企業の変化 その1
ある会議での私の発言を引用した東大社会科学研究所の本田由紀先生のブログが、引用部分に対するコメント欄が「炎上」状態になり、ご本人はブログを閉鎖するおつもりとのこと。
私の発言はわりと正確に引用されていたので、発言者としては申し訳ない気持ちだ。
ただ、学者の方々(だけではなさそうだが)による、品のない言葉遣いや中傷、揚げ足取りのコメントの応酬はいただけない。
私は、ネット上でもリアルと同じように、相手の人格を尊重し、礼儀を守る付き合いが大切だと思っている。ましてや、顔が見えない以上、ネット上での議論は細心の注意(敬意)を払うべきだろう。
このようなことを学生に指導すべき立場の方々が、面と向かっては言わないだろうと思われる表現を投げ合っているのを見ると、暗澹たる気持ちになる。
学者には、ブログというメディアは向いていないのだろうか。
さて、都市対抗の応援風景は昔とあまり変わらないが、企業の現場は、市場の変化や制度の変化に対応するために、日々動いている。
それぞれの担当者にとっては、対応は日々の業務だが、その集積は結果的に大きな変化をもたらす。
行政、学界、教育界からは、企業の内側の日々の変化はほとんど見ることができない。
あちこちで顕在化した変化に気付き、観察し、集計し、その結果を理論で解釈したり、あるいは新しい理論が生まれたり、あるいは新しい政策が生まれたりする。
つまり、現場の変化からはかなりのタイムラグがある、ということだ。
私は今の企業に勤めて30年になるが、その中でもこの5年間の変化は著しいものがある。自分の知っている企業の姿が別のものに変貌しつつあるような気がする。
このブログでは、少しでもタイムラグを埋めるために、企業の内部の観察者として、現場で起こっている変化をお伝えしようと思う。
但し、お伝えすることの中には、これから企業がどのように対応しようとしているのか、ということも含まれる。(このことが、本田先生に引用された私の発言では不明確だったかもしれない。)
カテゴリー[ 企業のこと ], コメント[5], トラックバック[1]
登録日:2006年 08月 27日 22:09:24
コメント
本田先生のブログにあるご発言は、1つの見解であるという言及(「紹介します」的なもの)があったと思います。それを根拠もなく、むしろ、感覚的な批判をすることは、研究者としてはいかがなものかと感じております。批判をするなら、統計的なデータに基づいた他説として展開すべきではないでしょうか。
今回ご指摘の通り、「学生に指導すべき立場の」方々が、われを忘れて、ブログだけではなく、ご本人方が「炎上」されるのは、悲しいです。大人としての節度をもつべきことも大切であるというコメントに同感です。
yoshi @ 2006年 08月 28日 20:41:44
yoshiさん、まったくあきれてものが言えない、とはこのことです。先生のブログは以前から問題ある書き込みがあり、閉鎖は私の発言のことばかりではない、とのことなので少し安心しています。文字だけのコミュニケ-ションは難しいですね。
himori @ 2006年 08月 29日 10:00:12
少し横レスになるかと思いますが、閉鎖までの大体の流れは
ここをコメントを含めて追っていくと分かるか、と思いますです
もじれた議論
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_667c.html
教訓
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_0cbc.html
もじれの帰結
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_f60c.html
稲葉先生の冤罪
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_2cf7.html
☆ @ 2006年 08月 29日 19:58:06
一方の当事者としてはやれやれ疲れる、という感じで、濱口先生の間違いを正す気にもなりませんけどね。
himori @ 2006年 08月 29日 21:44:33
☆さん、ご紹介ありがとうございました。
himori @ 2006年 08月 30日 06:12:26
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leleleさんが、本田由紀さんのブログが閉鎖するかも知れない問題についてエントリーしていますが、そのきっかけがある企業の人の話で、『江森隆一の団塊ブログ』さんがそのことについて書いています。もういちど、本田さんのエントリーを読んで確認しようにも、もうプライ
date:2006年 08月 29日 08:54:21
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- Ryuichi Himori
- (男)
- ryuichi.himori@gmail.com
- 団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
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