2009年 05月 30日

半学半教

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本学の理念のひとつが慶応義塾大学出身の加藤寛学長が提唱する「半学半教」
これは「一日先に学んだ者が一日後から学ぶ者の師となる」という福沢諭吉の教えだ。

そこで木曜日の1限に一年生と三、四年生との合同授業をやってみた。どちらも私のキャリア教育関係の授業の履修者だ。出席者は両方合わせて20人ほど(ほんとうは30人のはずだが)。

まず、あらかじめ頼んでおいた、内定の出ている4年生男子に「私のシューカツ体験」と題して7分ほど話してもらう。

次に学生を学年混成の二つのグループに分け、各グループに一人づつ内定の出た4年生女子を配してグループごとにシューカツ体験を話し、質疑応答を行う。ひとしきり話し合ったところで4年女子はグループを交代、もう一度同じ話をする。

やはり「20社受けて全部落ちて10日ほど家に引きこもって、そこから復活して受けた21社目で内定をもらった」「面接官から、君は社会に出る心構えができてないんじゃないの、と指摘された」というようなリアルな話は一年生や三年生には刺激的だ。

ひとしきり盛り上がったあとで、それぞれグループ討議。テーマは「キャリア形成の上で大学生活でしておくべきこと」司会は上級生、発表者は一年生と指定。

めずらしく活発な議論が行われ、一年生が発表。発表で印象に残ったのは「大学に入って先輩とまともに話したのはこれが初めてでとてもよかった。。今日の話を参考にいろいろがんばりたい」という言葉。

今の学生はあまりサークルにも入らないので、先輩と接する機会はほとんどない。今日は単位の取り方や取りやすい授業などもアドバイスされていて一年生にはいい機会だっただろう。上級生にとっても自分を見つめる機会になったはずだ。

半学半教はあなどれない。

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登録日:2009年 05月 30日 00:25:59

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Ryuichi Himori
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団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事、(社)指定管理者協会理事長などいろいろ。公共経営・行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論などを研究しています。
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