2007年 08月 22日
それにしても罪作りな「オンリーワン」教育
今年1月~3月期の非正社員は1700万人を超え、雇用者全体の34%を占めるようになった。昨日の記事にも書いたように、このような構造変化に対応して生きていけるようなキャリア教育が必要だ。
そこで、まさかいまどき学校教育で「ナンバーワンよりオンリーワン」などと言っているところはないと思うが、もしあるとすればとんでもない罪作りである。
一人ひとりの個性を極める「オンリーワン」は別にいいのだが、その「オンリーワン」が市場社会で価値があるかどうか横並びで評価されるという現実を合わせて教えなければならない。
たとえ世界でひとつだけの花であっても、市場で高い値のつく花もあればほとんど省みられない雑草もあるのが世の中の厳しい現実だ。
それをきちんと教えた上で、市場価値がどうあろうと、社会の片隅でひっそりと地味に、しかしなくてはならない地の塩になろう、一隅を照らす世の光になろうと教えなければならない。
そうでないと、肥大した自意識と現実のギャップが62万人のニートを生んでいる社会を変えることができない。「オンリーワン」でなく「分相応」に地の塩としての価値があることをちゃんと教えよう。もちろん「分相応」がもっと報われる社会を作るのは大人の責任だが。
というようなことを某市教育委員会の講演で先生相手に話そうと思っているのだが、どうだろうか。
用語解説↓
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カテゴリー[ キャリア教育・生涯教育 ], コメント[4], トラックバック[0]
登録日:2007年 08月 22日 00:01:52
- プロフィール
- Ryuichi Himori
- (男)
- ryuichi.himori@gmail.com
- 団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
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