2008年 07月
合掌
今日未明に義父が身罷った。享年85歳。
福井工専を卒業後海軍に入隊。技術将校として人間魚雷回天の開発、乗員訓練に携わり、自身も特攻に出撃する直前に終戦を迎えた。
戦後は長く自動車部品関連の中小企業の経営に携わったが、20年近く前に認知症を発症し、晩年は介護付き有料老人ホームで過ごした。穏やかな性格は発症後も変わらず、問題行動もなく、ホームでも歌の好きな“かわいいおじいちゃん”として誰からも好かれた。
7月2日に腸閉そくで入院したが原因が癌であることがわかり、手術や延命治療は行わずにホームに戻り、ターミナルケアに入った。
11日目の今朝、静かに息を引き取った。チューブや点滴につながれることもなく、痛みのない静かな最後だった。
長い間ご苦労さまでした。ご冥福を祈ります。
というような、団塊介護の終盤戦である。
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登録日:2008年 07月 31日 23:58:49
転職の実態
筆者はこの4月に企業に勤めるサラリーマンから大学教授に転職した。
イメージとしてはいいのだが、客観的に見れば、連結売り上げ5500億円の会社から30億円の会社に転職したことになる。
さて、これが規模が小さくなったせいなのかそれとも大学という特殊性なのかはよくわからないが、筆者には事務をするアシスタントがいないのである。サラリーマン時代にもコピーとりなどは自分でやっていたが、仕事はチームでするので、チームの中で会計や庶務を担当する社員はいた。
大学では教授は教育も研究も基本はチームでなく個人で仕事をする。大学院生を指導していれば研究に関わる仕事を分担することはできるが、筆者の場合はまだいない。大きな大学では教授何人かに一人アシスタントがいたり、研究科に学生の事務でなく先生の事務をする人がいるらしいのだが、この大学にはそのような担当はいない。他大学の、甲斐性のある先生は自腹で秘書を雇ったりすることもあるらしいが、筆者にそんな甲斐性はない。
企業にいるときは感じなかったが、大学では研究や教育や社会貢献の仕事をすればするほどそれに付随する細々した仕事も増え、秘書が欲しくなる。
今回、どうしてもたまってしまった仕事があり、姪に研究室に3日間手伝いにに来てもらった。もちろんお礼のお小遣いは自腹だ。しょうっちゅうこの手が使えるわけではない。
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登録日:2008年 07月 30日 00:38:24
やっぱりおかしいシューカツ

インターンシップ授業の終盤は先輩の体験発表。昨年のインターンシップを経験し、その後就職活動に飛び込んで見事内々定を勝ち取った4年生が、これからインターンシップに行く3年生に対して体験を語る。
筆者のアイディアで、10人の先輩が10グループに分かれた3年生に15分づつ体験を語り質問に答える。時間が来たら次のグループに移る。1グループにつき6人の先輩の話が聞ける。先生の話はろくに聞かない学生も、先輩の「12月から5月までに20社受けてすべて落ち、21社目にようやく決まった」というような話を真剣に聞いている。
さすがにシューカツを経てきた学生はしっかりしていて一皮むけた感じがする。しかしよく考えて見ると、大学・学業とは関係のないシューカツで一皮むけるというのも大学としてはなさけない話である。本来であれば一皮むけさせるのは大学でなくてはならないはずなのだ。きびしいシューカツ体験に匹敵する何かを大学が与えていないということか。
一方で、今の3年生の秋からはじまるシューカツはどう考えてもおかしい。学生がいろいろなことに興味を持ち始め、学業に取り組む姿勢ができ始める時にエネルギーをとられてしまう。学生が充分成長する前に企業が採用を決めるというのもおかしな話だ。
そもそも、新卒を4月に一斉に入社させる、というシステムがもう時代に合わないのではないかという気がするが、このことはもう少し考えてみたい。
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登録日:2008年 07月 29日 00:01:38
昼酒最高!

21日は大井駅前東小路のBRADIPOと向かいのビストロアトリエさんの合同企画、2500円で飲み放題食べ放題、15時から19時まで。
まだ明るい時間から、風の通る狭い路地にスツールを出して、冷たい白ワインを飲みながらまったりした時間を過ごすのは最高のぜいたくである。昼酒はそんなにがぶがぶ飲むものではないが、ぽ~っと効いてきていい気分になる。この気分を味わうための、絶妙な営業時間の設定だ。
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登録日:2008年 07月 25日 23:27:03
エアーポートでニューヨーク

ニューヨークじゃなくて入浴。
札幌で学会があったので岡崎の授業のあと中部国際空港(セントレア)へ。
時間があったのでターミナルビル内にある「風の湯」へ。離着陸する飛行機を見ながらのんびり湯船につかるのもまた格別である。
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登録日:2008年 07月 21日 22:24:28
これっておかしくない?
【7月17日 AFP】16日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(New York Mercantile Exchange、NYMEX)の原油先物市場は、米原油在庫の増加を受け、米標準油種の軽質スイート原油(WTI)8月渡しが4.14ドル安の1バレル=134.60ドルで取引を終えた。
≫続きを読む…
(c)AFP
アメリカ経済の低迷で原油の在庫が増え、原油の値段が下がり、株が買われて株価が上がる。
どうして?アメリカ経済が低迷したらアメリカの株買うの?売るんじゃないの?
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登録日:2008年 07月 21日 08:30:09
団塊介護終盤戦

84歳の母の101歳になる姉(筆者の叔母)が入院し、母を連れてお見舞いに行った。叔母は頭ははっきりしているが年が年なのでしばらくかかるようだ。
母もこの春脊髄を痛めて入院し、このまま寝たきりかと心配したがなんとか回復し、入院前と同じとはいかないが歩けるようになった。
そうこうしているうちに、有料老人ホームにいた義父(要介護)が緊急入院した。こちらはかなり悪いようだ。
団塊の世代の親世代の介護もいよいよ終盤戦。その先には自分たちの介護の問題が待ち受けている。
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登録日:2008年 07月 19日 12:23:45
地産地消

筆者の実家は東京の田園調布だが、その庭で弟が野菜を作っている。
植えられているのは茄子や胡瓜、いろいろな種類のトマトなどだ。もちろん売り物ではなく自家消費用、たまに弟の店でサービスに出されることもある。「田園調布産夏野菜の盛り合わせ」といったところか。
昔から東京の郊外の一戸建(サラリーマン家庭でも)では庭で野菜が作られていた。父が子供のころは鶏も飼っていたという。筆者が子供のころもこの庭で祖母がトウモロコシやトマトを作っていたのを思い出す。
小ぶりで形も悪いが、甘味があっておいしい野菜。昔はみんなこんなのを食べていたのだった。
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登録日:2008年 07月 19日 11:22:16
栗東さきらはもっとすごいことになっている

筆者は6月29日の記事にある通りある県の公文協の講演で「指定管理者の先にあるもの」という話をした。
今日、ある講演の打ち合わせでいただいた資料の中にあった栗東市広報の7月号を見て、そのことが現実になりつつあることを知った。
ご存知の方も多いと思うが、栗東芸術文化会館さきらは、2005年から2006年にかけて指定管理者制度の導入でもめたところである。結果的にはそれまで管理していた財団ではなく、JR西日本の子会社が指定管理者になった。このとき筆者も市民主催のシンポジウムのコーディネーターとしてかかわったのだが、あれから2年半以上の月日が流れた。
その後、ご承知のように県知事が交代して栗東市新幹線新駅が「凍結」という名の中止に追い込まれた。その結果栗東市はそれまで進めていた新駅予定地の区画整理事業の後始末などで返すあてのない莫大な借金を抱え込むことになり、財政は一気に逼迫した。
栗東市広報の7月号にはそのため「栗東市財政再構築プログラム(素案)」というのが載っている。中身は平成21年度から実施するものとして、人件費の削減、住民憩いの家や出土文化財センター、栗東歴史民俗博物館など施設の廃止や休館、福祉関係の本人負担の導入や高齢者バス代支援の廃止など厳しい内容がならんでいる。
その中でさきらについて「芸術文化会館文化活動事業補助金の廃止」がうたわれている。これにともなって入場料収入のない育成型事業などはほとんどできなくなるだろう。
さらに平成22年度には児童館保育園の統廃合、遊休資産の売却などが目白押しだが、「さらに検討する項目」として、「栗東芸術文化会館さきら運営方法・転用・休館を検討」と書かれている。
考えて見れば、2005年の指定管理者騒動、「導入反対」だの「財団の雇用を守れ」などはかわいいものだったのである。さきらの指定管理者の期間は5年だが、次回は施設そのものがなくなる可能性があるのだ。ちなみに、現在財団が指定管理者になっている野洲川体育館も「運営方法・廃止を検討」と書かれている。
さて、再び「さきらを守れ」という運動が巻き起こるのか?それとも今は「民間企業が指定管理者になっているから関係ないや」ということになるのか?歳月は栗東市に何をもたらしたのかが注目されるのである。
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登録日:2008年 07月 13日 22:59:00
これは異なことを承る

佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙」シリーズを読んでいるので頭の中が時代小説モードになっている。
(各地の藩の芝居小屋の運営を手広く請け負う江戸の大店(おおたな)寿屋(ことぶきや)の番頭が、芝居小屋に詳しい学問所の先生に諸々相談に来ている。この先生、母方が深川の木場育ちなので時々口調が伝法になる。)
番頭「ところで先生、幕府が各地の藩の芝居小屋を盛んにするために助成金を出しているのをご存知でございますか?」
先生「うむ、地域創造とか申す会所をつくってやっておるやつですね。富くじの上がりも財源になっているはずだが」
番頭「はい、それでございます。それで手前どもも、ある藩の芝居小屋について申請いたしました。ところが、会所では、商人(あきんど)はまかりならぬとおっしゃるのでございます」
先生「それは異なことを。藩のお役人が運営しようが、そなたら商人に運営を任せようが、藩がつくった芝居小屋に変わりはないではありませんか」
番頭「それが、藩か藩がおつくりになった会所でなければだめだとおっしゃるのです」
先生「どれ、ここに会所が作った要綱があるので見てみましょう。なになに・・・
公立文化施設活性化支援事業助成要綱
(2)助成対象者
公立文化施設活性化事業を実施する次に掲げる公立文化施設を管理、運営している者
①地方公共団体
②地域における芸術文化活動の振興に資することを目的として民法第34条の規定により設立された法人のうち、地方自治法の一部を改正する法律(平成15年法律第81号。以下「改正法」という。)附則第2条の規定により、なお従前の例によることとされた改正前の地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき公の施設の管理を行なうもの
③改正法による改正後の地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき指定管理者として指定を受け、公の施設の管理を行なう法人その他の団体
④地域における芸術文化活動の振興に資することを目的として民法第34条の規定にもとづき設立された法人(②を除く。)のうち、地方公共団体が基本金その他これに準じるものを出資している法人で地域創造が特に認めるもの
ふむふむ、番頭どの、そなたらもこの③にあてはまるのではないかな。商人も「管理を行う法人その他の団体」には変わりないでしょう」
番頭「それがどうしてもだめだとおっしゃいまして」
先生「番頭どの、まさかそれで引き下がったんじゃあるめぇな」
番頭「もちろんでございます。どうしてもだめなのでございますか、と食い下がりました。すると最後には、どうしてもということであれば、そなたらに発注している藩の役所に助成金を出すことにはやぶさかでない、とおっしゃいました」
先生「ふん、石頭の役人め。それで藩の役人どもはなんて言ってるんでぇ」(口調がだんだん伝法になる)
番頭「それが先生聞いてくださいまし。藩のお役人は、もし地域創造から助成金が藩に入るのであれば、それは手前どもに回すが、その分管理料は差し引いて遣わす、とおっしゃるのです」
先生「なんだと!そんな理屈があるか、べらぼうめ!おう、寿屋、こうなったら金輪際お上の金なんぞ当てにせずに、商人の意地を見せてやるこったな。てめぇら商人の才覚で、役人どもが思いもつかねえような、藩の領民が喜ぶ芝居小屋の運営をやってみねぇ」
番頭「それはそのつもりでございますが、幕府がかねてからおっしゃっている「公平性」というのはどうなるのでございましょう。同じ藩の芝居小屋を運営する団体でも、藩の作った会所には直接助成し、商人には助成しない、というのはいかがなものでございましょうか」
先生「う~む。士農工商の世の中、お侍の役人が威張る時代はいったいいつまで続くんでぇ。しかし孔子様も「過てば則ち改むるに憚ること勿れ」と曰っていらっしゃるんだから、お役人もしまったと思えばさっさと変えやがれってんだ」
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登録日:2008年 07月 12日 11:44:29
- プロフィール
- Ryuichi Himori
- (男)
- ryuichi.himori@gmail.com
- 団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixiもやってます。)
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