小泉神話の集合的無意識(第二弾)
そろそろ昨年の選挙を思い出していただいただろうか。
このシリーズで言いたいのは、小泉神話を生み出した集合的無意識は意外と強いのではないかと言うことだ。ユングが考えたほどではないかもしれないが、いかに健忘症の日本人とはいえ、なにしろ集合的無意識はそうそう消えるものではない。
そのことを逆の面から照らしているのが、筆者の昨年の選挙での見聞、つまり地すべり的に勝利した自民党の末端組織がいかに機能しなかったか、ということだ。
それではMLからの転載第二弾である。
2005年9月8日
「今日は別の選挙区の某候補の選挙事務所から生中継です。ここは都市中心部の選挙区です。中選挙区から小選挙区に変わって4回目の選挙ですが、さすがに地元の選挙基盤や組織が大きく変わってきたのが感じられます。
ひとつは、お金がないこともあって利益誘導的要素が薄れてきたために、支持団体が選挙をやる理由が変わってきたことです。(というか理由があまりないのでいやいややっている。)
二つ目は、下請けの社長や土建屋のおっちゃんも代替わりして若返ったために(50代が多い)、選挙事務所でも意外と政策が話題になります。というのも変な話ですが、今までは政策などどうでもいい人たちがやっていたので。(小泉支持もわりと多い)。
伝統的な保守の地盤もかなり変りつつあるな、というのが実感です。ただ、選挙というお祭り好きの地域の体質はあまり変わっていないようです。
盛り下がっている理由のひとつに、小選挙区で党組織選挙になっている、ということがあります。実は前回の大物大臣経験候補と今回の候補は中選挙区時代は同じ党でしのぎを削っていました。小選挙区で大物が川の向こう岸に行き、支持者が取り残されました。
例えば個人後援会の○○婦人会は△△党婦人部となり、かつてのライバルを応援することになったのです。結果として、おばちゃんたちもどうも力が入りません。
候補者個人への思い入れが薄いので、△△党員としての「お仕事」感覚でやっているようです。」
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登録日:2006年 11月 28日 21:01:08
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- 団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
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