浜岡原発で考えたこと①

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昨日、筆者は静岡県の浜岡原発へ行った。

目的はひとつはそもそも原子力発電所とはどういうものかを知るため、二つ目は筆者の住む浜松市から約50kmのところにあるこの施設の安全性を自分なりに確かめるためであるが、まあ早い話好奇心にかられてということである。

ここには原子力館という一般向けの見学施設があり、原子炉の実物大模型などが展示されている。たまたまここで取材対応できていた中部電力の社員さんに根ほり葉ほり詳しく話を聞くことができた。

さて、見学して考えたことは3つある。まず第一は津波についてである。

写真でわかるように浜岡原発は海(遠州灘)に面している。海と原発の間には海抜10~15m、幅60m~80mの砂丘がある。原発自体のグランドレベルは海抜6~8mである。一応安政大地震(1854年)の記録などをもとに、高さ8mの津波には耐えられると想定されている。

今回の震災の結果急きょ高さ12mの防潮壁を砂丘と原発の間及び横を流れる川に面して建てることが検討されている。完成すると壁の海抜は18m~20mになる。

筆者の見たところ浜岡原発の立地は福島第一原発よりは砂丘の分だけ有利だが、問題は防潮壁に大津波の圧力に耐えられる強度を持たせることができるかどうかだろう。この点は今後見守っていきたい。

中部電力の社員さんによれば、原発は蒸気などの冷却に大量の水を必要とし、諸外国では川や湖のほとりに作ることもあるが、日本では海水を使うしかないため海沿いに作らざるをえないとのこと。津波対策は宿命なのだ。

なお、立地は海沿いで岩盤が浅いところまで来ていることが条件だという。原発は一般の建物とちがい、岩盤に直接基礎の杭が乗っていることが必要だからだ。構造も含め、原子炉が地震の揺れに強いということは一応納得できた。ただし、タービンや配管、予備電源など発電所の全体が強いかどうかは疑問が残る。

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登録日:2011年 03月 19日 12:06:11

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Ryuichi Himori
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団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事、(社)指定管理者協会理事長などいろいろ。公共経営・行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論などを研究しています。
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