ふるさと文化再興事業補足
少し補足すると、まず「呉松大念仏」はこの地方の町内ごとに残っている大念仏のひとつで、町内の初盆の家を隊列を組んで回り、庭先で笛、太鼓、双盤などを鳴らしながら回向をする伝統芸能だ。その中でも呉松は独特の部分あり、また一度途切れたために古い形が残っている。大念仏はこの地方独特だが、使われている楽器は市販の和楽器だ。
次に、なぜ唱歌が有効かを解説しよう。日本の伝統的郷土芸能は、実はその土地オリジナルではなく、ルーツは京都や江戸から伝わったもの、ということが多い。九州地区の神楽のほとんどは平安から鎌倉にかけて京都から伝わった雅楽がルーツだ。また今の田楽は能が、お祭りのお囃子は江戸の歌舞伎がルーツだ。雅楽も、能も、お囃子も、その大元では、様々な流派があるが今でも連綿と継承されている。
和楽器の奏法や練習の仕方も改良されつつ家元制度や東京芸大、国立劇場、宮内庁などで継承されている。唱歌は、ジャンルや流派によって異なるが、基本的には共通の方法だ。だから正確に採譜すれば、「お師匠さん」によって再現することが可能なのだ。
どうも日本は文化的には昔から中央集権国家だったようだ。
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登録日:2006年 10月 21日 00:24:32
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- 団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
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