中学生のジャズに見る日本社会

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今日は名古屋のスチューデントジャズフェスティバル。

写真ではわかりにくいが、制服姿の中学生をバックに卒業生のジャズシンガーが歌っている。曲はガーシュインのサマータイム。色っぽいおねーさんのハスキーボイスと中学生の演奏の取り合わせもなかなか。
歌の伴奏はものすごくいい練習になるので、歌手の皆さんはぜひ母校の吹奏楽部と共演してほしい。

さて、いかにも日本的なのだが、ジャズのビッグバンドは通常18人編成だが、この学校は吹奏楽編成なので50人。しかもピアノがいない。
アメリカでも高校のブラスバンドがマーチング、シンフォニック、ジャズの3つをやることが多いが、ジャズは人数が少ないのでもっとも優秀な生徒だけ選んでやる。日本は選ぶと和が乱れるのか無理やり全員をステージに乗せる。これではジャズにならない。音楽性をとるかバンドの和をとるか。アメリカは前者、日本は後者。人数が多ければ全体のアンサンブルが重要だが、人数が少なければ一人一人がソリストの気概で演奏しなければならない。
どちらがいいのか価値観の問題なので一概には言えないが、少なくともジャズを聴く側にとっては前者の方がいい。
日本社会の強さと弱さがこんなところにも現れる、というお話し。

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登録日:2006年 09月 10日 22:34:11

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プロフィール
Ryuichi Himori
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団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事、(社)指定管理者協会理事長などいろいろ。公共経営・行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論などを研究しています。
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