ラーメン屋の世界精神

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1806年、哲学者ヘーゲルはイエナの町を行進するナポレオンを見て「馬上の世界精神を今日見た」と書簡に書いている。
筆者が「世界精神」を見るのは会社の近くのラーメン屋だ。なんの変哲もない店で、昼時には近所のおばちゃんや道路工事をしている人たちがくる。
この店はなぜか弊社の英語圏社員のお気に入りだ。
今日も筆者がチャーハンと餃子のセットを食べている隣のテーブルには、弊社の社員であるアメリカ人3人、日本人1人のグループが座り、ラーメンや焼きそばを器用に箸を使いながら食べている。英語で話している内容は新しく開発するプログラムの打ちあわせのようだ。
地方都市の小汚いラーメン屋で、アメリカ人と日本人がラーメンをすすりながら仕事の打ち合わせをしている姿に「世界精神」を見るのは私だけだろうか。
企業のグローバル化の進展というのは、超高層ビルのオフィスではなく、このような日常的な光景の変化に現われるのだ。

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登録日:2006年 11月 14日 13:18:43

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プロフィール
Ryuichi Himori
(男)
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団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事、(社)指定管理者協会理事長などいろいろ。公共経営・行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
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