2006年 12月 24日
日本式経営?

写真は名古屋駅前のミッドランドスクエアの威容。来春にはトヨタ社員3000人がこのビルに入る。内200人は東京から移転する国際部門の社員である。筆者はかねてから、海外と直結するビジネスは東京にいる必然性はないと主張していたが、はからずもトヨタがそれを証明してくれたようだ。
トヨタは来年には全世界で942万台を生産し、GMを抜いて世界一の自動車メーカーになることは確実だという。
よくトヨタは日本式経営のモデルだと言われている。しかし筆者の知る限り、トヨタの経営はトヨタ式=トヨタウエイとしかいいようがない。
トヨタも当世の「はやりモノ」はきちんとキャッチアップしている。メセナしかりCSRしかり。しかしそれらをすべてトヨタ式でやってしまうところがユニークだ。トヨタの文化貢献も、やる以上は最小の費用で最大の効果を発揮する、というトヨタ流マネージメントと無縁ではない。グローバルベースで168億円という社会貢献費用も、一銭も無駄には使わない、という姿勢だ。
マネージメントの根幹では、トヨタは「委員会等設置会社」などの流行に惑わされていない。頭でっかちな、格好よさそうなことには無縁でひたすら「実質」を追求する姿勢は、ソニーなどと好対照である。
グローバル化に失敗した大手家電ITメーカーとの違いは、ひたすら現地向けの商品を開発しながら、生産においては現地でトヨタウエイで押し通したことだろう。
弊社も一部トヨタに納入しているが、厳しいけれども学んだことも多い。
とはいえ、車は趣味の品であり、壊れてもしかたがないと思っている筆者にとって、個人的にはトヨタの車に触手が動かないのも事実ではある(買ってもいいと思うのは1967年製のトヨタ2000GTかヨタハチくらいか)。
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登録日:2006年 12月 24日 02:18:50
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- Ryuichi Himori
- (男)
- 団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
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