いまどきの中学生

画像

以前にも書いたと思うが、経済産業省委託事業「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」の我が県のプロジェクトにコンソーシアムの一員として参加している。
企業の地域社会貢献の一環としての筆者のお仕事だ。

写真のように直接モデル校となった中学に出向いて授業支援を行なうこともある。

中学生と接していて感じることは、いまどきの中学生は自分で考えるのが苦手、ということだ。筆者は中学生に自分で考えるためのヒントを出したり、考える道筋を説明したりしているのだが、生徒は筆者が何か答えを言ってくれるのではないか、と真剣に聞いている。そして結局答えを言わないのだということがわかると、な~んだと不満そうな顔をする。

先生によっては、授業を進め成果を整えるために、例えば、というように答えを言ってしまい生徒がそれをそのまま写すのをよしとする、ということもある。何も考えない烏合の衆のような生徒達を前に結果を出さなければならない(成果物を発表しなければならない)、ということから気持ちはわかるが、これではいつまでたっても考える力がつかない。

ゆとり教育は自分でものを考える力をつけさせるはずだったが、結局学力低下を招き否定されてしまった。にもかかわらず、世の中には正解がある問題ばかりではなく、自分が答えを追い求め、創りださねばならない問題の方がむしろ多いのだ、ということをどのように教えればいいのだろうか。
・・・・・・
・・・・・・

ところで、誰も言わないのであえて指摘しておくが、学校週5日制は単に先生方の休みを世間並みにするために屁理屈をつけて実施したものであり、筆者は反対だ。
授業時間が足りないことは明らかではないか。一刻も早く週6日に戻すべきだ。
先生方が休みたいとうのなら、教員数を増やしてシフト勤務にすればよい。

カテゴリー[ キャリア教育・生涯教育 ], コメント[2], トラックバック[0]
登録日:2006年 11月 20日 10:42:16

コメント

ゆとり教育、って大学教育の場では「恐怖の言葉」です。
「ゆとり教育の世代が大学に入ってきたらどんなことが想定されるのか」で会議は
ゆれるゆれる、です。
今のところ、私は教えるのに違和感はないのですが

来年度から、某高校で、ベトナム語を教えることになりました。
つまり、つい最近まで中学生だった子たちです。
うおおおお 想定できない!
恐ろしいことです・・・ 
まあ、その新しいコースが無事開講するかどうかは、募集が集まるかどうかに
かかっているのですが。

先生になりたい人は増えていて、子供は減っているのだから、私も週6に戻すべきだと思います。小学校の先生をやっている義理の姉はいつも忙しい。

ねい @ 2006年 11月 24日 01:11:55

ねいさん、コメントありがとうございます。

ゆとり教育の前から学力は低下傾向(自分で考えるのが苦手)ですからそんなに心配?いらないと思いますけどね。それに大学では、まじめな学生の比率は増えていると思いますし。

高校でベトナム語というのも意欲的ですね。私の出た高校は第二外国語があって私はフランス語とりました。全然身につかなかったけど、授業は楽しかったという記憶があります。
というのも先生があの辻邦生をはじめ留学帰りの若手学者で、脱線してフランスの文化や文学の話をしてくれたからです。ねいさんもきっと印象に残る授業をしてくれることでしょう。

お姉さんのように、週5日で結局先生はかえって忙しくなっていますね。

himori @ 2006年 11月 24日 16:21:17

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Ryuichi Himori
(男)
ryuichi.himori@gmail.com
団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
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