2007年 04月 01日

非ユーザーフレンドリーなコンサートチケット販売システム

今日は朝から休日出勤で会社に詰めている。
6月に開催されるジャズフェスティバルのチケットが本日発売のため、問い合わせに備えて待機しているのだ。
10分おきに事務局の番号にかかってくる電話のほとんどは、普段コンサートチケットなど買ったことがない中高年からのものだ。

●「家の電話から何回ピアやローソンにかけても、その電話機は対応していない、という音声が流れる。どうしたらいいのか?」

○これは電話がパルス回線でもなくトーン信号を発しない電話機だからで、電話機ごとに*か#か♪かを押せば切り替わるのだが、それを説明すると「うちのはダイヤルを回す電話機だ。」すみません、近所のコンビニへ行ってください。

●「近所のファミリーマートに行ったが、売ってなかった。」

○これはチケットピアの場合、店頭は10時からだがコンビには12時からと差をつけているためだ。申し訳ありませんが12時にもう一度行ってください。

●「どこで買えばいい?」「近所のコンビニにある機械を操作すれば買えますが、その場合Pコードという番号が必要で、それをこれから申し上げ・・・」「わしゃそんな難しいことはできん!」「では店員さんに言って手伝ってもらってください。きっとやってくれると思います。」

○店員さん、ごめんなさい。

●「セブンイレブンでは買えんのか?」

○昨年、チケットピアとセブンイレブンが喧嘩別れしたために、突然ピアの扱いがなくなってしまった。客をそっちのけにした、迷惑な話だ。

●朝寄ってきたチケットピアの店頭で。「朝から並んでいるのに、席を選べないとはどういうことだ。あてがわれた席でがまんしろなんておかしいじゃないか!」

○ピアでは初日は自動的に順番に発券している。何日かたって落ち着いてくると、店頭で席を選べるようになる。混乱を避けるため、という理由で、初日は確実に手に入るが席は選べない。席を選んで買いたければ売り切れのリスクを覚悟で数日待つしかない。これはおおかたのお客様の感覚には反している。早く並んだらいい席がとれると考えるのは当たり前だと思うのだが。


ことほどさように、コンサートチケットを買い慣れていない人にとっては、チケットの入手は一苦労なのだ。しかも話をややこしくしている理由の半分以上は、システムではなく、人為的な理由(時間に差をつけるなど)によるものだ。

今日では、ロックやポップスだけでなくクラシックや民族音楽など様々なコンサートがピアやローソンのチケット販売システムを利用しており、購入する客層も若い人や熱烈なファンだけでなく多様化している。
今日、問い合わせがあった人で一番多いのは中高年男性だが、これからはそのようなお客の数はもっと増えるだろう。

システム側もそのような人々の意見に耳を傾け、わかりやすく、使いやすいシステムにしていく必要がある。
間違っても、需要が供給より大幅に多い商品を扱う者の驕りがあってはならない。

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登録日:2007年 04月 01日 14:33:35

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プロフィール
Ryuichi Himori
(男)
ryuichi.himori@gmail.com
団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixiもやってます。)
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