伸びゆく浜松!?

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かつて日本は「世界で最も成功した社会主義国」と揶揄された。何事も官僚の力が強かったからである。護送船団、行政指導で戦後の産業復興、高度経済成長をリードした。

しかし官僚が力が及ばなかった分野がある。それが都市計画と土地政策だ。市街化調整区域の変更も農地転用もみんなザルもいいとこ。違反建築の強制撤去もせず、闇市のバラックもブルトーザーでつぶさなかったので既得権化した。

私権を厳しく制限しなければ都市計画はできない。社会主義と言われながらそれができなかった。だからヨーロッパのような美しい都市景観は生まれなかった。

そうこうしているうちに成長はストップし、少子高齢化、人口減少が始まった。無秩序に広がった郊外はこれから過疎化する。かといってシャッター通りになった中心市街地はもとに戻らない。今頃コンパクトシティと言い始めたが、これだって強制力がないどころか公的施設の再配置すらできないのだから絵に描いた餅だ。

バブルのころはオフィスや商業施設の高度集積を狙っていた(狙っただけで何もしなかった)浜松市だが、ここに来て駅前に高層オフィスならぬ高層マンションが建ち始めた。強制力を持った都市計画ができなければ、50年後にはこれらのマンションもスラム化し、社会的コストが発生することだろう。

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登録日:2010年 02月 23日 00:28:06

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Ryuichi Himori
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団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事、(社)指定管理者協会理事長などいろいろ。公共経営・行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
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