2008年 12月
今年の開眼
この年になっても、毎年「開眼」する(認識を新たにする)ものがある。
今年の場合それは日本酒だ。
導いてくれたのは、知る人ぞ知る京都の日本酒バーヨラムのオーナーヨラムさん。
ヨラムさんから初めて聞いたのが、
①日本酒も瓶で熟成するということ
②日本酒は開栓しても劣化せず、むしろ味の変化を楽しめるということ
もちろんちゃんと保管すれば、という条件つきだ。
そして、軽くフルーティーなさらさらした吟醸酒だけが日本酒ではない、ということ。
写真は大阪府能勢の秋鹿純米吟醸山廃。
複雑なコクのあるどっしりとしたお酒で飲むほどに味わいがある。
ヨラムさんによれば、このお酒は2005年に瓶詰され出荷されたとのこと。
3年間の瓶での熟成を経てこの味になっているのだ。
その後蔵元がレシピを変えたので、同じものはもう作られていないという貴重品。
ヨラムさんはイスラエル人なので、つまみも意外なものが多い。
中近東のチーズ、ハルーミを焼いたものが日本酒に実によく合うのも発見だ。
来年はどんなものに「開眼」できるか楽しみである。
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登録日:2008年 12月 31日 20:54:14
いよいよ還暦
今年は一大決心の転職などいろいろ大きな変化があったが、
来年はいよいよ還暦である。自分がそんなじいさんになるなど想像もしていなかったが、
あっという間である。
それにしても還暦ですごいのがこの人。
6時間40分で80曲を歌いきるパワーと衰えない表現意欲に脱帽。
あやかりたいものだ。
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登録日:2008年 12月 30日 23:19:09
システムプレゼンテーション
大学も26日が御用納めだった。
その前日、25日には「教務システム」を一新するために各業者のプレゼンテーションが行われた。
朝9時半から夕方5時まで、システム会社6社が入れ替わり立ち替わりプレゼする。
聞くのは職員と一部のIT担当教員(情報関係の実務を兼ねる)だが、私は民間企業で基幹システムの重要性を身にしみているのであえて参加して主として教員向けのアプリケーション・インターフェイスを中心に質問した。
アトランダムな感想としては、
1.大学の業務フローについて発注する大学側、システム会社とも必ずしも十分整理されているわけではない。各社ともそれほど大きな相違はないが、接触している大学担当者の要望により重点を置くところが違っている。それがうちの大学にも重要とは限らない。
2.各社ともこ「れはパッケージでカスタマイズしたりオプションを追加したりすると追加費用がかかります」というがそれはにわかには信じられない。パッケージだというになら、そのまま導入したのがどれくらいあるか教えてもらいたい。
3.どうせ価格と中身の充実度やサービスは二律背反だろうから、どこで折り合いをつけるか?
まあシステム業界もいろいろ大変だ。参加された皆様、御用納め直前に御苦労さまでした。
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登録日:2008年 12月 27日 01:43:15
ゼミナール説明会
皆様クリスマスをいかがおすごしでしょうか?
24日は本学でゼミナール説明会があった。これは今の2年生が3年から履修するゼミを選ぶためのものだ。本学では3年、4年と同じ先生のゼミを履修し、4年次に卒業論文を書くのが必修である。
今年の説明会は写真のように体育館にパネルを立て、それぞれの先生がゼミ説明のポスターを貼ってその前に座り、訪れた学生に説明するというポスターセッションの形式で行われた。
これははじめての試みでおそらく全国的にもめずらしいやり方だと思うが、なかなか面白かった。学生はいろいろ見て比較したり何回でも質問したりできるし、先生は他の先生が何をしているのかを知ることができる。
私のゼミのタイトルは「アートマネージメント論~アート(芸術)を通してマネージメント(経営)を学ぶ」
ポスターは村上隆の作品 「Miss ko2」の写真とアートの価値創造と製品の価値創造を比較する図表をのせ、その下にこんな文章を書いた。
「自分が興味があるアート、音楽、実演芸術、映像・デジタルコンテンツ作品などについて、それがどのようにマネージメントされ価値を生み出すのかを、理論と実践の両面で研究します。最後は卒論にまとめます」
「1.たくさんレポートを書かせます。たくさん本も読みます。
2.たくさん発表もさせます。他大学とも交流します。
3.休みを使ったアートやコンサート現場の見学や実習も
あります。学園祭などイベントにも参加(制作)します。
4.講義だけでなくグループワーク、ディスカッションを多用します。
5.だから、かなり大変です。
6.でも、力がつきます。シューカツにも強くなります。
7.みんなでよく学び、よく遊ぶゼミにしたいと思っています」
とりあえず「先生のゼミに行きます!」と言った学生が6人いたが、さてどうなるだろうか。
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登録日:2008年 12月 25日 00:56:44
行政の(解体と)再生
土曜日は私が副代表をしている行政経営フォーラムの「指定管理者を語る交流会」というのがあった。
早い話有志の忘年会なのだが、一応刺身のつまとして私が冒頭30分指定管理者について語り、質問を受ける、という形をとった。
指定管理者についていろいろ話した後で最後にこんな話をした(多分。この後いっぱい飲んでよっぱらったのでさだかではないが)。
「今後、私たちの共有資産、すなわち行政によって解決しなければならない課題はどんどん増えるのである。しかし、経済は成長せず、少子化・高齢化が進むということは、使える資源はどんどん減っていく。増える課題に少ない資源でどう対応するか?これをマネージメントするのが公務員の役割だ。指定管理者制度もアウトソーシングも市場化テストもすべてそのための手段にすぎない。端的にいえば、行政は自ら公共サービスを提供するのではなく、民間企業やNPOからサービスを購入して提供することになる。その時必要な能力は、質の高いサービスを安く購入する高度な発注能力だ。だから評価が重要だと言われているのだ。もちろん、公務員の数は今よりも減るだろう。これが行政の再生の真の意味だ」
これは当日話したことではないが、派遣切りホームレスの問題を考えてみよう。とりあえず今日明日必要なのは暖かい食べ物と行政サービス(住宅提供など)への橋渡しだ。しかし今すぐ、12月23日に行政が動いて直接炊き出しをしたりホームレス一人一人の相談に乗ることはできない。予算もついていないし人手もない。これを今やっているのがNPOや宗教団体だ。だから行政はとりあえず予備費を支出してこれらの団体からサービスを購入し、つまり炊き出しの規模を増やしたりボランティアの相談員の日当や交通費を出すことにより人数を増やしたりしてもらってホームレスに提供する。この仕切り(判断)を公務員がやればいいのだ。
その後酒が回ってから東京都の職員の方から質問がでた。
「どんなサービスを提供するか決めるのは政治であり、公務員が勝手に決めてはいけないのではないか?」
もちろんそうだ。だから有権者・市民・納税者の責任は重大だ。このような場合に政治家に権限を与えることができるのは有権者だけだからだ。
それにしても地方公務員というのは優秀な人達である。この人たちにまともな仕事をさせないのなら、それはひとえに有権者市民・納税者の責任である。
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登録日:2008年 12月 23日 01:21:37
特別食堂
ここは三越の特別食堂だ。
デパートの特別食堂というのは、私のような年代の東京育ちにとってはあこがれのまとだった。決しておいしくはない。しかも高い。だがゆったりとしたスペースでテーブルクロスがかかり、ウエイトレスでなくボーイというのも格式を感じさせる。
いつになく混んでいるのは、今日が三越お帳場カードの招待日だからだ。お帳場カードとは外商カードのことだ。担当の外商がいる個人の上顧客だけに発行されるカードで、昔はつけで買っていたのがカードに変わったものだ。このカードで買うと通常7%引きだが招待日には10%引きになる。
金持ちはケチなので買うときは招待日に来る。今日はジュエリー売り場とメガネ売り場によると粗品(メモ帳と鰹節)がもらえるようになっていたが、金持ちは必ずもらっていく。
お帳場カードを持っているのはただの金持ちではなく三越側が選んだ日本のエスタブリッシュメントだ。何代も続いて三越の上顧客というのが多い。
特別食堂で観察する限り、引退した大企業の役員といったタイプがほとんどだ。日本の高度経済成長を引っ張った方々だが、65歳以上には増額される定額給付金をこの人たちに支給する必要はないし、後期高齢者医療制度ではたっぷり自己負担していただいたほうがいいだろう。
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登録日:2008年 12月 21日 22:47:02
国際交流第二弾
国際交流関係の委員長としての本日のお仕事は、本学の提携先であるアメリカは南ミシシッピ大学から来日した本学との交流責任者の応対。
本日は学長を交えランチのあと正式の会議。そのあとは少人数で学内見学と交流事業の具体的打合せ。終了後いったんホテルに戻り、その後神楽坂のカジュアルなフレンチレストランで非公式のディナー。
ご本人が経営学や国際ビジネスの教授ということなのでその方面の話が弾ずむ。オバマが支持母体の労組に配慮する政策を打ち出して、一段と米企業の国際競争力が弱まるのではないかと危惧していることなどアメリカにもいろいろな意見があるようだ。ずっとアテンドしてくれているのが、本学の日本語に堪能なイギリス人の準教授なので、日米欧の違いもいろいろわかって面白い。
とはいえ、慣れない英語にぐったりつかれた一日だったことは確かだ。
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登録日:2008年 12月 18日 00:06:31
国際交流第一弾
大学で国際交流に関する委員会の委員長をしているので、いろいろ行事がある。
月曜日は年末恒例留学生との交流会。留学生と日本人学生がビンゴゲームなどを楽しみながら交流する。私の乾杯のあいさつは「学生にとって留学生は世界に開かれた窓である。留学生にとって日本人学生は日本に開かれた窓である。お互い積極的に覗き込んでみよう」というもの。日本人学生も積極的に話しかけていてなかなか頼もしい。
さて、本学では規則にはないが慣例として学生の学内での飲酒は禁止している。しかしそれではあまりにも学生を子ども扱いしているのではないか、という意見もあり、今回はテストケースとしてお酒を出してみることにした(何かあったら先生の責任ですよと散々脅かされながら)。やってみればみなさん節度を守ってなんの問題もない。
前にも書いたが、本学は留学生を無理やり入れて定員を埋める必要はないので、結構選んでいる。その結果なかなか優秀な学生が多く、何人か一流大学院に合格した学生もいる。日本人学生にもいい刺激になっているので、なんとかこの状態を続けたいものだ。
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登録日:2008年 12月 17日 23:49:11
- プロフィール
- Ryuichi Himori
- (男)
- ryuichi.himori@gmail.com
- 団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixiもやってます。)
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