2006年 08月 22日

フリーターが増えたのは誰のせい?その2

先日、ある会議で東京大学社会科学研究所の本田由紀先生のお話しを聞く機会があった。弊社の事例は先生のかねてからの主張を裏付けていると思う。
しかしいまさら大企業に正規雇用を増やせといってもはじまらない。
グローバルな競争は企業の間だけでなく、人材の間にも起きてしまっているのだから。

では、どうするか?それについてこんな話しをした。

3.世界職業市場での日本人の優位性はあるか?

□先進国で生活しているメリットを優位性に転換→英国に先例。
□芸術、音楽、ファッション、料理、建築、デザイン、映像、大衆文化、新たなサービスの起業等。
□先進国にいるからこそ、生活に余裕があるからこそ、身につく感性、特殊な知識、情報リテラシーを活かす。身の回りにすぐにパソコンがある国など、世界の中では少数派だ。
□日本では「普通の人」でも、グローバルに見ればあらたな価値を創造できる。

□日本人が世界で競争力を発揮する仕事分野。例えば、
(1)ポップカルチャーに関する分野
「今や日本は歴史始まって以来はじめてカッコいい国という評価を受けている。ポケモンやドラゴンボールZやセーラームーンのおかげで、世界のこどもたちは日本に憧れを抱いている。昨今、国際的な賞を受けている邦画はみな現代ニッポンを映像化したもので、土着で生身の日本が評価されているところでもある。」 (中村伊知哉:スタンフォード日本センター研究所長)
(2)料理
日本料理だけではない。調理法、素材、調味料、道具なども。
(3)ファッションに関する分野
デザインだけでなく、素材、スタイリスト、メイクアップ、ヘアメイク、アクセサリーなども。

4.まとめ~キャリア教育への期待

□キャリア教育は日本人の競争力を左右する。
□「普通の人」にとって、これからの社会は収入の低下は避けられないが、企業に就職することが唯一の道ではない。多様な選択肢がある。
□組織依存でなく、個を確立することが大切。(チームワークより前に)
□人を楽しませることができれば収入を得ることができる。(職業観=君はどうやって人を楽しませますか?)→自分が楽しむのはお金を使うこと。

□就職より、起業・独立・フリーエージェント
そのために必要なリテラシー
(1)お金のリテラシー~投資と回収、金利
(2)商売のリテラシー~商道徳、信頼、約束、損して得取れ 
(3)情報リテラシー=論理のリテラシー~仮説・調査(調査手段)・検証
(4)人間理解
(5)国際理解

ここまで話したところで、中学校の先生から質問がでた。それは・・・・
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登録日:2006年 08月 22日 12:45:37

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プロフィール
Ryuichi Himori
(男)
団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixiもやってます。)
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