2007年 06月 05日

中学1年生に何話す?

と直前まで悩みつつ中学校へ。

ここは山から町まで人口減少地域の4つの中学校が合併してできた学校だ。一番遠い地域からはスクールバスで通う。とはいえ校長先生によれば、ほとんどの家庭は町にある会社や工場に通う給与生活者だという。

武道場に三角座りした144人の一年生に対して、校長先生の講話の後で30分ほど話したのは概ねこんな内容(実際には自分の具体的体験を織り交ぜている)。

1.仕事ってなんだろう
自分の仕事の紹介。
山葉寅楠や本田宗一郎(当地出身)はなぜ仕事をしたのか?
仕事とは人を楽しませ、喜ばせ、人の役に立つこと。
2.お金は本当に大切か?
お金は目的ではない。あとからついてくる。
大切なのはそれが人のためになった証だから。
3.会社に入るか一人でやるか。
いろいろな仕事を一人でやるか分担するか、本質は同じこと。
それぞれにいいところ悪いところがある。自分には何が向いている?
これから職場体験で見てきて欲しいこと。
4.世界に目を向けよう
世界は広い。いろいろある。でも仕事の本質は皆同じ。
世界から日本へ、日本から世界へ開かれている。

よかったかどうかわからないが、とりあえず代表で最後にお礼を言ってくれた子は自分なりに大事なところをメモしてくれていた。先生方からは大変わかりやすかった、という感想をいただいた。

キャリア教育という名前はおおげさで、中学生にキャリアを考えさせたり、仕事の意義を教えたり、というのを頭で考えるとどうなのか?と思うが、要は学校以外の場所で子ども達が仕事をしている大人の姿をほとんど見る機会がない現状では、学校という場で先生ではない誰かがその代わりをしなければならない、という単純なことだ。

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登録日:2007年 06月 05日 17:44:19

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プロフィール
Ryuichi Himori
(男)
ryuichi.himori@gmail.com
団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixiもやってます。)
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