団塊イリュージョン
かねてから団塊市場など幻想だと主張していたが、ようやく日経ビジネス2006.10.30号に「団塊イリュージョン~巨大市場の幻想を砕く格差拡大」という記事が出た。
意識調査で46%が下流。「下流社会」の著者三浦展によれば団塊世代を8つのクラスターに分け、その最大のボリュームは「団塊ニート」。特徴は「年収も貯蓄も少なく、消費への意欲も低い。仕事、趣味、ボランティアにも消極的。朝から図書館で新聞を読んでいるタイプ。」だと言う。
それでも懲りずに、「3F市場に希望の光」などという記事でフォローしている。3FとはFuture、Family、Funだといい、それにまつわるビジネス(カレッジリンク型シニア住宅、シニアサロン、ツリーハウス、カード式墓地など)を紹介している。一部のリッチ層を対象にしたものではないというが、まあ見込み薄だろう。
ひとつだけ記事の中で気になったのが、「お笑い福祉士」という資格。
挑戦してみようか・・・
カテゴリー[ 団塊世代 ], コメント[6], トラックバック[1]
登録日:2006年 11月 18日 13:48:45
コメント
この三浦展という学者は、ちょっとおかしい。「団塊ニート」なんて言葉使うなよ、といいたい。朝からジャージ着て、図書館で新聞読んでいるオヤジ、がそのイメージなのだろう。全国紙がつまらなくなって、いまどき、オヤジ以外に新聞読むやつはいないでしょう。
昭和20〜30年代、私は幼児であったが、JRの上野駅の地下道や公園付近で、浮浪者のたむろしている光景が目に焼き付いている。自分と年のかわらぬ子どももいた。今、その光景がホームレスにとってかわっただけのようだ。このなかに、団塊世代も多くいるはずだ。低所得・低貯金といっても、雨露しのげる住まいがあるだけ、まだましではないか。人間食うのに精一杯のときに、ボランティアも消費欲もあったもんじゃないが、行政にたのまず、何とか団塊的人間力で相互扶助のできる生活世界が復活できればいいなと、おもいます。何といっても、貧乏を肌身で知っている世代ですから。
お笑い福祉士、ぜひ挑戦してください。最近のお笑いタレント…ぜんぜん笑えない…。
なび @ 2006年 11月 19日 17:01:20
三浦展という人は学者じゃなくて、昔パルコが出していたアクロスというマーケティング雑誌の編集長をしていた人です。「第三山の手」とか一世を風靡したキーワードをたくさん考えた人です。20年前、パルコ、西武、田園都市線、金妻など日本の繁栄の絶頂期に咲いたあだ花と言えるでしょう。一見データに基づくながら実はこじつけ、という当時のマーケッターの典型ですから、階層社会でも格差社会でもなく「下流社会」というネーミングを考え出して復活しているようです。
そんなことに惑わされずに、これからはおっしゃるように相互扶助、同世代で助け合いの時代だと思います。
お笑い福祉士、どうすればとれるのでしょうか。研究して見ます。
himori @ 2006年 11月 21日 21:59:49
団塊ニート??
初めて知りました。
団塊のパワーを感じ続けてきた直後の世代です。
いろんな方が居ましたが、皆さん侮れない方々です。
アハハな母 @ 2006年 11月 27日 16:58:11
アハハな母さん、コメントありがとうございます。侮れない人もいればジャージ着て図書館で新聞読んでるのもいる。数が多いこともあって多様な人がいるのが団塊の世代です。これからもいろいろコメントしてください。
himori @ 2006年 11月 27日 23:32:18
初年度団塊世代の一員として、桧森さんのかねてからの「団塊イリュージョン」説にほぼ同感です。しかし、この正月休み長男の結婚式のためにグァム島に出かけて、団塊市場について別の発想が広がりましたよ。
それは「新たな団塊市場」は望み薄だが、「代替支払い団塊市場」は今後もさらに広がるのではないか、ということです。
①自らスポンサーになって、子供夫婦とその子供たち(孫)との家族旅行を楽しんでいる団塊世代が想像した以上に多い
②そもそも「パラサイトシングル」とか「NEET」の存在は、団塊世代の「代替支払い市場」そのものではないか
そういう我々夫婦は、長男夫婦の招待旅行だったので直接旅行費は払わなかったので上記①②の分類に該当しないと思ったが、事前の祝儀や現地での食事など少なからぬ?間接(代替)出費をしているのだと気がついたのですよ。
従って、桧森さんが異論を唱え続けているのは、リタイア年齢を迎えた団塊世代の「新たな目論見市場」であって、既に形成されている一般市場に「代替支払い」してパイを大きくしているケースは、確実に肥大化しているのではないかという実感を持ったのです。
新たなビジネスはマスコミねたになりやすくクローズアップされやすいが、そうではなく、どっこい調査分類しにくい分野で消費が増えているのではないか、ということです。
macchan @ 2007年 01月 10日 21:17:21
macchanさん、ご長男のご結婚おめでとうございます。代替支払い市場というのは確かにありますね。自分のことを考えても。別の見方をすれば、いまのままの制度(年金、医療など)では若い世代が割りを食うので、親の世代から個人的に所得移転をする、ということかもしれません。
himori @ 2007年 01月 11日 22:29:40
コメントを追加
Trackback
この記事に対するトラックバックURL:
現代社会に潜在する、声に出せぬ教育の壁 団塊世代に近い同胞は誰しも感じているであろう 希薄すぎる目的意識の欠如 そして、事なかれ思想の蔓延 次世代への過剰な期待伝承義務感から生まれる 猜疑心と焦燥感に苛まされる日々 良き時代に思い出を馳せる年代諸氏にとっては 忸怩たる思いであろう。 厳しく企業社会の倫理常識を鍛錬させる難しさ 教えを請う側の倫理感と道徳感の欠如を、問うことも出来ない現実。 何時かしら蔓延している教えられる側の倫理の定着 それほど、金の卵と言われるほどは素養を持ちえていないと思えるのだが・・・・ 何故 こんな社会/日本になってしまったのか 伝統...
date:2006年 11月 19日 15:39:27
- プロフィール
- Ryuichi Himori
- (男)
- ryuichi.himori@gmail.com
- 団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixiもやってます。)
- 最近のエントリー
- [07/08] 南スペイン アンダルシアへの憧憬
- [07/03] 新しいカテゴリー「指定管理者制度」
- [07/03] 変わるもの変わらぬもの
- [06/29] 指定管理者講演会
- [06/25] インターンシップ面接
- [06/24] 「大阪維新プログラム」へのコメント
- [06/24] ブログネタ
- [06/17] シューカツの真実 その5
- [06/17] シューカツの真実 その4
- [06/15] お金は銀行に預けるな!?
- 最近のコメント
- [07/05] 何のための税金か? メープル
- [07/03] 指定管理者講演会 輪
- [07/02] 指定管理者講演会 himori
- [07/01] 指定管理者講演会 handa
- [07/01] お金は銀行に預けるな!? himori
- [07/01] 何のための税金か? himori
- [07/01] 指定管理者講演会 himori
- [06/29] 指定管理者講演会 まる3
- [06/24] 何のための税金か? メープル
- [06/17] お金は銀行に預けるな!? handa
- 最近のトラックバック
- 月別アーカイブ
- 2008年 07月 [3]
- 2008年 06月 [14]
- 2008年 05月 [10]
- 2008年 04月 [13]
- 2008年 03月 [18]
- 2008年 02月 [19]
- 2008年 01月 [19]
- 2007年 12月 [22]
- 2007年 11月 [25]
- 2007年 10月 [18]
- 2007年 09月 [17]
- 2007年 08月 [15]
- 2007年 07月 [18]
- 2007年 06月 [14]
- 2007年 05月 [20]
- 2007年 04月 [12]
- 2007年 03月 [16]
- 2007年 02月 [16]
- 2007年 01月 [18]
- 2006年 12月 [16]
- 2006年 11月 [16]
- 2006年 10月 [16]
- 2006年 09月 [23]
- 2006年 08月 [19]
- お気に入りリンク
- 検索