペイン、ポルトガル、アイルランドの債務返済への
懸念から、最近では別の大きな不安に移りつつあるという。
どうやら欧州諸国の一部は、時に秘密裏に複雑な金融商品取引に
手を染めて、債務や財政赤字の実態を意図的に隠しているのでは
ないかという不安要素だ。
その最たるものがデリバティブ取引であろう。
ユーロ圏各国の政府は、デリバティブ契約について全容を明らか
にすることは、とくに義務付けられておらず、個人や機関投資家
が、潜在的なリスクを把握するのはほぼ不可能にあった。
情報開示が十分にされていないうえ、故意に隠していたというも
のに他ならない。
関係筋によれば、ゴールドマンサックスは98~01年にかけて
ギリシャとの間で12件ものスワップ取引を締結していたようだ。
そしてクレディ・スイスも同じ期間に、ギリシャとスワップ契約
を取り交わしたという。
さらにドイツ銀行も、98~03年にポルトガル政府の代行で、
為替スワップを執行していたことを明らかにした。
ちょうどこのころは、どこかの国とは対照的に、欧州経済が力強
く上昇していたころだ。
欧州の銀行貸出債権は、多くが企業や不動産向けであり、
その額はなんと、米国の5倍近い額だという。
つまり企業の破綻は、銀行の財務を一気に収縮させるも
のである。
商業用不動産ローンの焦げ付きは、欧州も例外ではない。
とにかくドイツは金融危機前、レバレッジ(梃子)を世界中で最も
高く設定し、金融取引を行っていたのだ。
一番の問題は、欧州全体のの債務・財政赤字基準を満たすため、
デリバティブを使って財政収支や債務を人為的に操作できていた
ことである。
ギリシャのデフォルト懸念が世界中の金融市場を動揺させるまで、
こうした不透明なデリバティブ取引に全く無関心だったことだ。
ゴールドマンサックスと為替スワップを結んでいた、当時のギリ
シャ首相補佐官は、
「財務省の小ざかしい馬鹿者が債務水準をごまかそうとして行っ
たものだ」 と今更ながら指摘している。
スワップ取引はやるべきではなかった. . と反省しているようだ。
しかしこれも後の祭り。
とにかくここ半年間ほど、PIIGSと皮肉られている欧州諸国
のCDSスプレッドが急上昇している。
さらに代表国のドイツやフランスのCDSも少しばかり上昇して
いるのだ。
比較的安定しているのはオランダくらいなものである。
しかし忘れてはいけない。オランダも立派なユーロ通貨国である。
火種はすぐそこまでやって来ている。
★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者
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登録日:2010年 02月 24日 21:25:02
欧州経済危機 オランダとスウェーデンの失業率が1ポイント悪化
ユーロ圏一部での今年1月の失業率が発表された。
オランダは4.2%、スウェーデンは9.2%だった。
非正規社員を多く扱い、社員とほぼ同等の待遇を行っているのが、
オランダである。
失業率は欧州で最も低い国であるが、昨今は失業率が徐々に悪化
している。
スウェーデンも、オランダ同様に徐々に悪化している。
少しずつではあるが、なにせ失業率自体は大きい。
今年中には大台に上るものと思われる。
スウェーデンは東欧諸国に莫大な融資をしてきたため、金融危機後
は、融資の焦げ付きが増大している。
英国と全く同じような状況にあると考えていい。
そして英国同様、ユーロ通貨にも加盟していないため、通貨安は一
気に下落することになるだろう。
だからといってオランダの状況が良いとはいえない。
現在ギリシャ問題が大きくなっているが、ギリシャが片付いたとし
ても、ポルトガルやスペイン、アイルランドの火種が大きくなるだ
ろう。
そうなればオランダも、ある意味で一蓮托生となっていく。
それほどユーロ圏の経済危機は深刻なのだ。
もちろんまだまだ底は見えないという深刻ぶりである。
★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者
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登録日:2010年 02月 23日 21:12:23
欧州経済危機 オランダとスウェーデンの失業率が1ポイント悪化
ユーロ圏一部での今年1月の失業率が発表された。
オランダは4.2%、スウェーデンは9.2%だった。
非正規社員を多く扱い、社員とほぼ同等の待遇を行っているのが、
オランダである。
失業率は欧州で最も低い国であるが、昨今は失業率が徐々に悪化
している。
スウェーデンも、オランダ同様に徐々に悪化している。
少しずつではあるが、なにせ失業率自体は大きい。
今年中には大台に上るものと思われる。
スウェーデンは東欧諸国に莫大な融資をしてきたため、金融危機後
は、融資の焦げ付きが増大している。
英国と全く同じような状況にあると考えていい。
そして英国同様、ユーロ通貨にも加盟していないため、通貨安は一
気に下落することになるだろう。
だからといってオランダの状況が良いとはいえない。
現在ギリシャ問題が大きくなっているが、ギリシャが片付いたとし
ても、ポルトガルやスペイン、アイルランドの火種が大きくなるだ
ろう。
そうなればオランダも、ある意味で一蓮托生となっていく。
それほどユーロ圏の経済危機は深刻なのだ。
もちろんまだまだ底は見えないという深刻ぶりである。
★シティアライアンス 代表兼 「ヒルザー・ドットコム」 運営者
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登録日:2010年 02月 23日 21:12:23
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