2008年 01月
思い出のサンフランシスコ

パリ出張の話を書いていてやはり同じころのサンフランシスコ出張を思い出した。
トニー・ベネットが歌う「思い出のサンフランシスコ」を頭に浮かべながらお読みいただきたい。
当時の常務と部長に筆者がかばん持ちでお供をしてサンフランシスコに行ったときのこと。普段は工場の管理をしているこの部長さんも、このときが初めての海外だった。
さて、夕食の時間になり、常務が「桧森君、日本人には和食中華でなければイタ飯がいい。どこかおいしいイタ飯屋を探しなさい」というので、港の方にあるそこそこのイタリアンレストラン(ウェイターが全員男性、というランク)を予約した。
行ってみると時間がちょうど夕暮れ、海を見ながらなかなかいい雰囲気。それぞれ注文し(この通訳がまた一苦労)、まずスープが運ばれてきた。そこで筆者は信じられない光景を見てしまった。向かいに座った部長が、スープ皿を両手で持ち上げてズズズ・・とスープを皿から直接啜っているのである。カップではない。平たいスープ皿だ。
この部長とはそれから1週間二人だけで東海岸を回らなければならなかったので、この先どうなることかと頭がくらくらしてしまった。
さて、何とか食事が終わってホテルに帰ってくると、常務が「ちょっと」と呼ぶ。「はい何でしょう」「あの部長はまじめ一方の堅物でおよそ遊びというものを知らん。君がちょっとポルノショップへでも連れてってやってくれ」
はあ?こっちだってまじめ一方なのでそんなところは知らないのだが、常務の命令とあればしかたがない。確かホテルの近くにあったとめぼしをつけておいた店へ、部長を誘って連れて行った。
店に入ると、ポルノ雑誌などを売っている店の奥に個室ビデオ鑑賞コーナーがある。では、とそれぞれブースに別れて入ったが、操作がよくわからない。いろいろやってみたがちっとも映らないので、特に見たいわけでもなし、そのままブースを出て店の中をうろうろしながら部長が出てくるのを待った。それがなかなか出てこないのである。
いいかげん痺れを切らしていると、ようやく現われた。「よくわからなくて見れませんでしたが、部長はどうでしたか?」と聞くと、「桧森君、それはカウンターでお金を専用のコインに替えて、それを入れて見るんだよ」とのお答え。
一言も英語がわからないのに、なんでそんなことだけわかるの?
そんな部長の積極性で東海岸の出張も無事済んだことは言うまでもない。
今から26年前のサンフランシスコでの思い出である。
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登録日:2008年 01月 29日 23:18:46
絵本カーニバル会場
絵本カーニバルの雰囲気はこんな感じ。
中心市街地のはずれにあるこの会場は昭和5年に建てられ、現在は登録有形文化財になっている。建造時そのままのレトロな空間に、色鮮やかな、アート性・デザイン性の高い絵本がよくマッチしていると思う。そのためにディスプレイや照明など細かいところまでしっかり見せ方を考えて作っている。
大人も楽しめるように普段は夜七時、金、土は夜九時までやっているが、以外に夜のお客さんが多い。
地方都市でもこんな雰囲気が求められていたのだと実感できる。中心市街地の活性化も商店街の振興が能ではないのだ。
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登録日:2008年 01月 28日 23:39:21
いきつけの店
このブログでは様々な食べ物や店を紹介しているが、実は行きつけの店というのはそれほど多くはない。
その中でもこの店はぜひ推薦したい。筆者が横浜に住んでいたときに開店し、今年10年を迎える、東白楽駅前、レストランバーフォンターナである。
http://fontana.dreamblog.jp/
この店は基本的にはイタリアン、何を食べてもおいしいが今日筆者が食べたのはスパゲティブッタネスカ。オリーブがたっぷりのっている逸品である。
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登録日:2008年 01月 27日 23:04:39
いつか来た道
今晩のブロードキャスターでは、来日した中国人観光客の「爆買い」が紹介されていた(写真)。
これを見て思い出したのが、1980年代の始め、パリへ出張した時のことである。
まだ30代前半の筆者は二人の部長さんの通訳兼かばん持ちだった。二人の部長さんは出張でもプライベートでも海外は初めてだった。おりしも時期は1月、SOLDES(セール)の時期。お二人がエルメスへ行きたい、というのでご案内した。
店の一番奥のカウンターの後ろにセール対象品のバッグか飾ってあり、お二人はカウンターに張り付いて片っ端から買っていった。二人で五個づつぐらい買って棚はほとんど空に。さらに一人がパールホワイトに輝く小さな四角いバッグに手を伸ばしたところで、さすがに声をかけた。
「部長、それはイブニングドレス用のバッグなので奥様はお使いにならないと思いますよ」「そうかな、じゃこれはやめとくか」
人口7万2千人(当時)の地方都市にお住まいの奥様が、イブンニングドレスを着てパールホワイトのエルメスのバッグを持ってパーティーに行くとは思えなかったからだが、余計なお世話だったか。
あれから26年、中国も、いつかきた道を通っているようだ。
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登録日:2008年 01月 26日 22:40:54
絵本カーニバルスタート!

いよいよ本日12時から「旅する絵本カーニバル」スタート。
昨晩はオープニングレセプションと内覧会が行われた。
写真は主催者代表として挨拶する筆者。右側はオープニングに来てくれた当市市長。
筆者の挨拶の一節。
「地域の活性化は、ワカモノ・ヨソモノ・バカモノの三つが必用といわれています。絵本カーニバルの実行委員は、私も含めて最低このうちの二つは兼ね備えています。アートディレクターのホシノさんは7年前にこの町に来たアーティストです。事務局長のアオキさんはフリーのキュレーターでご主人の仕事の都合で13年前にこの町にきて子育てをしています。いずれもヨソモノです。あとの二つのうちのどれかは、よくわかりません」
筆者の場合は、ヨソモノだがワカモノではないので残るはあとひとつ。
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登録日:2008年 01月 25日 12:25:06
東京の雪
昨日から出張で東京に来ているのだが、今朝目が覚めると外はこの通りの雪景色。
筆者が昔住んでいた北陸では、雪が降ると暖かい、とわれていたが、東京は雪が降ると寒い。手がかじかみ、耳が痛くなるような久しぶりの寒さだ。
さて、これから名古屋に移動するが、新幹線は遅れずに動いてくれるだろうか。
忘れないうちに業務日報を書いておこう。
22日 午前中 国民文化祭打ち合わせ 静岡市
国民文化祭広報委員会 静岡市
午後 クラシック音楽事業協会で打ち合わせ 東京・目黒
夜 BRADIPOで社会調査?
23日 午前中 某財団でジャズフェス打ち合わせ 東京・目黒
某社で国民文化祭など諸々打ち合わせ 東京・目黒
午後 若狭中学でスチューデントジャズ打ち合わせ 名古屋市
夜 執筆中共著書の原稿手入れ
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登録日:2008年 01月 23日 12:09:14
今週のビール
BRADIPOの今週のビールはチェコのビール「ピルスナーウルケル」700円。
このビールはピルゼンタイプのラガーだがコクがあっておいしい。我々日本人は画一化された大手メーカーの味に慣らされてしまっているが、世界にはまだまだ個性的でおいしいビールがたくさんある。これも日本の基準で考えていてはいけない事柄のひとつだろう。
ところでBRADIPOには様々なお客さんが夜な夜な集まっておもしろい話を聞かせてくれるので、筆者の「飲み屋の社会調査」も着々と進んでいる。
皆さんともBRADIPOのカウンターでお会いしましょう。東京は大井町駅前の東小路にあります。
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登録日:2008年 01月 23日 11:56:55
ちょっとは期待したい「せんたく」発足

思い切った改革が必要なのに政治が逆に動いていてフラストレーションがたまっている今日このごろ、本日発足した「せんたく」(地域・生活者を起点に日本を洗濯(選択)する国民連合)には少し期待したい。
http://www.secj.jp/
何を期待しているかというと、「せんたく」が掲げる三つの主張
1.国民の意識改革・自己変革(おまかせ民主主義からの脱却)
2.脱「霞ヶ関・官僚主導」
3.地域・生活者起点の政策
について、この主張と正反対の主張を掲げる集団も結束し、あい争ってほしいのである。
例えば、
1.国家、政治、行政に対する国民の信頼と権威の回復
2.優秀で使命感のある官僚がきめ細かく政策を展開する官僚制度の再建
3.建設業や農業など地場産業保護政策
違いはお分かりになるだろうか。この違いは実は国家観、憲法観の違いであり、国民にどちらかを選ばせてほしいのだ。
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登録日:2008年 01月 20日 18:07:57
サブプライム問答
【1月16日 AFP】米国経済の後退による株式市場の続落を受け、福田康夫(Yasuo Fukuda)首相は16日、市場に平静を呼び掛けた。
≫続きを読む…
(c)AFP
八「ご隠居さん、ちょっと教えてほしいことがあるんですがね」
隠居「おお八っぁんかい。なんだい?」
八「へぇ、今騒がしいサブプライムなんとかですが、あれはいったいどういうことなんで?」
隠居「うむ、あれか。おい八つぁん、おまえさんは貧乏かい?」
八「なんでぇやぶからぼうに。そりゃ貧乏も貧乏。自慢じゃねぇが、先祖代々極めつけの大貧乏ですよ。それがどうしったってぇんです?」
隠居「別にいばることはないだろう。で、そんなお前さんでも家はほしいかい?」
八「そりゃ、六畳一間の裏長屋に嬶と餓鬼三人ですからね。もちっと大きい、てめぇの家がほしい。しかしこちとら筋金入りの貧乏ですからね。買えやしませんよ。貯金もねぇし。嬶はへそくりがあるかもしれねぇが」
隠居「ところがな、メリケン国ではそんなお前さんのようなのに金を貸して家を買わせようってことになってな」
八「へ、奇特なやつもあるもんだ。借りたって返せやしねぇでしょう。こちとら、毎日のおまんまだって困ってるってぇのに」
隠居「それがな、家を買わせれば家が借金の方になるし、貧乏人でも家を持てば、取られるのはいやだから一生懸命働いて返すだろう。だから取りっぱぐれは少ないだろうと考えたのじゃ。これを『合理的選択の理論』というらしいが、いかにも頭でっかちなメリケン人の考えそうなことじゃ」
八「へぇ、そんなもんですかね」
隠居「ところで八、お前の商売はなんだ?」
八「いやですねご隠居、知ってるじゃねぇですか。大工ですよ、でぇく」
隠居「うむ、で仕事は毎日ちゃんとあるか?」
八「そりゃお天気がよければありますがね。ちょっと雨が続けば仕事がなくて銭が入らない。それに景気が悪くなって普請が減ったらたちまちおまんまの食い上げでさぁ。家どころか食うために借金しなきゃなんねぇ」
隠居「そうじゃろう。貧乏というのは働きが悪いから貧乏なのではない。どんなにがんばっても天気や景気はどうしようもないのじゃ。何しろ貧乏人には産業革命いらい『本源的蓄積』というものがないのじゃからの。貧乏は『構造的問題』じゃ。だから貧乏人に無理に金を貸しても、ちょっとしたことでたちまち焦げ付くということじゃ。メリケン人の『貧乏人も家を持てばがんばってなんとかなるだろう』という考えは間違いじゃ。
八「そりゃそうですね。ところでご隠居、メリケン国の貧乏人が借りた金が返せない、というだけで何で世界中が大騒ぎになるんです?貧乏人なんだからそんなにたくさん借りてねぇでしょう?しかも中にはちゃんと返してるやつもいるだろうに」
隠居「おう、いいところに気がついた。それはな、貧乏人の借金証文を小分けにしてあちこちに売っているからじゃ」
八「へ?どういうことなんで?」
隠居「ここに貧乏人が十両借りたとする。利息は例えば一両につき二分じゃ。わかるか?」
八「へぇ」
隠居「この十両の借金証文を一両づつ十枚に分ける。それを金持ちの借金証文と一緒にするのじゃ。金持ちは取りっぱぐれが少ないので利息も安い。例えば金持ちの利息は一両につき一分とする。で、金持ちの借金九両と貧乏人の借金一両を足して十両の借金としたら利息はいくらじゃ?」
八「へえ、金持ちの利息九分と貧乏人の利息二分で十一分になりやす」
隠居「そうじゃ。これが金持ちだけの借金なら利息は十分じゃ。つまり、同じ十両の借金証文でも、貧乏人の借金をまぜると利息が多くなるのじゃ。借金の期限が来たら合わせて十両と十一分の金が入る証文を、例えば今のうちなら十両と五分でいいですよ、と言って売るわけじゃな」
八「へぇ!メリケン人はうまいこと考えるもんですね」
隠居「で、この十両で利息が十一分の借金証文をまた小分けにして、他の利息の安い借金証文と合わせて世界中に売ったのじゃ。一人の貧乏人の借金証文を小分けにして、金持ちの借金証文とあわせて十人に売る。さらにこの借金証文を小分けにしてまた十人に売る。ということは、一人の貧乏人の借金証文を百人が持っている、ということじゃ」
八「へぇ!なるほど」
隠居「さてそこでじゃ。一人の貧乏人が借金が返せなくなったとする。さっきの、十両の借金証文のうち貧乏人の一両がぱあになる。するとこの借金証文は本来は借金の十両足す利息の十一分の値打ちがあったはずが、九両足す九分の値打ちしかなくなってしまう。ここまではわかるな?」
八「へぇ」
隠居「そこで、貧乏人が借金を返せなくなったらしい、といううわさが流れると、証文を持っている奴が一斉に証文を売ろうとするのじゃ。何しろ、どの証文にどれだけ貧乏人の証文が入っているかよくわからないのじゃからな。皆が証文を売ろうとするので値段が下がる。もともとの金持ちの借金証文まで値段が下がってしまう。一人の貧乏人が借金が返せそうもないとなったら、証文を持っている世界中の百人がそれを売ろうとするのじゃからな。だから世界中の借金証文を買って持っていた金貸しや両替屋がみんな大損した。しかも証文を担保に金を借りている連中も大勢いたからの。これがサブプライム問題じゃ」
隠居「しかもじゃ、証文をまとめて売る奴らは、直接貧乏人に金を貸している業者に対して『もっと証文はないか?いくらでも買うぞ』とけしかけておったのじゃ。そこで業者は、最初から金を返せそうもない奴にまで無理やり金を貸して家を買わせたのじゃ。これをメリケンの言葉で『モラルハザード』と言うらしい」
八「へぇ!そこで鼻を垂らしている与太郎みたいな奴にも金を貸したんですかい?そりゃ取りっぱぐれるわけだ」
隠居「だからな、八、お前が家を買うなら借金などせずに、こつこつ働いて貯めて、貯まったら買うことだな。サブプライム問題は、どれが本当に返せない借金かを調べて借金証文を作り直す必要があるので、収まるまで時間がかかるだろう。どうだ、わかったか」
八「へぇ、よくわかりやした。で、問題がサブプライムだけに・・」
隠居「サブプライムだけに?」
八「ずいぶんと寒ぶい話ですねぇ」
お後がよろしいようで。
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登録日:2008年 01月 18日 21:25:33
ニュースリリース

今日は1月25日から始まる「絵本カーニバル」のニュースリリースを作成した。
午前中に市政クラブ(市役所内の記者クラブ。新聞、テレビ、ラジオなど約20社)に投げ込むことができたので、明日には記事が載るだろうと期待している。
ニュースリリースのコツは、記者が記事を書きやすいようにつくることだ。いくら自分達の思い込みが強くても、記者から見ればこの手のイベントの報道価値は50歩100歩だろう。だったら書きやすいリリースを工夫したほうが取上げてもらいやすい。
今回のニュースリリースはA4縦づかいで5ページ。構成は以下の通り。
表題
要約
開催概要と問合せ先
背景と特徴
内容
用語解説
アクセス案内
最初の要約だけで「いつ、どこで、何がある」は書けるようになっている。あとは読者にとって必用な入場料などの情報は開催概要でわかる。5ページあっても最初の1ページですべて済んでしまう。
こちらの思いは「背景と特徴」に縷縷書いてあるが、これはまあ取材用である。リリースを出したらとりあえず書いてくれるが、詳しい記事をもう一度書いてもらうために、会場取材を働きかける。で、取材を受けてさんざんしゃべりまくると、最後には「どこかに書いてありますか?」と聞かれる。その時にもう一度このリリースを渡す。
記者というのは不思議な人たちで、どんなに取材して録音したりメモを取ったりしていても、結局は書かれたものを元にしてしか記事を書かない。だから言いたいことは紙にしておく必用がある。
パブリシティーにもいろいろ細かいノウハウがあるものである。
明日は地元FM局の生番組で電話取材を受ける。12時45分にFMハローから筆者の声が流れるかもしれない。
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登録日:2008年 01月 16日 18:07:56
- プロフィール
- Ryuichi Himori
- (男)
- 団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教員に転職しました。その他行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事、県生涯学習審議会委員、県NPOパートナーシップ会議委員などを務めています。行政への企業経営手法の導入や、文化政策、地域政策、NPO論などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixiもやってます。)
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