分譲マンションに住むということ

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筆者の住むマンションは大規模改修工事の真っ最中である。

このマンションを新築で買ったのが1985年。今年で築25年ということだ。

このマンションを選んだ理由は、隣が公園で環境がいい、バス停から近いのに表通りに面していなくて静か、行き止まりで車も入ってこない、浜松駅までそれほど遠くない、一応高級住宅地、文教地区で娘が当時通っていた小学校も転校せずに済む(娘は小学校4年から高校卒業までこのマンションから徒歩で通学した)、南向き、売主が三井不動産等などだが、決め手は戸数が25戸だったこと。

バブル前、当時多くの人々はマンションを買って値上がりしたら転売して、それを頭金にさらに大きなマンションに引っ越し、最終的には戸建てに住む、というイメージを描いていたように思う。しかし筆者の場合そうは考えなかった。

マンションは商品であり、中古価格が上がるということがそもそも不自然と考えていた。だからここに住み続けることを想定する。となると考えなければならないのが将来の大規模修繕や建て替えである。

その時、戸数が多いマンションは話がまとまらなかったり非居住オーナーが増えたりで動きがとれなくなる可能性が高い。その点このマンションは25戸。話がまとまりやすい。

結果的には今のところ正解だ。オーナーは全員顔見知り。一時借金がらみでやくざが居座った部屋もあったようだが、マンションの他の部屋の人が買い取って解決。修繕積立金の滞納もなく、今回めでたく外壁全塗装を中心とする大規模改修が実現した。

管理組合の役員は持ち回り。今回はたまたま筆者の番ではなかったので当たった役員のみなさんには苦労をかけた。資産価値を守るというよりも住居の機能や快適性を維持するために、これからもオーナーの結束が必要だ。

そうすればあと25年、85歳まで住み続けることが可能かもしれない。将来はバリアフリーのための改修も必要になるだろう。

分譲マンション住まいの団塊の世代は同じような問題に直面している方が多いのではないだろうか。

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登録日:2010年 02月 22日 12:22:44

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Ryuichi Himori
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団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事、(社)指定管理者協会理事長などいろいろ。公共経営・行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
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