Web2.0時代の行政経営
16日土曜日は私の所属する行政経営フォーラムの例会があった。テーマは「Web2.0時代の行政経営」。
内容はいずれフォーラムのホームページにUPされるので、会員でないかたはぜひ会員になって見ていただきたい。
おそらくこのテーマのシンポジウムは日本でも初めての試みだったと思うが、大変おもしろい内容だった。
結論は、Web2.0は行政にはほとんど親和性はないが、地域コミュニティによる地域課題の解決には有効性を発揮する可能性がある、というものだ。
はやりのキーワードにはすぐ飛び付いて、予算要求の目玉にしようとする一部の行政の皆さんには(フォーラムの参加者にはそんな人はいないが)気の毒な結論だった。
さて、行政経営フォーラムには東西南北会というイベントがある。例会のランチタイムに、テーマを出して仲間を募って、一緒にお昼を食べながら議論する、というものだ。
筆者は「Web2.0時代のネットコミュニティ及びコミュニケーションの課題」というテーマを出し、集った10人ほどと議論した。
題材にはこのブログでも触れた「本多由紀先生のブログ閉鎖」を取り上げた。
筆者の問いかけは、
1.ブログが普及してから、抑制の効かない罵詈雑言的表現が、某巨大掲示板から一般に広がりつつある(しかも実名を特定できることも厭わず)。Web1.0とは雰囲気が変わっている。
2.にもかかわらず、Web2.0が衆愚か数の叡智かは(例えば閉鎖問題をウォッチしている某巨大掲示板のスレ(複数)を見る限りでも)意外と数の叡智の方ではないか。
というものであった。
議論では、アカデミズムの世界は某巨大掲示板参加者とそもそも重なっており、親和性が高いのではないか、だから必ずしも一般に広がりつつあるとは言えない、という意見もあった。確かに、年齢も高いそうだし、そうかも知れない。しかし概ね筆者の数の叡智(というか常識)という仮説は支持されたように思う。
Web2.0が地域課題を解決する上で、プラットフォームに集る情報を編集して集合知とすることが重要であると、今回の例会のパネラーである東海大学の河井孝仁先生は主張する。そのためには、数の叡智でないと困るのである。
それにしても、団塊の世代である筆者としては、ネット上(特にブログのコメント)でももう少し礼儀にかなう表現はできないものか、と思うのである。
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登録日:2006年 09月 20日 20:42:40
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- ryuichi.himori@gmail.com
- 団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
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